原子力エネルギー問題に関する情報

杜撰で不経済極まりない原子力政策が、生存権を脅かし環境を汚染し続けていても、原発推進派の議員を選挙で選びますか?

原発や核廃棄物貯蔵場周辺で女児出生率低下

2011年09月11日 | 国外の情報
まずは、今年2011年2月の私のTweetから

昨年12月スイス放送の科学番組が、ドイツとスイスなど31ヶ所の原発周囲35kmでは女児の出生率が有意に減少と放送。過去40年間に予定されていた約1万5千人の子供が生まれなかった。チェルノブイリ事故後欧州での調査では80万人の子が生まれず地上核実験後にも同様の結果が見られたという。 2011年2月11日 1:20:09 webから 49人がリツイート

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)は、低放射線量でも胚細胞、胎児、幹細胞が電離放射線に極度に危険に晒されていることがわかっており、原発周辺の女児出生率低下は小児癌の高い罹患率と同様の警告だとし、放射線防護基準や許容値は若く健康な男性でなく胎児を基に決めるようドイツ政府に求めた。 2011年2月11日 1:40:14 webから 28人がリツイート

続き)IPPNW(核戦争防止国際医師会議):原発周辺の女児出生率低下や高い小児癌罹患率は、通常運転中も放出されるトリチウムや放射性炭素などによる内部被曝が原因とみる。放出量は、燃料交換、事故や故障、急速停止の際に更に高まる。今の許容値の決め方は、真のリスクを過小評価している。 2011年2月11日 1:58:23 webから 19人がリツイート


上記のような内容は昨年秋ごろからドイツのメディアも報道していた。そして、今月始めにドイツの新聞や反原発グループのサイトなどに載った記事によると、
ドイツのGorleben(ゴーァレーベン)にある核廃棄物中間貯蔵施設の周辺35kmでも、女児の出生率が減少したというのだ。

Niedersachsen(ニーダーザクセン)州の保健局が、生物統計学の専門家に委託した未発表の報告書では、
英国の使用済み核燃料再処理工場から中間貯蔵施設へ核廃棄物の輸送が始まって以後、

女児100 男児101だった割合が
女児100 男児109になった。
(ドイツ全国の統計では女児100 男児105)


今後もさらに調査報告は続くとみられるが、ドイツもスイスも、このような疫学調査を進めてきたからこそ脱原発の決断も早かったのだろう。