金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

崩れる地域医療

2007年05月29日 07時07分50秒 | 青森県の医師不足
県政を問う-5- 医師不足 医師も悲鳴

『東奥日報』
http://www.toonippo.co.jp/

医療関係者が注目する西北五の中核病院構想。中核病院の建設地が決まったものの、事業費の詳細や周辺病院の役割が決まらない。何よりも五十五人もの医師確保の見通しが定かではない。一一年の開業に暗雲が立ちこめる中で、医師不足にあえぐ金木病院の救急車受け入れが止まった。

津軽地域も、病院機能の再編成が暗礁に乗り上げたままで、救急医療に対する住民の不安は増している。藤崎病院は公設民営での生き残りを探り、平川病院はやむなく診療所として出発することになった。不本意な”自然淘汰(とうた)”が進む中、中核病院に外来患者や救急患者が集中し、労働環境はますます悪化。勤務医の疲労はいよいよ限界に近づいている。「過労死が頭をよぎる」と、複数の医師は証言する。(一部抜粋)

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「自然淘汰」

なんと冷たい言葉か。止むを得ない、しかたがない、いないものはいない、無い袖は振れない・・・。何度聞かされたことか。

国策や県政のミスを住民に押し付けるなと言いたい。

新ダーヴィニズムは市場原理システムを正当化するまやかしと批判に晒されている。社会福祉、人権尊重があってこその国である。医療崩壊の背景にこの国の精神の貧しさが透けて見える。

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1 コメント

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Unknown (Columbo)
2007-05-29 08:10:48
>国策や県政のミスを住民に押し付けるなと言いたい。

ごもっともなご意見です。しかしそれら政治家を選んだのも住民(国民)です。それが民主主義。

私があの夕張市民に対して今ひとつ同情的になれないのもそのためです。

今年は国政選挙もありますから、ここは投票行動で意思表示するしかないと思います。
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