6月26日日曜日。
いよいよシーズン最大目標である全日本選手権ロードレースをむかえました。
大島西海岸コースを11.9キロ×13周回の154.7キロメートルでのレース。
エリートカテゴリーは、入部キャプテン、秋丸選手、湊選手、僕の4名でのエントリー。
全日本ロードに向けて、自分の中では、現状でできる最大のトレーニングやコンディショニングや全日本選手権を知り尽くした野寺監督にアドバイスを聞き、準備してきました。
しかし、レース当日にベストのパフォーマンスが出せるとは限らないので、不安と期待が入り混じった中でのスタートでした。
チームとしては、ゴールまで逃げ切る可能性がある有力選手を含む、複数人での逃げには、乗っていき、スプリンターがいないシマノとしてはレース後半に攻撃し厳しいレースにしたい。
レースは、パレードスタートしスタートゴールラインを超えた後の道が広がる上り区間で正式スタート。
パラパラとアタックが掛かるが、そこまで早くないペースで上り区間を走り、路面コンディションが悪い下り区間を挟み海岸沿いへ。
海岸沿いは向かい風が強く吹いており、アタックはあるものの、決まりにくい状況。
チームでは、湊選手がしっかりと逃げに反応していたので、僕は有力選手の動きをチェックしながら、逃げに反応することができていました。
その後もアタック合戦は続き、上り区間でのペースは早いが、周りに比べて余裕を持って上りをこなしていける。
体を絞った効果がでているようで上りがかなり軽い。
4周目に入る前に、愛三の中根選手、ブリッツェンの鈴木譲選手の逃げができる。
有力選手だが、海岸沿いの向かい風もあるので、二人だけの逃げでは逃げ切りは難しいと思ったので、逃げに乗らなくても良いと判断する。
気が付けば、アタック合戦の影響もあり集団の人数も思ったより減っていました。
その後は、有力チームのBSの井上選手、椿選手が集団をコントロールしレースは進んでいく。
集団がコントロールされている間は、後半での攻撃に備えて、スリーアクションのスポーツドリンクとエネルギージェルを沢山とり勝負どころへ備える。
ラスト3周回に入る前の補給所で入部キャプテンに「集団をかき乱してきます」と伝える。
逃げとのタイム差が縮まった状態でラスト3周回へ突入。
上り区間でアタックし攻撃を開始しようと集団前方で細い上り区間へ。
細い上り区間へ入ると、BS西園選手がペースアップ。
この上り区間でアタックしようと思っていたが、西園選手が強烈にペースアップを図ったので、自分としては良い展開。
そのまま広くなった上り区間で逃げを吸収し、ハイペースのまま頂上を超えていく。
上り切りでは、各チーム有力選手しか残っていない状況。
下り区間に入り、NIPPOの小石選手のアタックに湊選手が反応して、数秒先行。
その後、空港手間で吸収されたが、湊選手が行っていたので、力をセーブすることができた。
海岸沿いに出る頃には、上り区間で遅れた選手が追いついてくる。
有力チームのスプリンターも戻ってくるのでどうにかして振り落したいところ。
そのまま、BS井上選手の引きで、ラスト2周回へ。
道幅が狭い区間から広くなった上り区間で、僕がアタック。
後ろを振り振り返えらず、踏み続ける。
上り区間の中腹で後ろからマトリックス佐野選手が出てきたので、交代し後ろに下がっていくと、アタックの効果もあり集団がバラバラになっており、有力選手だけに。
下り区間に入り、このまま逃げ集団を作りたかったが、思うようにローテーションがいかず、後ろから追いつかれる。
集団の人数は減ってきたので、良い展開。
いよいよ最終周回へ。
上り区間は各チームの有力選手のもがきあい状況。
沿道の野寺監督から「絶対千切れるな!食らい付けー!」と激が飛ぶ。
苦し過ぎて失神しそうになるも、気持ちで何とか頂上を超える。
頂上を超えたところでのメンバーは、ブリッツェン増田選手、愛三の伊藤選手、マトリックス土井選手、NIPPO小石選手、そしてBS初山選手、西園選手、僕。
下り区間に入るもの、有力選手だけなので牽制気味。
というか、きっと周りも苦しいはず。
空港手間で湊を含む数人に追いつかれる。
追いつかれたタイミングくらいで、自分の勘を信じて全てを賭けたアタックへ。
ほぼスプリントするような感覚でのアタック。
後ろを振り返るとBSの初山選手が着いてくる。
二人でローテーションし、海沿いへ。
後ろを確認すると、NIPPOの石橋選手とBSの西園選手が追走している。
集団は、まだ見えてない、逃げ切れる。
海岸沿いの短い上り区間で西園選手だけが追いつき、3名に。
人数的には、不利だが逃げ切りを決めたいので、力を振り絞り、ローテーションに加わる。
BSの二人は明らかに僕より余裕がある感じ。
そのまま海沿いから左に曲がり、上り基調でゴールへ向かっていく。
そこからは、西園選手のハイペース引き。
付いてるだけで千切れそう。
ゴール200メートルから150メートルくらいで、僕がスプリント開始。
しかし、スプリントする力なく3位でゴール。
ゴール後、野寺監督の顔を見ると、涙が止まらなくなり、嬉しさと悔しさで良くわからないから状態になってしまいました。
ワンツーフィニッシュを決めた、初山選手、西園選手もとより、レースをコントロールしていた、BSアンカーチームには完敗でした。
しかし、野寺監督以来の全日本ロードでの3位表彰台を獲得したことを、若手中心の今のシマノレーシングの一員として成し遂げたことを誇りに思いました。
今回のレースを走った、入部キャプテン、秋丸選手、湊選手も感謝したいです。
そして、野寺監督、大久保メカニック、鳴島マッサー、江原さん、前日のU23クラスで頑張って走っていたシマノレーシングの後輩、チームシマノ、現地やライブ中継で応援してくださった皆さまに感謝したいです。
本当にありがとうございました!
やはり優勝できなかったのは悔しいですが、今の自分のステップとして、全日本ロードを狙える位置まで来れたというのは大きな進歩だと思います。
全日本ロードに向けてやってきたプロセスを大切にし。
今の現状では最大限と思っていても、まだもう一段、二段上げていけると思うので、今後も上を目指し、やっていきたいと思います。
まだまだ、今シーズンは終わってないので、気を引き締め、レースで優勝争いができるレベルから勝てる選手になれるように頑張りたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/8c/e977acc851f18c1b61b0e87591f57909.jpg)
phot hideaki TAKAGI
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いよいよシーズン最大目標である全日本選手権ロードレースをむかえました。
大島西海岸コースを11.9キロ×13周回の154.7キロメートルでのレース。
エリートカテゴリーは、入部キャプテン、秋丸選手、湊選手、僕の4名でのエントリー。
全日本ロードに向けて、自分の中では、現状でできる最大のトレーニングやコンディショニングや全日本選手権を知り尽くした野寺監督にアドバイスを聞き、準備してきました。
しかし、レース当日にベストのパフォーマンスが出せるとは限らないので、不安と期待が入り混じった中でのスタートでした。
チームとしては、ゴールまで逃げ切る可能性がある有力選手を含む、複数人での逃げには、乗っていき、スプリンターがいないシマノとしてはレース後半に攻撃し厳しいレースにしたい。
レースは、パレードスタートしスタートゴールラインを超えた後の道が広がる上り区間で正式スタート。
パラパラとアタックが掛かるが、そこまで早くないペースで上り区間を走り、路面コンディションが悪い下り区間を挟み海岸沿いへ。
海岸沿いは向かい風が強く吹いており、アタックはあるものの、決まりにくい状況。
チームでは、湊選手がしっかりと逃げに反応していたので、僕は有力選手の動きをチェックしながら、逃げに反応することができていました。
その後もアタック合戦は続き、上り区間でのペースは早いが、周りに比べて余裕を持って上りをこなしていける。
体を絞った効果がでているようで上りがかなり軽い。
4周目に入る前に、愛三の中根選手、ブリッツェンの鈴木譲選手の逃げができる。
有力選手だが、海岸沿いの向かい風もあるので、二人だけの逃げでは逃げ切りは難しいと思ったので、逃げに乗らなくても良いと判断する。
気が付けば、アタック合戦の影響もあり集団の人数も思ったより減っていました。
その後は、有力チームのBSの井上選手、椿選手が集団をコントロールしレースは進んでいく。
集団がコントロールされている間は、後半での攻撃に備えて、スリーアクションのスポーツドリンクとエネルギージェルを沢山とり勝負どころへ備える。
ラスト3周回に入る前の補給所で入部キャプテンに「集団をかき乱してきます」と伝える。
逃げとのタイム差が縮まった状態でラスト3周回へ突入。
上り区間でアタックし攻撃を開始しようと集団前方で細い上り区間へ。
細い上り区間へ入ると、BS西園選手がペースアップ。
この上り区間でアタックしようと思っていたが、西園選手が強烈にペースアップを図ったので、自分としては良い展開。
そのまま広くなった上り区間で逃げを吸収し、ハイペースのまま頂上を超えていく。
上り切りでは、各チーム有力選手しか残っていない状況。
下り区間に入り、NIPPOの小石選手のアタックに湊選手が反応して、数秒先行。
その後、空港手間で吸収されたが、湊選手が行っていたので、力をセーブすることができた。
海岸沿いに出る頃には、上り区間で遅れた選手が追いついてくる。
有力チームのスプリンターも戻ってくるのでどうにかして振り落したいところ。
そのまま、BS井上選手の引きで、ラスト2周回へ。
道幅が狭い区間から広くなった上り区間で、僕がアタック。
後ろを振り振り返えらず、踏み続ける。
上り区間の中腹で後ろからマトリックス佐野選手が出てきたので、交代し後ろに下がっていくと、アタックの効果もあり集団がバラバラになっており、有力選手だけに。
下り区間に入り、このまま逃げ集団を作りたかったが、思うようにローテーションがいかず、後ろから追いつかれる。
集団の人数は減ってきたので、良い展開。
いよいよ最終周回へ。
上り区間は各チームの有力選手のもがきあい状況。
沿道の野寺監督から「絶対千切れるな!食らい付けー!」と激が飛ぶ。
苦し過ぎて失神しそうになるも、気持ちで何とか頂上を超える。
頂上を超えたところでのメンバーは、ブリッツェン増田選手、愛三の伊藤選手、マトリックス土井選手、NIPPO小石選手、そしてBS初山選手、西園選手、僕。
下り区間に入るもの、有力選手だけなので牽制気味。
というか、きっと周りも苦しいはず。
空港手間で湊を含む数人に追いつかれる。
追いつかれたタイミングくらいで、自分の勘を信じて全てを賭けたアタックへ。
ほぼスプリントするような感覚でのアタック。
後ろを振り返るとBSの初山選手が着いてくる。
二人でローテーションし、海沿いへ。
後ろを確認すると、NIPPOの石橋選手とBSの西園選手が追走している。
集団は、まだ見えてない、逃げ切れる。
海岸沿いの短い上り区間で西園選手だけが追いつき、3名に。
人数的には、不利だが逃げ切りを決めたいので、力を振り絞り、ローテーションに加わる。
BSの二人は明らかに僕より余裕がある感じ。
そのまま海沿いから左に曲がり、上り基調でゴールへ向かっていく。
そこからは、西園選手のハイペース引き。
付いてるだけで千切れそう。
ゴール200メートルから150メートルくらいで、僕がスプリント開始。
しかし、スプリントする力なく3位でゴール。
ゴール後、野寺監督の顔を見ると、涙が止まらなくなり、嬉しさと悔しさで良くわからないから状態になってしまいました。
ワンツーフィニッシュを決めた、初山選手、西園選手もとより、レースをコントロールしていた、BSアンカーチームには完敗でした。
しかし、野寺監督以来の全日本ロードでの3位表彰台を獲得したことを、若手中心の今のシマノレーシングの一員として成し遂げたことを誇りに思いました。
今回のレースを走った、入部キャプテン、秋丸選手、湊選手も感謝したいです。
そして、野寺監督、大久保メカニック、鳴島マッサー、江原さん、前日のU23クラスで頑張って走っていたシマノレーシングの後輩、チームシマノ、現地やライブ中継で応援してくださった皆さまに感謝したいです。
本当にありがとうございました!
やはり優勝できなかったのは悔しいですが、今の自分のステップとして、全日本ロードを狙える位置まで来れたというのは大きな進歩だと思います。
全日本ロードに向けてやってきたプロセスを大切にし。
今の現状では最大限と思っていても、まだもう一段、二段上げていけると思うので、今後も上を目指し、やっていきたいと思います。
まだまだ、今シーズンは終わってないので、気を引き締め、レースで優勝争いができるレベルから勝てる選手になれるように頑張りたいと思います。
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