一本目からは3ヵ月半しか経っていませんがなんかイメージが違います。
【熱血恋愛道】
<1999年5月2日>
『双子座のB型BOY』
福永 孝介・・・松本 潤
美弥・・・千葉 れみ
★双子座の特徴
《好奇心が強い、飽きっぽい、12星座で1番恋多き性格》
(※『 』・・・心の声)
パソコンでメールしているサラサラヘアーの孝介。カワイイ
・・月20日、お台場で会おう!
『俺達は始めてのデートの場所として、お台場を選んだ。
美弥と俺は半年前にネットを通じて知り合い3ヶ月前から恋人として
付き合うようになった。遠く離れて暮らし1度も会った事がないのに
恋人になるなんておかしいと思われるかも知れないけど・・』
画面の美弥の写真を見てニヤつく孝介。
愛してる 早く会いたい・・・・・・美弥
『写真を交換し合ってお互いの顔も知ってるし俺は彼女と必ずうまく
付き合えると信じていた』
LOVE YOU TOO・・・孝介
★初めてのお台場デート★
孝介と美弥が海をバックに向き合っています。
美弥は髪を2つに下で結んでいて思ったより地味です。
孝介「やっと会えたね。(笑顔)」
美弥「でも・・・今日が終わったら又夏休み迄会えないね。」
孝介「何言ってんだよ、まだ会ったばっかだよ。
今日1日で3か月分の思い出作ろう。な!」
美弥「うん!」
孝介「じゃぁ~どうしよっか?」
美弥「えっ?」
孝介「どこ行こうか?」
美弥「あっそっか・・・あたし・・・」
と言ってプリクラを見ます。そして孝介のメールを思い出します。
デートの記念にプリクラを撮ろう。
美弥「任せる!」
孝介「じゃぁ~とりあえずお茶でも飲みに行こうか?」
と言って美弥と手をつなごうとしてサッと引っ込められてしまいました。
美弥「行こ、お茶!」
と言って先を歩きます。
孝介『メールの時より・・・なんかノリ悪~な!』
<喫茶店>
うなだれてボーっとしている美弥。
孝介「ね!聞いてる?」
美弥「え?」
孝介「もしかして緊張してんの?」
美弥「ううん・・・まさか(笑)」
孝介『なんだよ!メールの時と全然違うじゃん。』
横を向いて不機嫌な孝介。
美弥「ねぇ~覚えてる?」
孝介「何を?」
美弥「3ヶ月前の約束・・」
孝介「約束?」
美弥「私達半年前からメールフレンドになって・・それで3ヶ月前に・・・」
孝介「付き合うようになったんだよな?」
美弥「うん・・・」
孝介からのメールを思い出します。
初めてのデートの記念に2人きりでプリクラを撮ろう。
たとえ離れて暮らしていてもプリクラの中ではいつも一緒にいられるから。
孝介「何?ハッキリ言ってくれない?」
美弥「なんでもない・・・じゃぁ~さぁ~一緒にプリクラ撮らない?」
孝介「プリクラ?」
もう自分で言っておきながら潤ちゃ~ん!!
・・・ではなく孝介しゃぁ~ん・・・
<プリクラの前>
そして2人はやっと美弥念願のプリクラの前にやってきました。
・・・潤君カワイイです・・・
前の客の2人連れの女子を見て
孝介「あ~っ!あさみ!」
あさみ「孝介!超久しぶり。こんなとこで何してんの?」
寂しそうに3人を見ている美弥。
孝介「お前こそどうしたんだよ!」
美弥を振り返り
孝介「中学の時の友達でさ!一緒に写んない?」
美弥「いい・・」
孝介「え?」
美弥「私はいいから!」
と言って孝介に背を向けて歩いて行きました。
孝介「何で?プリクラ撮りたかったんだろ?」
孝介が美弥を追いかけてきました。
孝介「ハッキリ言えよ!」
振り返る美弥。
孝介「何なんだよ!プリクラ撮りたいと言い張ったと思ったら
その場になって私はいいってさぁ~!」
美弥「もういい・・」
孝介「何が!」
美弥「私・・・帰る!」
孝介「ちょっと待てよ!」
と言って美弥の腕を引っ張ります・・・カッコイイ!!
美弥「ホントに忘れちゃったの?」
孝介「忘れた?」
美弥「3ヶ月前の約束。初めてのデートの記念に一緒にプリクラ撮ろうって
今日が終わったらもう夏休みまで会えないんだよ!」
孝介「何だよ、たかがプリクラ位でさ。」
美弥「たかが?」
孝介「じゃぁ~俺も言わせて貰うよ!お前、俺のこと騙してただろ!」
美弥「私がいつ騙したって言うの?」
孝介「だってメールと全然違うじゃん。やっぱ無理だったんだよ!
離れて暮らす2人がメールで知り合って恋人になるなんて!
どうなんだよ。お前もそう思ってんだろ!?」
孝介を睨み付けて立ち去る美弥。
☆星座の神様ブラッデイー滝沢が手助けをします。
孝介は独創的で、ロマンチストなB型。
孝介がポツンと1人しょぼくれて堤防?にあぐらで座っていると
どこからか天の声が聞こえてきます。
滝沢『どうして彼女を追いかけてやらないんだ!彼女のこと好きなんだろ?』
孝介「誰?」
滝沢『手を出してごらん』
孝介が出した手の平にブラッディー滝沢が降臨!
滝沢「いいかい!自分の心にもう1度問いかけでごらん。彼女を
好きだったかどうかを。」
孝介がこの奇跡をまるっきり受け入れてビックリしていないのが凄いです
孝介「好きだったよ・・・けどあいつは全然違った!」
そして孝介は色々考えて・・・
孝介は自分が送ったメールの事もやっと思い出しました。
神様の手助けも合って再び2人は会う事が出来ました。
真っ暗なバス停で1人ベンチに座ってバスを待つ美弥。
そこへ孝介が息をきらし走ってやってきます。
見つめ合う2人
<プリクラの前>
孝介「3ヶ月前の約束だったからさ。」
美弥と手をつなぎます。
美弥「うん(笑)」
孝介「フフ・・」
画面に幸せそうな2人が写っています。
孝介「せ~の!」
プリクラを嬉しそうに見る美弥。
孝介「ごめんな。」
美弥「うん。」
孝介「今はどんなに離れててもずっと一緒にいよう。これから先ずっと・・」
美弥「うん。」
美弥を抱きしめて・・・背伸びをする美弥の足元が映って・・・END
もう15才のくせに・・・あっ!道重さんとは意味が違いますから・・・
『Jr.シアター』&『熱血恋愛道』…1999年・強引な獅子座のA型BOY
■END■