岸壁の母はキーも高いし私の声に合っている。
昔職場の宴会や行事などでよく唄わされた。
息子を保育園に連れて行く時もいつも唄っていたので
テレビで二葉百合子が唄うと
お母さんの唄・・・といつも指差して教えてくれた。
「もしやもしや・・・」と片言で・・・もう忘れたカモネ。
私は菊池章子のほうが好きのだが彼女はお歳のせいか
その頃はなかなかテレビには出てこなかった。
ボランティアに向いている唄だと思ったので
早速ネットでCDを注文した。
もち菊池章子で・・・でもセリフが無いのに気がついた
まっ いいか。
母は來ました 今日も來
がんべき きょう き
この岸壁に 今日も來た
ねが し
とどかぬ願いと 知りながら
もしやもしやに もしやもしやに
ひかされて
ひきあげせん かえ き
(口白)また引揚船が掃って來たに
こんど こ かえ
今度もあの子は掃らない
がんべき ま
この岸壁で待っている
すがた み
わしの姿が見えんのか
みなと なまえ まいづる
港の名前は舞鶴なのに
と き
なぜ飛んで來てはくれぬのじゃ
かえ おお こえ
掃れないなら大きな聲で
ねが ひとこと
お願い…せめて、せめて一言
よ くだ
呼んで下さい おがみます
か き
ああ おッ母さんよく來たと
うみやませんり い
海山千里と 言うけれど
とお とお
なんで遠かろ なんで遠かろ
はは こ
母と子に
じゅうねん
(口白)あれから十年
こ
あの子はどうしているじゃろう
ゆき かぜ さむ
雪と風のシベリアは寒いじゃろう
いのちかぎ だ
つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて
はだ あたた
この肌で溫めてやりたい
ひ く し
その日の來るまで死にはせん
ま
いつまでも待っている
ひがんじゅうねん いの
悲願十年 この祈り
かみさま し
神樣だけが 知っている
ながれ くも かぜ
流れる雲より 風よりも
つらいさだめの つらいさだめの
つえ
杖ひとつ
かぜ こころ つた
(口白)ああ風よ 心あらば伝えてよ
いど ご ま きょう また
愛し子を待ちて今日も又
どとう くだ
怒濤 碎くる
がんべき たたず はは すがた
岸壁に 佇む 母の姿を
昔職場の宴会や行事などでよく唄わされた。
息子を保育園に連れて行く時もいつも唄っていたので
テレビで二葉百合子が唄うと
お母さんの唄・・・といつも指差して教えてくれた。
「もしやもしや・・・」と片言で・・・もう忘れたカモネ。
私は菊池章子のほうが好きのだが彼女はお歳のせいか
その頃はなかなかテレビには出てこなかった。
ボランティアに向いている唄だと思ったので
早速ネットでCDを注文した。
もち菊池章子で・・・でもセリフが無いのに気がついた
まっ いいか。
母は來ました 今日も來
がんべき きょう き
この岸壁に 今日も來た
ねが し
とどかぬ願いと 知りながら
もしやもしやに もしやもしやに
ひかされて
ひきあげせん かえ き
(口白)また引揚船が掃って來たに
こんど こ かえ
今度もあの子は掃らない
がんべき ま
この岸壁で待っている
すがた み
わしの姿が見えんのか
みなと なまえ まいづる
港の名前は舞鶴なのに
と き
なぜ飛んで來てはくれぬのじゃ
かえ おお こえ
掃れないなら大きな聲で
ねが ひとこと
お願い…せめて、せめて一言
よ くだ
呼んで下さい おがみます
か き
ああ おッ母さんよく來たと
うみやませんり い
海山千里と 言うけれど
とお とお
なんで遠かろ なんで遠かろ
はは こ
母と子に
じゅうねん
(口白)あれから十年
こ
あの子はどうしているじゃろう
ゆき かぜ さむ
雪と風のシベリアは寒いじゃろう
いのちかぎ だ
つらかったじゃろうと命の限り抱きしめて
はだ あたた
この肌で溫めてやりたい
ひ く し
その日の來るまで死にはせん
ま
いつまでも待っている
ひがんじゅうねん いの
悲願十年 この祈り
かみさま し
神樣だけが 知っている
ながれ くも かぜ
流れる雲より 風よりも
つらいさだめの つらいさだめの
つえ
杖ひとつ
かぜ こころ つた
(口白)ああ風よ 心あらば伝えてよ
いど ご ま きょう また
愛し子を待ちて今日も又
どとう くだ
怒濤 碎くる
がんべき たたず はは すがた
岸壁に 佇む 母の姿を