伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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母の形見

2012-01-07 23:49:10 | 家族
 普段あまり開かない

 一番下のチャダンスの奥を開き

 「何このこきたない食器・・・・・・

 ララの茶碗にしかならないよ・・・・」

 と昭南さんが

 叫んでいた・・・・・。

 どれどれ・・・・と近付いて見ると


 なんとナント

 それは我が亡き母の形見の瀬戸物

 ではないか・・・・・。


 私はあわてて・・・・・

 「冗談じゃない・・・・今となってはそれは

 だいじな母ちゃんの

 形見の品なのだから・・・・・。」

 

 断じてララの食器になんぞにはしたくないのだ。

 と

 抗議・・・・・・。


 でもまだ

 こんな汚いの・・・・・・と昭南さんは

 ぶつぶつ言っておった・・・・。

 心の隅では

 ああまた仕事が増えた・・・・と思っていた

 のかも・・・・。

 洗剤でゴシゴシこすり私の落とせないシミ

 までも

 完全に落としてしまう特技を昭南さんは持っ

 ているのである・・・・。



 私はいつの頃からか

 古い物に興味を示し、実家に行くたびに

 物色しては昔の食器などを貰って来ていた

 のである。

 そのたびに母は

 「アンタはヘンな人だね・・・・こんな古くて

 ひびがはいっているのに・・・

 モット新しいのを持って行ったら・・・・」

 とよく言っていたものである。


 でもそういう母も

 このお皿は樺太から引き揚げて来た時に

 伊達の駅前で買ったんだよネ・・・・と

 懐かしがっていた。

 母の思い出が沢山詰まっている食器なので

 ずーっと捨てられずにいたのだと思う・・・・。

 レトロな小皿三枚





 ひび入りの大皿





 三平皿二枚





 ラーメンどんぶり





 裏がこんなに美しい







 今日の夕食は7日なので

 七草粥にした。





 付かず離れずの

 仲良し2人なのだニァー



 
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