金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

地球温暖化対策 NO492

2007年11月27日 | 過去の記事
 
「ノーベル平和賞を受賞したゴア前米副大統領が公明党の加藤修一参院議員に手紙」が(20日付 日経新聞掲載)話題になっている。

 手紙は、ゴア氏に平和賞受賞の祝電を送った加藤氏への礼状として10月始めに届いた。

 この中でゴア氏は、祝電への感謝とともに、加藤氏が温暖化問題(ゴア氏は「climate crisis=気候危機」と表現)に取り組み続けていることへの謝意を表明。さらに「この受賞によって世界の人々の意識の中にこの地球的非常事態が滲透し、それが人々を(温暖化問題に対する)行動へと駆り立てることを願います」と記している。

 加藤氏は「ゴア氏の言葉に意を強くした。来年洞爺湖で開かれるG8サミットを受け、“ポスト京都”に日本がイニシアチブを取らなければならない時代を迎える。公害と闘い、環境を守る闘いを続けてきた公明党の真価が、これまで以上に問われる」と決意を語っていました。(公明新聞より)


 2007年のノーベル平和賞が、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」と、アル・ゴア前米副大統領に授与されることが決まりました。 2007年のノーベル平和賞が、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」と、アル・ゴア前米副大統領に授与されることが決まりました。


 IPCCは、国連環境計画と世界気象機関の下に1988年に設立された。日本を含む100カ国以上の科学者が参加し、二酸化炭素など温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の科学・技術的および社会・経済的評価を行ってきました。

とくに、今年(2007年)4月に発表した第4次報告書の作成では、「温暖化は人間活動がもたらした可能性が極めて高い」と断定した。さらに、このまま温暖化が進むと地球全域で深刻な損失が発生するとも警告をしています。

IPCCへの授賞は、科学が政治を動かしたことへの称賛と言えると思います。

 また、ゴア氏は早くから環境問題に関心を持ち、10年前には米副大統領として京都会議に出席、京都議定書の採択を主導しました。副大統領退任後は講演活動に力を注ぎ、世界中で温暖化対策を訴え続けてきました。映像やグラフを駆使して情熱的に語るその講演は「世界で最もエキサイティングなスライド・ショー」と呼ばれ、その回数は1000回以上にも及んだとされています。

 この精力的な講演活動を題材につくられたのが、ドキュメンタリー映画「不都合な真実」(2006年)です。世界中で大きな話題を呼び、アカデミー賞にも選ばれました。

 映画の一部は科学的根拠に欠ける、ブッシュ政権を意識した政治的思惑絡みの平和賞だ――といった声も一部にあるようですが、ノーベル賞委員会が発言しているように「個人として温暖化対策への理解を広めることに最も貢献した人物」あることは間違いないと思います。


 温暖化現象は最近皆さんが感じられている所だとおもいますが、なかなか取組みにまで至りません。今年8月に政府から発表された、「地球温暖化対策に関する世論調査」の状況を示します。

少し長いですが国民の意識と自分の意識を比べてみてください。

           世論調査報告書    平成19年8月調査
地球温暖化対策に関する世論調査
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-globalwarming/index.html
内閣府大臣官房政府広報室

1.地球環境問題への関心について
(1) 地球環境問題に対する関心
 地球の温暖化,オゾン層の破壊,熱帯林の減少などの地球環境問題に関心があるか,それとも関心がないか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が 92.3%(「関心がある」57.6%+「ある程度関心がある」34.7%),「関心がない」とする者の割合が7.3%(「あまり関心がない」5.9%+「全く関心がない」1.3%)となっている。
 前回の調査結果(平成17年7月調査をいう。以下同じ)と比較してみると,「関心がある」(87.1%→92.3%)とする者の割合が上昇している。

(2) 温室効果ガス排出量増加の周知度
 石炭や石油燃料から排出される二酸化炭素など,いわゆる温室効果ガスが増えることによって地球の気温が上昇する地球温暖化が大きな問題となっているが,わが国の最近の二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が1990年に比べて増加していることを知っているか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合が86.6%,「知らない」と答えた者の割合が13.4%となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,「知っている」(81.0%→86.6%)と答えた者の割合が上昇し,「知らない」(19.0%→13.4%)と答えた者の割合が低下している。

(3) 温暖化のもたらす影響への関心
 地球温暖化によって,自然界や人間生活に様々な影響が出ることが予測されているが,どのようなことが特に問題であると考えるか聞いたところ

「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」を挙げた者の割合が70.9%と最も高く
「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」(60.5%)
「穀物などの農作物の収穫量が減ること」(56.8%)
「雨の量や川の流量が大きく変わること」(53.2%)などの順となっている。
(複数回答,上位4項目)

 前回の調査結果と比較してみると,「海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること」(62.6%→70.9%),「多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること」(53.3%→60.5%),「穀物などの農作物の収穫量が減ること」(51.7%→56.8%)を挙げた者の割合が上昇している。


2.家庭や職場で行う地球温暖化対策について
 (1) 家庭で行っている地球温暖化対策
 家庭でできる地球温暖化対策について,実際に取り組んでいる対策を聞いたところ,
「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」を挙げた者の割合が71.7%と最も高く
「シャワーを流しっぱなしにしない」(60.2%)
「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」(53.8%)
「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」(49.6%)
「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」(48.1%)
「買い物袋を持ち歩いたり,省包装の商品等を選ぶ」(44.4%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)

 (2) 家庭で行いたい地球温暖化対策
 家庭でできる地球温暖化対策について,取り組みたい対策を聞いたところ
「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」を挙げた者の割合が40.4%
「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」(36.4%)
「買い物袋を持ち歩いたり,省包装の商品等を選ぶ」(35.6%)と高く
「シャワーを流しっぱなしにしない」(29.1%)
「冷暖房温度を,目安として夏は 28℃・冬は20℃に調節をする」(28.3%)
「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」(25.7%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)

 (3) 地球温暖化対策を行っていない理由
 提示した地球温暖化対策のうち,実際に取り組んでいない対策について,取り組んでいない理由を聞いたところ,
「経済的なコストがかかるため」を挙げた者の割合が56.3%と最も高く,
「日常生活の中で常に意識して行動するのが難しいため」(22.9%)
「どのように取り組めばよいか情報が不足しているため」(22.5%)
「温暖化対策としてどれだけ効果があるのか疑問があるため」(13.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)


3 調査票
       地球温暖化対策に関する世論調査
                         平成19年8月

Q1 あなたは、地球の温暖化、オゾン層の破壊、熱帯林の減少などの地球環境問題に関心がありますか。それとも関心がありませんか。この中から1つだけお答えください。

 <19年度>               <17年度>
(57.6) (ア) 関心がある       (48.2)
(34.7) (イ) ある程度関心がある   (38.9)
(5.9) (ウ) あまり関心がない     ( 9.7)
(1.3) (エ) 全く関心がない      ( 2.2)
(0.4) わからない          ( 1.0)

Q2 石炭や石油燃料から排出される二酸化炭素など、いわゆる温室効果ガスが増えることによって地球の気温が上昇する地球温暖化が大きな問題となっています。あなたは、わが国の最近の二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が1990年に比べて増加していることを知っていますか。

(86.6) 知っている      (81.0)
(13.4) 知らない       (19.0)

Q3 地球温暖化によって、自然界や人間生活に様々な影響が出ることが予測されています。あなたは、どのようなことが特に問題であると考えますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(53.2) (ア) 雨の量や川の流量が大きく変わること      (55.2)
(56.8) (イ) 穀物などの農作物の収穫量が減ること      (51.7)
(60.5) (ウ) 多くの動植物が絶滅するなど生態系が変化すること(53.3)
(33.7) (エ)珊瑚の白化やマングローブ林の水没が進むこと   (28.7)
(31.1) (オ)マラリアや熱中症などの被害が拡大すること    (21.5)
(70.9) (カ)海面上昇により沿岸域の地形や施設が被害を受けること(62.6)
(34.7) (キ)異常気象による自然災害に対し、保険金の支払額が増えること                                  (30.8)
(0.4)  その他                       ( 0.7)
(0.8)  特にない                      ( 1.5)
(1.7)  わからない                      ( 2.8)
(M.T.=343.9%)               (M.T.=308.9)

Q4 家庭でできる地球温暖化対策について、あなたが実際に取り組んでいる対策は次のうちどれでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(48.1) (ア)冷蔵庫、テレビ、エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替
えや新規購入の際に、省エネ効果の高い製品を選ぶ (67.2)
(10.8) (イ)エネルギー効率の良い給湯器を設置する     (11.9)
(5.2) (ウ)住宅の屋根などに太陽光電池を設置する     (10.6)
(2.2) (エ)家庭用燃料電池を導入する           ( 5.7)
(13.5) (オ)住宅のリフォームの際に断熱サッシを用いるなど省エネリ          フォームをする (18.3)
(53.8) (カ)冷暖房温度を、目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする                                 (57.9)
(71.7) (キ)こまめに電気を消し、毎月の電力消費量の削減に努める                                  (70.9)
(44.4) (ク)買い物袋を持ち歩いたり、省包装の商品等を選ぶ  (45.2)
(49.6) (ケ)風呂の残り湯を洗濯に使い回す          (50.1)
(60.2) (コ)シャワーを流しっぱなしにしない         (53.5)
(2.6) その他                    ( 1.4)
(3.7) 特にない                   ( 1.5)
(0.2) わからない                  ( 0.9)
(M.T.=366.0%)               (M.T.=395.0)

Q5 家庭でできる地球温暖化対策について、あなたが取り組みたい対策は次のうちどれでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(40.4) (ア) 冷蔵庫、テレビ、エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替
えや新規購入の際に、省エネ効果の高い製品を選ぶ
(15.8) (イ) エネルギー効率の良い給湯器を設置する
(21.8) (ウ) 住宅の屋根などに太陽光電池を設置する
(11.0) (エ) 家庭用燃料電池を導入する
(19.7) (オ) 住宅のリフォームの際に断熱サッシを用いるなど省エネリ
フォームをする
(28.3) (カ) 冷暖房温度を、目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする
(36.4) (キ) こまめに電気を消し、毎月の電力消費量の削減に努める
(35.6) (ク) 買い物袋を持ち歩いたり、省包装の商品等を選ぶ
(25.7) (ケ) 風呂の残り湯を洗濯に使い回す
(29.1) (コ) シャワーを流しっぱなしにしない
(1.5)  その他
(9.5)  特にない
(1.1)  わからない
(M.T.=276.0%)

Q6 先ほどお見せした地球温暖化対策のうち、あなたが実際に取り組んでいない対策について、取り組んでいない理由は何ですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)

(56.3) (ア)経済的なコストがかかるため
(22.5) (イ)どのように取り組めばよいか情報が不足しているため
(22.9) (ウ)日常生活の中で常に意識して行動するのが難しいため
(13.2) (エ)温暖化対策としてどれだけ効果があるのか疑問があるため
(2.3) (オ)温暖化対策のための取組を行う必要性を感じないため
(3.6) その他
(9.1)  特にない
(1.8)  わからない
(M.T.=131.7%)

概略ですが、最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

 行動しましょう。 未来のために。 できることから!!

<参 考>
地球温暖化対策に関する世論調査 
(平成17年7月調査)
http://www8.cao.go.jp/survey/h17/h17-globalwarming/index.html

(平成19年8月調査)
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-globalwarming/index.html



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