Selva esmeralda, el dia que me quieras

The hills are alive with the sound of music

東アジアの論理 日中韓の歴史から読み解く 岡本隆司

2022-07-31 17:23:33 | 日記
強権的な施政を強める習近平政権、
慰安婦問題や徴用工判決で悪化する日漢関係・・・。
中国や韓国は同じ「漢字・儒文化圏」に属すると言われるが、
日本人にはわからないことだらけだ。
日本には日本の立場がある一方、
両国にもそれぞれ固有の思考・論法があり、
それを理解するには歴史をひもとくのが最善である。

はじめに-歴史と現代

1 歴史から見た中国政治
皇帝の国
トランプと「1つの中国」
香港と一国二制度
雍正帝の「養廉銀」・習近平の「反腐敗」
風が吹けば桶屋が儲かる
裸の王様
辛亥革命と孫文と歴史叙述

2  皇帝制度と指導者論
「裸の王様」ふたたび
「徳治」と「法治」
劉暁波の死亡と立憲主義
仏像と情理
大統領候補で考える
ロイヤルカップルの結婚式
ふたたび「徳治」と「法治」
『イギリス憲政論』
『スタ-・ウォ-ズ』と歴史観
勝海舟と竹越与三郎

3 中国経済を見る眼
米中貿易戦争
米中貿易戦争(続)
一帯一路
中国経済と統計
GDP推計と国際比較
統計からみる日中
通貨と国家
人民元と毛沢東
政治と経済
スマホ大国と「安定なき停滞」
相続税
「私有制の廃滅」と中国共産党
農民工

4 中華意識と儒教的世界観
儒教の原理と現代中国
礼と義
「華」とは何か
陽明学
陽明学と歴史
「少女像」設置の歴史的背景
「歪曲された中華主義」
「反日」「反米」と「中華」
箕子と韓国ナショナルリズム
「島国」と島夷

5 韓国の論理
「仁義あるのみ」
「徴用工」「慰安婦」
正義の南北
日韓併合と半島の習性
退陣の果てに
南の迷走・北の暴走
「萬物相」
米韓首脳会談と韓国観
「朝鮮の困境」と台湾の立場

6 日本の対中観と対外観
地政学と距離感
「崩壊」する中国?
中国報道・中国研究
日中関係の好転
広岡浅子とヒュ-ム
「茶話」の狩野直喜
大統領選挙と世界の政体
韓国ウォッチ
維新百五十周年と「脱亜論」

7 東アジアと日本の運命
南北関係と史料批判
南北の帰趨と中国
南北の歴史的会談
「歴史的会談」が終わって
トランプの壁
移民

8 歴史学の役割
平成の終わりと元号
生前退位とマスコミ
「生前退位」ふたたび
大岡越前と中国
マルクスをふりかえる
東洋文庫と図書館
卒業論文
「論語読みの論語知らず」
法事と読経と教育

あとがき


孫子・三十六計 湯浅邦弘

2022-07-30 17:02:03 | 日記
はじめに

孫子
『孫子』解説
 『孫子』の登場
 呉越戦争を契機とする戦争形態の変化
 孫武の伝承
 『孫子』の構成と注釈書
 銀雀山漢墓竹簡『孫子』の発見

1 計篇  無計画の行動に勝算はない
2 作戦篇 仕事は速く切り上げる
3 謀攻篇 どう勝つかが問題だ

4 形篇  漠然とものごとを考えれば、漠然とした結果しか得られない
5 勢篇  個人の奮闘も集団の勢いにはかなわない
6 虚実篇 常に変化して実情をさらすな

7 軍争篇  一体となった動きで機先を制する 
8 九変篇 物事には必ず両面がある。一面的なものの見方は危険である
9 行軍篇 かすかな情報の中に重大なヒントが隠されてる

10 地形篇 地の利を生かさぬ者は、その地にほろびる
11 九地篇 速度と変化が力を生み、
12 火攻篇 怒りや恨みで戦いを始めてはならない
13 用間篇 情報が力となり、人を動かす
   
三十六計
『三十六計』解説
 『三十六計』の成立と伝来
 『三十六計』の構造

1 勝戦の計
自国が優勢で、敵が劣勢な時に採用する計謀

第1計「瞞天過海」 天を欺いて海を過る
第2計「囲魏救趙」 魏を囲みて趙を救う
第3計「借刀殺人」 刀を借りて人を殺す
第4計「以逸待労」 逸を以て労を待つ
第5計「趁火打却」 火に趁んで打却す
第6計「声東撃西」 東に声して西を撃つ

2 敵戦の計
彼我の戦力差がほとんどなく、優劣つけがたい時にとる計謀

第7計「無中生有」 無中に有を生ず 
第8計「暗渡陳倉」 暗かに陳倉に渡る
第9計「隔岸観火」 岸を隔てて火を観る
第10計「笑裏蔵刀」 笑いの裏に刀を蔵す
第11計「李代桃僵」 李、桃に代わりて僵る
第12計「順手牽羊」 手に順いて羊を牽く

3 攻戦の計
進攻中に勝ちをとるため計謀

第13計「打草驚蛇」 草を打ちて蛇を驚かす
第14計「借屍還魂」 屍を借りて魂を還す
第15計「調虎離山」 虎を調って山を離れしむ
第16計「欲擒姑縦」 擒えんと欲すれば姑く縦つ
第17計「抛磚引玉」 磚を抛げて玉を引く
第18計「擒賊擒王」 賊を擒うるには王を擒えよ

4 混戦の計
戦局がめまぐるしく変わり、混戦状態にあるときにめぐらす計謀

第19計「釜底抽薪」 釜底より薪を抽出く 
第20計「混水摸魚」 水を混ぜて魚を摸る
第21計「金蟬脱穀」 金蟬、殻を脱す
第22計「関門捉賊」 門を関して賊を捉える
第23計「遠交近攻」 遠く交わり近く攻む
第24計「仮道伐虢」 道を仮りて虢を伐つ

5 併戦の計
他国と同盟を結んで戦うときの計謀

第25計「偸梁換注」 梁を偸み柱を換う
第26計「指桑罵槐」 桑を指して槐を罵る
第27計「仮痴不癲」 痴を仮るも癲せず
第28計「上屋抽梯」 屋に上げて梯を抽く
第29計「樹上開化」 樹上に花を開かす
第30計「反客無主」 客を反して主と為す

6 敗戦の計
劣勢の時に使う計謀

第31計「美人計」 美人の計
第32計「空城計」 空城の計
第33計「反間計」 反間の計
第34計「苦肉計」 苦肉の計
第35計「連環計」 連環の計
第36計「走為上」 走るを上と為す

あとがき


イパネマの娘(スペイン語) la chica de Ipamena

2022-07-29 20:42:17 | 日記
la chica de Ipamena ※注:和訳は微妙

Mira qué cosa más linda, más llena de gracia
Es esa muchacha, que viene y que pasa
Con su balanceo, camino del mar

見よ、よりかわいいもの、優美さに満ちている
その女の子は、来て通りすぎる
きみがゆらりゆらりと、海への道へ

Niña de cuerpo dorado, del Sol de Ipanema
Con su balanceo, es todo un poema
La chica más linda que he visto pasar

黄金色の肉体の少女、その黄金色はイパネマの太陽の恵みさ
きみがゆらりゆらりと、すべては詩だ
美少女、自分は彼女が通り過ぎるのを見た

Ay, ¿por qué estoy tan solo?
Ay, ¿por qué me siento triste?
Ay, la belleza que existe
Belleza que no es solo mía
Que ahora pasea solita

ああ、なぜ自分はこんなにも一人なんだ?
ああ、なぜ自分は悲しいんだ?
ああ、美女がいる
美女 それは自分だけのものでない 
今 彼女ひとり、通リ過ぎる

Oh, vida mía, se supieras que cuando tú pasas
El mundo entero se llena de gracia
Con tu balanceo, camino del mar

おお、いとしい人よ、きみがいつ通るか知りたかった
全世界は、優美さに満ちている
きみがゆらりゆらりと、海の道へ

Mira qué cosa más linda, más llena de gracia
Es esa muchacha, que viene y que pasa
Con su balanceo, camino del mar

Niña de cuerpo dorado, del Sol de Ipanema
Con su balanceo, es todo un poema
La chica más linda que he visto pasar

Ay, ¿por qué estoy tan solo?
Ay, ¿por qué me siento triste?
Ay, la belleza que existe
Belleza que no es solo mía
Que ahora pasea solita

Oh, vida mía, se supieras que cuando tú pasas
El mundo entero se llena de gracia
Con tu balanceo, camino del mar

Ay, ¿por qué estoy tan solo?
Ay, ¿por qué me siento triste?
Ay, la belleza que existe
Belleza que no es solo mía
Que ahora pasea solita

Mira
Qué cosa más linda
Más llena de gracia
Con su balanceo, camino del mar
Camino del mar
Camino del mar

「中国」の形成 現代への展望 シリ-ズ 中国の歴史⑤ 岡本隆司

2022-07-25 21:18:24 | 日記
さまざまな勢力が角逐する17世紀。
そのカオスを収拾し、
東アジアに君臨する清朝の「盛世」から、
多元共存がほころぶ18世紀。
西洋と日本の衝撃に揺れる19世紀。
清朝が潰え、混迷のなかから「中国」が姿を現す20世紀。
そして現代へ。
多元と一体の狭間で、
「1つの中国」を夢みるに至った四百年を描く。

いま、中国史を見つめなおすために-シリ-ズ 中国の歴史のねらい

はじめに-カオスになかから
「17世紀の危機」
東西の17世紀
東アジアのカオス
明清交代の見取図
世界のなかの清朝

第1章 興隆
1 遼東
ジュシュン
ヌルハチの建国
ダイチン・グルン
胡乱

2 入関
ドリゴン
交代
南朝の興亡
「三藩」
康熙帝の勝利

3 三沿海-互市
鄭成功
海禁の復活
降服
反復
「互市」

4 草原-モンゴル・チベット
ガルダン
ハルハの争覇
「チベット仏教世界」

5 隣国-ロシア・朝鮮
露清関係の形成
「隣国」としてのロシア
隣接と「属国」
典型としての朝鮮

第2章 転換
1 到達-清朝の素描
清朝の時代的位置
「因俗而治」
直轄と間接

2 雍正
康熙帝の評判
「難治」な漢人
刷新
秦摺政治

3 限界
在地主義
危機の自覚
明末清初とは
報われぬ献身

第3章 「盛世」
1 乾隆-その人・その時代
乾隆帝
康熙デフレから乾隆インフレへ
考証学
知識人の方向
文字の獄
学術の帰趨

2 経済
「倭寇」・鄭氏と日本貿易
景気変動
変動をもたらす市場構造
幣制

3 社会
民間制度化
銀銭二貨制へ

4 分岐
「盛世」か「衰世」か
人口爆発
移民
貧困化
東と西

5 構造
官民乖離
中間団体
イメ-ジにしてみると

第4章 近代
1 矜恃
2 暗雲 白蓮教徒の乱とその鎮圧
3 破綻 世界経済とアヘン戦争 アヘン戦争 北京陥落 太平天国 多発する動乱 曾国藩と湘軍 内乱の本質と督撫重権 同治中興 
4 清末 李鴻章 洋務 西北 新疆建省 海防 「琉球処分」 「属国」の変容 「属国自主」と日清戦争 

第5章 中国
1 転変
2 民国
3 革命 国民党と共産党

おわりに―混迷の時代

あとがき

墨子よみがえる "非攻"への奮闘努力のために 半藤一利

2022-07-23 21:07:51 | 日記
"非戦"や"愛"を説き、
奮闘努力することは
現代においては理想を語るにすぐないのか?
2500年前、戦国時代の中国であまねく人を愛せよ、
戦争は決してするなと
「兼愛」「非攻」をとなえた墨子の思想が
今こそ日本、そして世界の平和の砦を築く-。

前口上 墨子が読まれるべき秋
露伴さんお「墨子論」
おろくとの対話①
芭蕉俳句のなかの墨子
おとくとの対話②
少しタネを明かすと

第1章 あまねく人を愛すること
"愛"の一字をめぐって
日本文学のなかの愛
孟子の墨子批判について
あまねく人を愛すること
越王勾践と呉王夫差
ああ、神風特別攻撃隊

第2話 国家百年の計は人材登用にあり
第3話 「天」と「鬼神」は存在する?
第4話 「運命論」「宿命論」を否定する

第5話 「君子は鐘の如し」について
第6話 義のために死するとも可なり
第7話 いかなる戦争にも正義はない
第8話 心の中に強靭な平和の砦を築かん

後向上 墨子の精神を世界に拡げよう
墨子批判をめぐって

あとがき

「特別付録」
中村哲さんに聴く
-民主主義で人は幸せになれるのか?