金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

暖冬さまさま

2007年02月12日 07時33分11秒 | 金木病院を守ろう
金木病院 救急受け入れ休止から一ヶ月
患者搬送混乱なし  不安は消えず
『東奥日報』07.2.11 http://www.toonippo.co.jp/

公立金木病院(五所川原市)が医師不足のため一月一日付で救急車受入れを休止して一ヶ月余が過ぎた。金木病院エリアの同市金木地区以北と中泊町では今冬、救急搬送患者数が例年に比べて大幅に減少し、搬送体制や救急患者の主な受け皿となっている同市の西北中央病院に今のところ混乱は見られない。消防関係者らは「暖冬で交通事故や急病人などが減少したのではないか」とみているが、一方で「今後、患者が集中する事態になれば救急体制に影響が出る可能性もある」と不安を抱え続けている。
五所川原地区消防事務組合のまとめによると、金木以北の金木、中里、市浦、小泊の四消防署の一月の救急搬送人数は六十人で、〇五年の八十一人、〇六年の百二人に比べて大幅に減っている。
救急搬送が減少した要因ははっきりしないが、消防、病院関係者は①暖冬で、容態が急変する人や交通事故のけが人が減少②安易な救急利用が減少③患者が救急車ではなく外来で金木病院を利用している―とみている。四消防署管内は現在、金木病院から車で二十分ほどの西北中央病院への搬送が中心となっている。四署管内の救急車不在時間は必然的に長くなるが、同事務組合担当者は「今のところ、他署かたの救急車応援は必要となっていない」と説明する。
西北病院によると、同病院への救急搬送は一日一件ほど増えているが「一月から当直の看護師を一人増やして対応している。今のところ特に危機的な状況という話にはなっていない」(同病院事務局)という。
しかし、消防関係者などからは「患者が集中すれば、救急体制がパンクしかねない」との声が聞かれるほか、住民からは「救急車を呼びたくても呼ばない人がいる可能性もある」との指摘もある。
住民グループ「金木病院の救急体制を維持する会」事務局担当の一戸彰晃さんは「救急を元にもどすのはもちろんだが、金木病院を将来どのような体制にするのかも具体的に検討してほしい」と行政側に求めている。

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関連ブログ「消えた50%」
http://blog.goo.ne.jp/kinbyou/s/%BE%C3%A4%A8%A4%BF

科学の最先端である「医療」がお天気まかせでは、なんとも情けない。天を拝んでどうなるものでもあるまい。

昨年は大雪だった。救急搬送は100件を超えている。雪と救急の相関性が明らかになった。来年大雪となる可能性を否定できるのは預言者だけ。それも当てにならない。

ところで、金木病院の内科縮小により西北中央病院が大混雑しているという。救急問題は暖冬でなんとか切り抜けられそうだが、地域の医療体制はますます厳しい状況に追い詰められていることにも注意したい。市当局は直ちに対応しなければ西北中央病院もドミノ倒しになるだろう。それを防止するためにも金木病院を守り充実させなければならない。「金木病院は五所川原市医療の生命線」である。

既報によれば、西北中央病院の救急は一日平均約一件の増加という。救急搬送が少ないとはいえ一月は60件。差し引き30件はいったいどこへ行ったのだろう。危惧されたタライ回しにあったのでは・・・と不安を禁じえない。

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