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凍(しば)れるいのち

2018-02-12 15:35:42 | 小説
 昨日の道新の本と旅するより

 川嶋康男氏の「凍れるいのち」

 の紹介


 それは栄光なき生還であった。その後の野呂幸司を待ち受けていた

 のは悔恨と苦渋の連鎖である。

 24歳の学生の心はすでに臨界点を越えたピアノ線のように異常に張り

 つめていた。


  


 


 


 


 1962年暮れから翌年元旦にかけての道学芸大函館分校山岳

 パーティ11人の旭岳遭難は、道内最悪の山岳遭難として知られている。

 温泉に下山し救出されたのは、チーフリーダ野呂幸司さんだけだった。

 遭難後は沈黙を守り、作家 新田次郎の取材も断ってきたが12年前

 札幌のノンフィクション作家川嶋康男の凍れるいのちの中で遭難の

 全貌を語った。

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