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それはついさっきまでの話

これまで大事にしてきたものも
「今」ちがうならポイしていく。
そんな軽やかな決意です。

非効率化

2017-12-02 04:14:28 | 組織
世の中には
効率化すべきこと、非効率化すべきことがあると思います。
前者はたくさん浮かびますよね?
移動、報告・連絡、引き継ぎ、勉強、運搬、家事、練習、総じて仕事。

面倒なことには効率化できる余地があり、
効率化することにニーズがあればビジネスになります。
効率化には
・単位リソース内でより多くの成果を出せる
・より少ないリソースで単位成果を出せる
があり、それを可能にするために
・機能拡張(何かしらのレベルアップ)
・選択と集中(ムダの削減)
があります。

では非効率化すべきことはなんでしょうか。
同じ時間でより少なく、同じことをするならよりゆっくりと。
衰えの中で、「ムダ」とおつきあい。
こういったことをするべきものとは。

論理の飛躍はあるものの。これこそが自分らしさの追求なのでは。と思い始めました。
それは効率化が自分らしさの追求と真逆の性質を持つからです。
効率化を極めていけば
ますます、早く、大きく、正確に、ムダなく物事が進みます。
それは極めれば極めるほど、自分じゃなくて他の誰かでもロボットやAIでもできることになっていくのではないでしょうか。
その中で、人は組織の力を利用し、分業し、資本主義を発展させてきました。
その人しか。できない仕事をしてる人はほんの一握り。
しかもその大半は芸術、スポーツの世界の人々です。


そしてビジネスとは切り離せないとはいえ、芸術、スポーツ「そのもの」は非効率なものです。
ゴッホのひまわりを見てもお腹は満たされないし
イチローがレーザービームしても何かは生産されません。

しかし、この二つには価値がある。
それは誰しもが認めることでしょう。



自分が非効率のままにしていたいもの、非効率化を推し進めたいもの。
効率化を押しし進めた資本主義のあとの成熟した社会において
見極めるべきものな気がします。

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