オリンピックと空手

　オリンピックが終わってしまいましたね。コロナのニュースばかりだったのでオリンピックのニュースは楽しみだったのですが、次はパラリンピックに期待しましょう。

　昔の話ですが、30年くらい前に空手の指導員をしていた頃に中国に空手の指導に行ったことがあります。その時も空手がオリンピック競技になるから頑張って指導してきてくれと当時習っていた師範に言われたことを思い出します。

　私の所属していた組織は大きい方で、組織のお金で先輩たちがヨーロッパに度々行き、少しずつ生徒を増やしていった時期でした。ですので私も是非海外に行かせてくださいっと師範にお願いしたら満面の笑みで「そうか、じゃ中国に行ってくれ」と言われ、当てが外れたが断るに断れず、中国に行ったことがあります。（本当はヨーロッパで旨いワインと料理をと思っていたの・・・）

　中国に着くと共産党員のお迎えでホテルに行き、そこからどこかの大学の空手部の指導のはずでしたが、空手の部員が3人しかおらず、1人は用事があって帰った後で、結局生徒は2人だけ、翌日には中国拳法の南拳の先生の家に泊まり込みで、その先生の弟子数人を1週間毎日指導しました。元々中国拳法をやっていた子供達は驚くほどセンスはよく、教えがいはあったのですが、「空手」の認知が全くされていなかったのを覚えています。

　また、当時は国内に空手の組織が国内に３つか４つあり、ルールもバラバラでこれでは絶対にオリンピック種目にはならないと思っていました。しかし、今回の種目に入っていたのでビックリです。時代錯誤のシゴキや虐めがなく、このまま健全なスポーツとして発展してもらいたいですね。

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