
もうひとつの正倉院と称して、市内の旅館・ホテルで、「第58回奈良正倉院展」に合わせて、市内の旅館ホテル19軒で、正倉院展の期間中に来られる観光客に何か「おもてなし」が出来ないだろうか?楽しんで頂く様な事業を考えられないだろうか?という事で、お宿博物館「まちかど正倉院」と称して、各旅館・ホテルの所蔵している「お宝」と展示しています。
創業約150年の魚佐(うおさ)旅館では、昭和30年代に修学旅行生をブラスバンド演奏で歓迎した時に使ったトランペットや江戸時代のカレンダーや明治30年頃のパンフレット「引札(ひきふだ)」などを展示する。
かつて「尾花座」として映画や芝居を公開していたホテルサンルート奈良は、かつて、尾花座で上映された映画のチラシなど。田中絹代や上原謙、高峰秀子ら懐かしいスターたちの名前が並ぶ。
奈良ホテルは、「清朝最後の皇帝」とされた愛親覚羅溥儀が宿泊した際に新調した食器セット(ラストエンペラーゆかりの食器)を出品。
奈良ロイヤクホテルでは、過去に行ったディナーショーのポスターの展示など


それぞれの旅館・ホテルで秘蔵の品々を展示しています。
一見の価値あり
飛鳥荘・魚佐旅館・菊水楼・グリーンホテル馬酔木・奈良簡易保険保養センター
奈良ホテル・奈良ロイヤルホテル・白鹿荘・ビジネスホテルセンチュリー
ピープルズイン花小路・ホテルアジール奈良・ホテルサンルート奈良
ホテル日航奈良・ホテルフジタ奈良・ホテル三笠温泉・よしだや・料理旅館吉野
旅館南都・旅館松前
計19軒
創業約150年の魚佐(うおさ)旅館では、昭和30年代に修学旅行生をブラスバンド演奏で歓迎した時に使ったトランペットや江戸時代のカレンダーや明治30年頃のパンフレット「引札(ひきふだ)」などを展示する。
かつて「尾花座」として映画や芝居を公開していたホテルサンルート奈良は、かつて、尾花座で上映された映画のチラシなど。田中絹代や上原謙、高峰秀子ら懐かしいスターたちの名前が並ぶ。
奈良ホテルは、「清朝最後の皇帝」とされた愛親覚羅溥儀が宿泊した際に新調した食器セット(ラストエンペラーゆかりの食器)を出品。
奈良ロイヤクホテルでは、過去に行ったディナーショーのポスターの展示など



それぞれの旅館・ホテルで秘蔵の品々を展示しています。
一見の価値あり
飛鳥荘・魚佐旅館・菊水楼・グリーンホテル馬酔木・奈良簡易保険保養センター
奈良ホテル・奈良ロイヤルホテル・白鹿荘・ビジネスホテルセンチュリー
ピープルズイン花小路・ホテルアジール奈良・ホテルサンルート奈良
ホテル日航奈良・ホテルフジタ奈良・ホテル三笠温泉・よしだや・料理旅館吉野
旅館南都・旅館松前
計19軒
また、この企画は、「自館のウリは何???」という事を考えた最初の企画でも有りました。「自分の館は何を見せよう?」と云う事を考えた時、展示物が決まって来ました。「三笠温泉」さんは、「当館からの眺望も展示物の一つです!」と出されました。これは、此の館のウリでも有ります。
また、金野先生が例に挙げられた、「奈良ロイヤルホテル」さんは、20年程度の歴史です。奈良のホテルとしては、旧い部類ですが、旅館から見れば、ずっと新しいです。しかし、この様な展示物を考えて頂けました。
一部の旅館からは、「ウチみたいなモン、何にも無い」と、つっけんどんにおっしゃられた店とは対称的に、展示を考えて頂けた良い例で有ります。何も、50年、100年と続いたから有る、10年、20年だから無い、という訳では有りません。ロイヤルさんの様に、自分の旅館・ホテルのコンテンツを考えたからこそ、出来た物で有ります。八坂支配人、ありがとうございました。
この「まちかど正倉院」という名前は、「きたまち」の「まちかど博物館」と、混同されそうですが、趣旨は、ほとんど同じです。申し訳ありません。しかし「正倉院」というのは、「蔵」の名前で、神武天皇以来の宝物を収納していたのが、東大寺の正倉院なら、各旅館・ホテルの倉庫も、そこの施設が大切にしている物を収納している、各旅館・ホテルの「正倉院」な訳です。
ですから、皆様の御家庭にも、無論、金野先生の御家庭にも、同様の「正倉院」が有るはずです。これは、立派な土蔵や収蔵庫ではなく、戸棚の奥で有ったり、はたまた床下で有ったりするかも知れません。しかし、大切な物を保管しているという点で、これらも全て「正倉院」と名付けても良い、と考えたからで有ります。ですから、皆様も一度御自分の自宅の「正倉院」はどういう物かを、再検討してみられても、興味深い結果が現れるのでは無いでしょうか。
「まちかど・・・」と名付けた理由は、此処に有ります。決して、全てが、国立博物館級の煌びやかな物では有りません。しかし、これらは、奈良の各旅館・ホテルの先人が、祖先が頑張って誘客の為に頑張って来た物で有ります。こういう人物の上に我々が居る、という事を忘れてはいけない、と思います。
此の事業は、決して旅館・ホテルだけの事業では有りません。八百屋さん、魚屋さん、床屋さん、和菓子屋さん、天ぷら屋さん・・・・・等々の商店や、一般のサラリーマンの御家庭でも出来る事です。個展の商店・家の生い立ちを見て頂く事が、奈良市民に出来るホスピタリティーの一つでは無いでしょうか。京都の祇園さんの時、京都が斯様の事をしています。ブラッシュアップして、奈良の底力を見せてやりましょう。
また此の事業は、地図代しか経費がかかっておりません。経費のかからぬ催事で、某会議所などは、この点は見習って頂きたいものです。
金野先生、取り上げて頂き、ありがとうございました。また、長々としたコメント、大変失礼致しました。
首謀者だからこその、書き込みご容赦下さい。
今でも背任しておりますが、金田は、「なら燈花会の会」の役員でも有ります。で、当館の広間で、しばしば燈花会の会の集会を行います。此の人々は、ほぼ奈良の人達です。当初、「わーっ、こんな所にこんな旅館が有る!」とか、「中は、こんなんに成ってるねんやー」とか、初めて見た様な意見が、あちこちで出ました。よくよく考えてみると、奈良市民には、奈良の旅館は、不急不要の建物で有りまして、敢えて無くても良いので有ります。だから、中へ入る用事が無く、どの様な旅館が、何処に有るかは、判らなくて当然だった訳です。
自分は、此に気づいた時、ゾッと致しました。「観光産業でがんばっている」という事が、本当の意味で伝わって居なかった訳で有ります。
では、どうしたら・・・・・という事で、「ロビーを開放し、旅館・ホテルのコンテンツを見て貰おう。」という事を思いついた訳で有ります。こうなれば、ロビーまでは入って貰える動機付けに成ります。で、此処に、こんな旅館・ホテルが有る、という事が印象付けられる?、かも知れない、と考え、事業化に至りました。
また、歩き回って、くたびれれば、コーヒーの一杯、昼に咬めば、昼食、はたまた、宿泊にまで続けば良いかナーっという期待も有ります。
僅か正倉院の期間だけでは、満足のいく結果は出ないかも知れません。しかし、此を突破口にして、ロビーの開放を始とした、旅館・ホテルの底力を見て頂きたく思います。
19軒は、非常に個性的な物品を、プレビューして頂いています。地図も有ります。是非とも、回遊しご見学頂き、お金を落として頂けますよう、宜しくお願いいたします。
趣旨説明、大変長くなり失礼致しました。
あとは、見せ方ですね。それとお金を落としてもらえる仕組みづくりですね。
それと、PRの方法でしょう。
来年はもっとブラシュアップをしましょう。
例えば、店の外での看板の設置(共通の旗)
ディスプレーの仕方。キャプションの付け方。来訪者の感想等のデーター収集。
こういう時に、予算がふんだんに有る組織と、そうでない組織とで、差が出て来ます。事業に即した予算配分が有れば、申請し、下ろして頂く事も可能ですが、なかなかこういう助成金は、有りません。
幟旗の作成にも15万程度の資金が必要です。地図で13万、ポスターなどを作るともっと要ります。きちんとした事業にしようとすれば、最低50万程度は要ります。各旅館・ホテルに、と言っても全額出させる訳にはいきません。
また地域振興という観点から見れば、観光協会などは、出して頂ける団体ですが、此処がまたどうにも成りません。
以上の観点から、資金的に、かなり苦労をしてやっている事を御理解頂きたく思います。その反面・・・・・・・
これ以上は止めときます。また怒られる。