こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

ええ加減、ちゃんとやりなさい

2014-01-23 15:09:30 | こころの宝物
大好きな舩井幸雄先生が、今月19日22時1分
天国へと旅立たれました。
旅立ちにあたり、たくさんのすばらしい皆さまが、
たくさんのすばらしい餞の言葉を贈られていて
読むごとに先生の人生の掛け値なしの大きさが感じられます。

私が先生に初めてお逢いしたのは
2006年の1月14日幸塾新春の集いの懇親会、
京都のホテルオークラのスイートルームに
当時保育園の年長だったたつきとなぜか紛れ込んでいて。

私、実は当時先生のこと何にも知らなくて
その日はたつきの保育園の行事があり
この懇親会からの参加だったんですね。
(大下さんに呼ばれて、なんも知らずについていった)
なんか、スーツ姿のおじさまがいーっぱいいらして
場違いだなあとちっちゃくなっていたんですが。

宴もたけなわ和気藹々のところ、ふと見ると
なぜか先生のお席の側にたつきがいて。
慌てても時すでに遅く
先生の隣りに座っていた秘書のこだまさんと
珍会話がスタートしてしまいました。

こだま「(先生を指して)この人知ってる?」

たつき「知らないおじいちゃんです」

こだま「じゃあ、どんなおじいちゃんかな?」

たつき「はげぼうずのおじいちゃん♪」

一 同「…………」

当時幸塾の副会長でいらした藤田さん
そして、ほぼ同時に先生も目を細めて
大きなお声で笑ってくださって
それでさらに宴会は盛り上がったのでした。

あれから8年。
ずいぶんいろいろなことがありました。

やりとりさせていただいたたくさんのお手紙やハガキやファックスの
未熟さゆえのわがまま勝手なお手紙のお返事であっても
最後には必ず「坊やによろしく」と書かれていました。

私にとっての先生は、そんな温かな方です。

昨年の11月、船井勝仁さんの新著発刊にあたり
「先生が一番伝えたかった事」とタイトルに冠する以上はということで
もくじ案の段階から目を通してくださり、
過分なアドバイスをいただいたことの御礼を一言と思い
半年ほど躊躇して書けずにいたお手紙を書きました。

これまでの集大成とも思い、長いものになってしまったのですが
お手紙と初版本が届いたであろうその日に
A4一枚にしっかりとした直筆で書かれたファックスをいただきました。

ようやく、出版社としてひとり立ちの一歩を踏み出したことを
喜んでくださる内容とともに
やっぱり最後には「坊やにもよろしく」と書かれていました。

もうそれだけで十分だったんだけれど
新年、届いたザ・フナイの1月号を開くと
先生の「幸筆」の冒頭一文と、つづく「いまつたえたいこと」の最後の一文に
きれい・ねっとの名前を出してくださっていたのです。

私はほんとうに驚いて、次の瞬間涙がボロボロあふれてしまいました。

息子の著作の宣伝だから当たり前と思われるかもしれませんが
それはちょっと違うんです。

これまでのお手紙のやりとりで先生に教えていただいたことの一つに
世の中の出版事情というものがあります。

本が出るというのは経営上のステータスのひとつでもあり
本を出すにあたって、出版社を選ぶことは
著者、あるいは著者が属するグループにとって当然のことで
地方の名も知られていない出版社から
息子の著作が、しかもそんなタイトルで世に出されることは、
経営の神さまたる先生にとっては絶対×なのです。

だから、心としては優しく接してくださっても
それはあくまでも「坊やを抱えてがんばっている」ということに対してであって
経営の話ができるほどの扱いにはならないというのが
そこは先生の当然の、厳しいところだったのです。

それが、ようやく認めていただけたということ。

いや、違うなあ。

昨年、川田薫さんとご一緒に熱海にあがり
そのあと、ヒカルランドさんのご本に参加させていただいたときにも
おんなじことを感じたんだけれど

「ええ加減、あなたもちゃんとやりなさい」っていう
あの、なんとも言えない先生のお声が聞こえるような気がするんですよね。

先生は肉体という器から離れて
探求されてきたさまざまの真理真実も
いっきに確信としてお分かりになられ
その魂は自由に飛びまわられることと思います。
なんだか、ちゃんとやらないと大目玉をくらいそうですね。

まだめちゃくちゃ悲しいですけれど、
いっぱい泣いてた口が言えることじゃないけど
ご冥福をお祈りしますなんて
もう悠長に泣いてばかりはいられませんよ~。

さあ、それでは今日もご一緒に
愛をもって、軽やかに楽しく過ごしましょうね~☆




(写真は2006年11月11日熱海にて撮影の、不思議な「きんきらきんの写真」
 前後の写真は普通だった。詳細は『やさしい魔法ホ・オポノポノ』に)