田舎。ぼくが4月に移住した陸前高田市広田町はどう考えても田舎です。
GWの今日、そんな広田に知り合いが訪ねに来てくれました。
地方出身の彼女はいつかUターンも考えているが、東京での仕事は刺激に溢れ、自身の成長につながるが、田舎に行くとそれがなさそうな気がするから不安だということでした。
ぼくはすごく共感します。
田舎だと、狭いコミュニティだと成長できないのでは?成長できていないことに気づけないのでは?と。
だから僕自身成長機会を求めようとする動きをしている最中です。
結局は本人次第。
ですが、ここで疑問が。
本当に田舎には刺激がないのでしょうか。
現在、人の助け合いでの地域交通を提案している僕はうれしいことに移住前の2019年3月には1ヶ月で3回地元紙に活動を掲載していただきました。市長副市長の登壇するシンポジウムでパネラーとしても招待を受けました。極め付けは4月1日朝日新聞の社説に掲載していただきました。
別に自慢をしたいわけではなく(自慢には思っています笑)、田舎では人手が不足しているのでチャンスが回ってくる、注目を集めやすいということがあります。
ぼくの彼女は2年ほど前に移住し、カフェを創業しています。https://iromekuha.com/
起業家です。
同居人の教育に燃えるSETメンバーは、先日岩手県内の教育に熱い人たちを集め合宿を開催していました。
先日はデンマークのフォルケホイスコーレから音楽団が来訪し異文化交流をしました。
また、彼女の話ですが、1月の市長選は投票するときに本当にドキドキしたそうです。この一票が町を変えてしまうかもしれないと。
まちづくりの活動をしているからなおさらかもしれませんが、ぼくらは社会を近く感じています。
町=社会から受ける影響を感じやすいし、自分が出す影響力も都会にいるより感じやすい。
なんだか刺激的な気がします。
東京にはたしかに刺激が溢れ、優秀な人がいっぱいいると思います。
ビジネスマンとしての優秀さを持った人たちを見ると、自分も頑張りたい。遅れをとってないか。と思わされます。それも大切なことではありますが
田舎で出会う人は、「マイサイズの社会」を背負っている感覚があります。
社会も会社も地域の規模も小さい(人が少ない)ために、町の普通の人までもが
主権者であり、社長であり、大黒柱であるような気がします。
田舎にいても都会での刺激に触れることができ成長できる
だけではなく
田舎にいるからこそ、社会を背負い成長できる。
そうとも言える気がします。
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