Keisuke Kimura 『勇気凛輪』

SHIMANO Racing  木村圭佑のブログ

全日本選手権

2019-07-11 13:23:23 | 日記
全日本選手権エリートロードレースにて入部さんが激闘の末に全日本チャンピオンに輝きました。

シマノ レーシングとして追い求めた最高の結果で終えることができました。

入部さんとは、シマノ 加入後から6年間苦楽を共に大きな目標に向かい一緒に突き進んできました。

昨年、入部さんからキャプテンを受け継ぎ、僕がチームキャプテンになってからも、常にチームメイトと共に僕のことを気づかい、信頼をおいてくださり、支えてもらいました。

今までの数々の失敗や、上を目指していく中ゆえに起きるチームメイトとの衝突などを乗り越えた中で培われたチームワークがシマノ レーシングの大きな強みになったと思います。

入部さんは、実力、成績、トレーニング内容など全てにおいてチーム内での信頼は厚く、入部さんがエースとして全日本選手権に挑むことに疑いの余地は一つもありませんでした。

そんな計り知れないプレッシャーや緊張感の中で勝利に向かい走り、悲願である全日本チャンピオンを獲得しました。

レース最終周回を走っているときに、会場アナウンスで入部さんの優勝を知り、まるで自分が優勝したかのようにガッツポーズをしてしまい、ゴールラインを超えるときには、嬉し涙がとまりませんでした。


この入部さんの勝利の裏には、レースを通して共に戦ったチームメイトの献身的な走りがありました。
レース序盤のアタック合戦に全て一人で反応してていた中井。
その後、中井と共にスプリンターの黒枝が苦手な集団牽引を行い、レース後半に向けて、入部さん、湊、僕の足を温存+落車などのトラブルを回避するためにレースをコントロールしてくれました。
レース後半は、湊が中心となりチームが不利になりうるアタックに応戦し、チームが後手に回らないように立ち回り、4位でゴール。

そして、僕たち選手がレースに向けて最善の状態で挑めるように、常に選手のことを第一に考えてサポートしてくださった野寺監督。
全日本選手権に向けて僕たちのメンタル面でのサポートは、全日本選手権を知り尽くした野寺監督ならではの手腕だと感じます。
選手の身体のコンディショニングでは、マッサージャーの鳴島さん、熟練の技術でバイクトラブルなくバイクメンテナンスをしてくださったメカニックの大久保さん。

ゴール後のチームメイトやチームスタッフの方々の喜び、心からの笑顔で入部さんの勝利を分かち合えたあの時間は、今後の人生でも忘れることがないかけがえのない時間になったと思います。


photo:Satoru Kato

photo:Satoru Kato

Photo Tatsuya Mitsuishi(OCN)

横山、小山、一丸も全日本選手権に向けて共に頑張って挑みました。
怪我で戦列を離れている中田も!
そして、シマノレーシングを応援してくださった皆様、ありがとうございました!

全日本選手権に向けては、シマノレーシング以外のチームや選手、スタッフも同じような気持ちや準備をして臨んでいると思います。

優勝したチームや選手に注目が集まりますが、各チーム、選手が力の限りを尽くして挑む全日本選手権はやはり特別なレースだと思います。
コメント
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