うっちーのお気楽日記

お気楽主婦の日常、日々雑感。

信じられない出来事 2

2005年07月06日 | Weblog
電話をして、病室に戻ると、
新たに点滴の針が入れられているところだった。
先ほどまでしていた点滴ははずされている。
ドクターが処置を終え、病室から出て行く。

ほんの20分前まで元気に話していた義母に何が起こったというのか。
義母と同居している家族が来るまでは、
とにかく、息をしていてよねと真剣に心に願っていた。
最後の状態を家族に報告するような状況には絶対なりたくない。
「お義母さん、頑張って」ベッドのそばで声を掛け続けた。

少し様子が落ち着いてきたように思えた頃、
「薬が合わなかったのかもしれません」看護婦さんがそう言った。
「今してる点滴で、薬を薄め、体外に出るようにしていますから」
「家族には連絡して、もうすぐ病院に来ますから」と、私。
「ではご家族がいらっしゃったら、先生からお話があると思いますので、ナースセンターに声をかけてください」
そう言ってナースも処置用のワゴンを病室から運び出しに出て行った。

病室に入ってくる足音、振り返ると兄嫁の姿。
義兄も一緒に来ていると言う。「今、車を駐車場に入れてるから」
兄嫁は車を降り一足先に病室に急いできたらしい。

「今、少し落ち着いてきているようです」と報告しながら
私は目に涙がにじんできた。
ずっと「どうしよう、どうしよう、早く誰か来て」と思っていたのだ。
この1時間の出来事のおおよそを話し、先生からお話があるそうですから
ナースセンターに行って下さいと伝えた。

主治医の話を聞き終えた義兄夫婦は、私の所に来て、
投薬ミスだったと教えてくれた。
点滴で投与してはいけない薬を点滴してしまったのです。
脊椎からのチューブでごく少量ずつ入れる薬を点滴してしまったので
ショックを起こしたとのことでした。

私が病室に着いたのが点滴を始めた頃でしたから
もし30分遅れて病室に行っていたらどうなっていたでしょう。
車椅子の上で意識がなくなっている母を発見していたかもしれません。
義兄ももし誰かがそばにいなかったら手遅れで助かっても植物状態になっていたかもしれないといっておりました。

義母は次第に意識がはっきりしてきて、「○○さんが(私のこと)いてくれて良かったよ」といってくれました。
自分に何が起こったのか解ってはいないでしょうけれど。

義兄夫婦と義母の付き添いを代わり、家に戻った私は、疲れ果てていました。   




                                        つづく

信じられない出来事 1

2005年07月05日 | Weblog
昨日の出来事。

入院中の義母のところへの定期便。
いつものように家を出て、いつものように病室へ。

ちょうど看護婦さんが来ていて点滴の付け替えとか、
体温や血圧ののチェックをしていましたが、何も問題はなさそうでした。
義母は手術翌日よりずっと元気そうで、今日はリハビリ科の先生にも会って、
「体を動かす練習を」と言われたそうで、
ちょっと前向きで、調子も良さそうでした。
車椅子に座り、機嫌よく昨日のドームに来ていた長島さんの話なんかしてた。、

お茶を湯飲みに入れてあげたら、おやつに大好きなしょうゆ味のおせんべいを食べている。
その途中、急に手に持っていたおせんべいをテーブルに置いた。
顔を見ると何か様子がおかしい。

「気持ちが悪い」と言い、吐きそうである。
「看護婦さんを呼んで」と言うと目を閉じてしまった。

大急ぎでナースコール。
来てくれた看護婦さんに「急に気分が悪くなったようなんですが」と言うと
先ほど病室に来てくれていた看護婦さんで、
「そうですよね、さっきまでどこも何とも無かったですよね~」と。

その間にも義母は嘔吐を繰り返し、どんどん朦朧としていくようだ。
慌ててお医者さんを呼びに行くナース。
私は義母の体を支え、背中をさすり、呼びかける
返事がどんどん弱くなり、声も出なくなってきた。

駆けつけるドクター、ナース、運び込まれる医療機器。
あっという間にまるで危篤患者の部屋の様相。

私は居場所がなくなり、看護婦さんに
「ちょっと家族に連絡をしてきますから」と声をかけ公衆電話に急いだ。

「お義母さんの具合が急に悪くなりました、大急ぎで病院に来てください」
義母と同居している兄嫁に伝えた。   


                                     つづく




7月だ~。

2005年07月03日 | Weblog
このところ義母の入院、手術とかで何かとあわただしく毎日が飛ぶように過ぎていっている。
兄弟4人の家庭で日替わりで病院に行っているのだが、
手術となるとその前後は気になって連日病院になんてことになるからだ。

でもとりあえず手術は無事終わった。
でもその効果は・・・。
どうやら予測ではもう一度の手術は避けられないかもしれない。

一昨日の手術の日は夫が病院に行ってくれたので私は家にいたのだが
昨日は午前中から病室に行ってみた。
まだ誰も来てなくて、義母は開口1番「こんなに痛いなら手術なんてしなければ良かった~」と泣く。
そう言われても 「昨日手術したばかりだし、日に日に痛みは引いて行きますよ」と言うしかない。
お昼ごはんをお世話して、しばらくしてから帰ってきたのだが
とっても疲れた。
病院て、元気で行っても帰りには病人ぽくなっちゃうところなんだよね。

しばらくは病院から帰って「あ~、疲れた」って言う日々が続くけれど
頑張らなきゃね。