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杜撰で不経済極まりない原子力政策が、生存権を脅かし環境を汚染し続けていても、原発推進派の議員を選挙で選びますか?

ドイツ公共第1TV放送の原発事故フィクション「死の地帯」

2012年01月22日 | 国外の情報
1991年5月2日、ドイツ公共第1テレビは、20時15分から45分間、最近は人気ドラマが多いゴールデンタイムに、
「死の地帯」という原発事故フィクションを放送した。

事故を起こしたとされた1974年稼動の原発ビブリスAは、
チェルノブイリ原発事故の翌年1987年に、幸運にも一歩手前で大事故発生を免れた前科がある。

制作者は、自治体の首長たち、気象学者、物理学者、国民経済学者などに、
大惨事が起きた場合、国の被害未然防止対策によって、
どのような被害の程度や結末が予想されるかの聞き取りを行ったという。

日本テレビが1994年11月5日に放送した以下の画像は、おそらく編集して字幕をつけたものだろう。

なお You Tubeでは、ドイツ政府のシミュレーションとなっているが、
ドイツ語のWikipediaには、「政府の依頼で制作された」という記述はない。




さて、せっかくこのような原発事故フィクションをご覧になったので、
地元の原発震災対策を確認してみては?
過去のエントリ「こんなにひどい!原発の監視・通報体制」をご参考に。

私は3.11後、家族が住む大分県庁に電話したが、伊方原発から近いのに原発事故対策計画はなかった。
要請したが、国の策定基準10kmより遠く離れているから必要ないと。

ついでに、画像は見られないが、
2011年1月にドイツの民放TV局で放送された原発事故ドラマ
についても書いたので、興味のある方はどうぞ。