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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('19.3月) 

2019-04-02 00:14:00 | Book
西加奈子原作「まく子」の映画を3月15日公開初日に2回鑑賞。
原作読んで、どんな映像になるのかな?と思ってたシーンどれも、なるほど!と思い、キャストもイメージ通り。
剛くんは憎めないダメエロオヤジそのもの、歩き方や後ろ姿だけでもそう感じてさすが!と思った。
どう演じるか特に興味あった慧との「オエッ」のシーンも期待以上で満足感が大きい。
1回目上映前に時間なくて見たあとでパンフレットを買おうとしたら既に売り切れで入手できなかったのが残念。

'19.3月読書記録
初読(2)+再読(2)冊:4冊、コミック1冊

読書メーターより

3/8【沈黙のパレード/東野 圭吾】
冤罪を作ってはいけないけど状況証拠が揃っているのに黙秘を貫けば無罪なるとは、蓮沼のようなケースは浮キぎる。
その蓮沼が殺され、ハウダニットだけでなく二転三転で意外なフ―とホワイも明らかになり見事.。腹痛の女性客は誰かが仕組んだことだろうと思っていたらやっぱり。
置き去りにしなければもしかして沙織は助かったのかも?逃げて事実を隠していた人物が私は嫌い。
容疑者Xの事件を湯川は苦い経験と言ったけど、良心の呵責に耐え切れなかった彼女は善人で良かったと私は思ってる。
ラスト草薙への友情を示す湯川の言葉が素敵。

3/12【愛なき世界 (単行本)/三浦 しをん】
このタイトルはどんな意味があるのかとちょっと不安を持っていたけれど愛をいっぱい感じる内容だった。
登場人物みんな愉快で気持ちいい人たちばかり。
洋食屋「円服亭」の円谷大将がデリバリーはじめてくれて良かった。藤丸くんと生物科学研究室の人たちとの交流が楽しい。藤丸くんの恋は成就しなくても本村さんたちとの素敵な日常が続くと思う。
植物学の研究の専門的な説明は私には難しくてナナメ読みしてしまったけれど(^^;藤丸くんが思ったように「知りたい」という情熱に突き動かされているひとがいるのはすごいことだと思う。

3/17【ちはやふる(41) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
詩暢ちゃんのYouTube面白くて笑ってたけど「仕事を作りたい」という意思に感じ入る、お母さんも理解してくれて良かった。
千早の詩暢ちゃんを一人にしない決意もさすが。
そんな千早が孤独感に陥ってしまったとき登場の菫ちゃんたち後輩グッジョブ!と思ったら太一の指示だったことがわかって泣けた。太一が役割を考えるきっかけの奏ちゃんいつも素敵。
姉の千歳の気持ちもわかる。
太一の長崎行きウルウル。周防さん声大きくしてくれないと字が小さ過ぎて読みにくい。(笑)

3/20【容疑者Xの献身 (文春文庫)/東野 圭吾】
(再読)ガリレオS最新作「沈黙のパレード」で湯川がこの事件に触れていたから読み返したくなった。
冒頭での石神の通勤途中の描写は、初読時に驚愕したトリックの伏線、改めて凄いなと思う。
“人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある”という言葉が印象的。石神がしたことは間違ってると思うけど、彼が花岡母娘に出会って生きる喜びを得たと感じていたのは理解できる。
映画見たとき堤真一さんは容姿は違うはずだけど魂が原作の石神そのものだと感じたし、松雪さんの靖子も良かった。

3/27【禁断の魔術 (文春文庫)/東野 圭吾】
(再読)短編「猛射つ」を大幅に加筆・改稿した長篇。単行本は短編集「禁断の魔術」(4作収録)と「虚像の道化師」(4作収録)で、文庫本は短編集「虚像の道化師」(7作収録)と本作の長篇「禁断の魔術」になった。
長篇タイトルに納得の内容だけど、単行本短編集と同じだからちょっとややこしい。(^^;
クライマックスで湯川が語る伸吾の父親の話に涙。
もし伸吾が合図を出していたら湯川はどうしたか?草薙と同じく内海のいうことはわかるけれど、湯川は自分の話を聞けば伸吾が合図を出すことはないと信じていたような気もする。

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<義母介護メモ>
病院:3/6(Y)、3/8(K)、3/13(O)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:3/11
堤さん:3/10、3/20(午後)

読書記録('19.2月) 

2019-03-03 00:34:00 | Book
'19.2月読書記録
初読(1)+再読(4)冊:5冊

2月は逃げるでやっぱり早い。
花粉症がしんどいこともあり、読書記録遅れてしまった。(^^;

読書メーターより

2/27【まく子 (福音館文庫)/西 加奈子】
文庫化購入で再読。映画化の帯付き、予告映像や写真を見ての読み返しは主要キャストが自然に浮かんできて、映画公開楽しみ!
西作品読むのは4作目、本作はファンタジー風で異色に思ったけど既読作品と同様に、生々しさにとまどう部分もありながらもハッとさせられ、人は優しさ強さ美しさを持っていると感じる。
タイトルの意味は冒頭でわかり、クライマックスの美しさでさらに納得。
コズエの神秘性が興味深く、初読時は、まさか本当だったのかいーとビックリ。(笑)
慧の成長がなるほどと思うし頼もしい。父親とのシーンは重要だと思う。

2/22【ペテロの葬列 上 ・下(文春文庫)/宮部 みゆき】
(再読・感想上下同文)杉村三郎シリーズ3作目。続編2作は中短編だから長編として最後の読み応え。
シリーズ最新刊既読での読み返しでも本作は事件そのものより大きく感じてしまうのは、菜穂子が不快。(^^;
杉村に彼の人生を返したいのなら一緒に今多家から離れればいいと思うのに、父親の庇護がなくなるのは嫌ってことなのか。父親と杉村が“菜穂子の成長”と捉えているのも納得できない。
バスジャックは読んでる自分もストックホルム症候群になりそうだったけど、結局は新たな不幸を生んだだけの卑劣な犯罪だったと思う。

2/13【父からの手紙 (光文社文庫)/小杉 健治】
麻美子パートと圭一パートが交互に語られ、どのように交わるかと興味を惹かれた。
圭一が犬飼の言葉を忘れていたのは不自然な気もしたけど、その言葉を思い出すシーンのクライマックス感になるほど。
書店のャbプや帯での“涙が止まらない”との言葉ほどではないけれど、赤とんぼにジーンとした。
ただ私は文体が正直あまり好みではなくて、同じことの繰り返し記述が多くてくどいと思った。

2/7【名もなき毒 (文春文庫)/宮部 みゆき】
(再読)杉村三郎シリーズ2作目。
“我々人間が毒。名付けられ形ができれば滅することができる、我々の内にある毒の名前が知りたい”杉村の独白が印象的、タイトルに深さを感じる。
最新刊まで既読での読み返しは、北見との出会いが杉村にとって大きなことだったとわかる。
橋本も登場、わずかなシーンだけど初読時にこの人カッコいい感じと思っていた。(^^;そして初読時にも本作で既に菜穂子に好感持てなくなってた。

2/3【誰か―Somebody (文春文庫)/宮部 みゆき】
(再読)先月杉村三郎シリーズ最新刊を読み1作目から読み返し。
初読時には単発モノでシリーズ化されると思ってなかった。杉村の環境が変わることを知っている読み返しは、彼を祝福してくれたときの梶田氏の笑顔を思い浮かべるラストの切なさがより大きい。
後味の悪さが残ってしまう梶田姉妹、会長が言うように自分たちで解決するしかないと思う。

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<義母介護メモ>
病院:2/6(Y)、2/8(K)
*4週1飲:ボノテオ錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:2/13
堤さん:2/10

読書記録('19.1月)・観劇記録

2019-02-02 01:52:00 | Book

※観劇記録(2018年と2019.1月)

「バリ―ターク」シアタートラム
’18.5/30(水)ソワレ:D列(実質2列目)中央
‘185/31(木)ソワレ:トラムシート上手(客席最後部半立見)
感想(ブログ)

「君の輝く夜に」京都劇場
’18.8/25(土)ソワレ:1階L列
感想:前楽のソワレ観劇。
生演奏に歌とダンスが素敵。吾郎さんの歌声とても心地良く、女性3人みんな好きな歌声。
ストーリーも、笑ったりキュンとしたり、ちょっとした謎もあって楽しかった。
ジョージから吾郎さんに戻ってのカテコトークの面白さ、お得感嬉しい。

音楽劇「道」(La Strada)日生劇場
’18.12/19(水)ソワレ :S席1階J列(上手側通路横)
’18.12/20(木)マチネ :S席G.C階A列(中央)
’18.12/28(金)マチネ :A席2階I列(上手端)
感想(ブログ)

「日本の歴史」シアター・ドラマシティ
’19.1/12(土)マチネ:13列
感想:予備知識無しでの観劇、最初テキサスパートで?だったのが日本史パートとの関連になるほど、さすが三谷さん!惹きつけられる内容。
演者のみなさん歌声の素晴らしさ、演じ分けの見事さに感動。
トーニョ( #香取慎吾 さん)のスピーチ父親が小作人告白と、ラストのパットとエヴァに涙。

「No.9―不滅の旋律―」久留米シティプラザ・グランドホール
’19.1/13(日)マチネ:2階2A列
感想:初演観劇時にこの舞台の素晴らしさをわかっていたけれど、再演でさらに感動。
吾郎さん凄い!凄い!凄い!圧涛Iな存在感。
このはまり役を持った吾郎さんは強い、ライフワークになると思う、正直羨ましい。


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'19.1月読書記録
初読(2)+再読(4):6冊

読書メーターより

1/5【星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)/三浦 しをん】
(再読)昨年「おっさんずラブ」(私は見てなかった)が話題になって読み返したくなった。初読時に、主人公幸代の同人趣味は理解できるしBLも若い綺麗な男性同士なら私も嫌ではないけど、さわやか男と中年男の恋なんてヤダ、と思っていたのが、今読むとありなのかな、と。(笑)
幸代の趣味はともかく、社史編纂室メンバーが「高度経済成長期の穴」を調べていく様子にワクワク、正規の社史に裏社史挟み込み成功に爽快感。
「舟を編む」の裏作品みたいに感じる。

1/9【昨日がなければ明日もない/宮部 みゆき】
杉村三郎シリーズ第5弾、中篇3話。
さすがの読み応えだけど、やるせなさが強すぎる。もともとこのシリーズは人の悪意を感じるものではあったけど、今回後味の悪さはイヤミス。
2話はまだしも1話と3話は、被害者が酷い人間で真面目に生きていた人が加害者になってしまう理不尽さが怖い。
読む前は表題作の言葉は希望を感じるものなのかと思っていたいたけど、こんな哀しい意味合いだとは。
シリーズ続編もちろん読みたいけど、次回はもう少し和らげて欲しいな。(^^;

1/11【バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)昨年末友人に「今これ読んでる」と言われ「太ったおばさんが出てくるのだねー」と答えてしまったけど繭美は26歳、彼女の傍若無人な態度をおばさんと表現した自分を反省。(^^;
「あのバス」は謎のままその後どうなるのかはわからないけれど、繭美がキュートに感じられるラストがグッとくる。
5股でも憎めない星野ちゃん、5人の女性との出会いエピが「あれも嘘だったの?」のセリフ込みで楽しい。
脇役だけど5話目の佐野マネージャーが好き。

1/17【パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)/宮部 みゆき】
(再読)久々に長篇処女作読み返し。
事件の真相はやりきれない気持ちが大きいけれど、マサの語りと蓮見探偵事務所の健全さで明るさを感じる。エピローグの進也にほっとする。
高校球児の不可解な死と兄弟の絆は東野圭吾「魔球」も思い浮かぶ。初読時の頃は宮部作品と東野作品を立て続けに読みまくっていたのが懐かしい。

1/22【心とろかすような―マサの事件簿 (創元推理文庫)/宮部 みゆき】
(再読)「パーフェクト・ブルー」の続編、短編5作。
表題作の1話目“心とろかす”という言葉は良いイメージだけどこんな使い方があるとは
3話目「白い騎士は歌う」はとても切ない。奥村の存在が救い。
マサの語りが効果的な4話目「マサ、留守番をする」は、事件とは別にハラショウのことが哀しくてたまらない。

1/30【夫の墓には入りません (中公文庫)/垣谷 美雨】
垣谷作品読むのは3冊目。さだまさしさんの推薦文入り帯付きなのは長崎が舞台だからかな?
単行本「嫁をやめる日」からの改題、元の方が内容により近い感じもするけど垣谷作品タイトルのインパクトの強さいつも面白い。
夫の死後も嫁として義両親たちの介護等をするかはケースバイケースだと思うけど、誰もそれを強要してはいけないと私は思うから、高瀬家親族は悪意なくても嫌な感じ。
ラストはほっとする。夏葉子が、法律上は絶縁しても夫の家族に心を寄せ、実の家族の良さ(特に父親)にやっと気付き、亡き夫への気持ちも穏やかになって良かった。

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<義母介護メモ>
病院:1/9(Y)、1/11(Y)
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:1/9
堤さん:1/2


読書記録('18.12月分と今年の読書数) 

2018-12-31 02:43:00 | Book
<2018年読書数>
初読(37)+再読(41):78冊、コミック5作品

今年は辻村美月作品を多く読んだことが印象に残ってる。
昨年「宮辻薬東宮」で短編1作読んだことあるだけだったけど、今年本屋大賞受賞きっかけで「かがみの孤城」を読んで感動、自分好みの作品が多い作家さんを知ることできて良かった。

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'18.12月読書記録
初読(1)+再読(2):3冊

読書メーターより

12/25【老後の資金がありません (中公文庫)/垣谷 美雨】
タイトルのインパクトで衝動買い。(^^;
娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費等で蓄えていた老後資金が激減で悩む篤子。このケースの大きい出費は我が家にはないけど(我が息子と娘は結婚費用を親に頼る考えはないと思うし、舅の葬式と今現在姑の介護費用は本人たちの貯金)篤子の気持ちわかる
サツキからの頼み事はビックリで変な話になってきたと思ったけど、お姑さんが面白くて笑ってしまった。(^^;
息子の勇人がしっかりしてるから篤子はあまり心配しすぎなくていいような気がする
現実味が薄いように私は感じたけど、面白かった。

12/20【よっつ屋根の下/大崎梢】
(再読)文庫化18.12/20初版1刷発行となってるけど18日に購入、翌日東京に行く機会があり往復の飛行機内で読み終えた。
病院の不祥事隠蔽体質への改善を訴え左遷された父についていく息子、東京に残る母と娘。4人それぞれの視点で語られ様々な事情がわかり、10年後も分かれて暮らしてはいるけれど、家族の絆を感じるラストでほっとした。
賢く成長した子供たちが好き。
患者の生き死にが関わる問題なのに自分の望み優先で病院との揉め事をやめて欲しいという華奈にはビックリ。正義を否定することを正当化するような部分が不快。

12/14【みかづき (集英社文庫)/森 絵都】
文庫化(18.11/25第1刷)購入で再読。ドラマ化キャスト写真入り帯。初読時私は稲垣吾郎さんが合うと思っていたけど高橋一生さんになるほど。
3世代の時代背景、大島家と塾の変化が興味深く、どんどん引き込まれ読み応えある。
孫の一郎時代第八章新月での、萌ちゃんと直哉のケースが胸に迫り感涙。 確執もあったけれど大島家は素敵な家族だと思う。妻を偲んでのスピーチや、ラスト阿里に対する吾郎の言葉にグッとくる。血の繋がりはなくても一郎は吾郎に確かに似ている。

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<義母介護メモ>
病院:12/3(K)、12/5(Y)
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:12/12
堤さん:12/2

読書記録('18.11月) 

2018-12-01 02:51:00 | Book
'18.11月読書記録
初読(2)+再読(5):7冊、コミック1冊

最近好きな作品の文庫化が多くて嬉しい。
大山作品は7月に出ていたのに気付いてなく購入遅れたけど。(^^;
「原之内菊子の憂鬱なインタビュー」の読メ連携ツイートを“小学館 きらら”さんからリツイいただき感謝。

読書メーターより

11/30【([お]15-2)あずかりやさん 桐島くんの青春 (ャvラ文庫)/大山 淳子】
(再読)文庫化(7/5第1刷発行)に気付くのが遅れて第3刷(9/13)を購入。覆面カバーが社長のイラストで吹き出し”2巻目が出たニャ。”可愛い。
前作同様もの視点と人間視点の両方あり、今回の再読でふと思ったのは、もの視点でのお話は切ない部分が人間視点よりマイルドに感じられるような気がした。
2話のおかあさんに“楽になる扉”があって本当によかった。直樹の暗唱に涙。
タイトルの内容となる4話、辛い部分も大きいけど、若者らしさを感じられる桐島くんだったことが嬉しい。前作“店主の恋”が納得できた石鹸の香り。

11/26【希望荘 (文春文庫 み 17-14)/宮部 みゆき】
文庫化(18.11/10第1刷)購入で再読。シリーズ前3作は長編だったけど本作は短編(中編かも?)4篇。
やりきれない辛さや切なさを感じる部分多いけど、杉村のキャラと彼が親しくなる人たちの善意がやわらげてるように思う。
単行本での初読時に、ソロモンの偽証に収録「負の方程式」で既に私立探偵として登場してたけど本作が本格的な探偵シリーズだな、と思ってた。初版限定杉村三郎シリーズガイド著者インタによると、新刊「昨日がなければ明日もない」でプロの探偵として本格的に動き出すらしい。早く読みたいけど図書館の順番待ちが長い。(^^;

11/22【校閲ガール トルネード (角川文庫)/宮木 あや子】
文庫化(18.10/25初版発行)購入で再読。
巻末の対談(著者×ドラマ主演石原さとみさん)と解説(ドラマプロデューサー)も興味深い。
初読時感想:悦子の推理力さすが!と思い恋のバカンスを楽しく読み、異動先や実家のこと等結構深い話になってると感じ、切なさもある決断ながら納得の着地。
悦子の選択はシリーズ前2作から予想ついたけど是永のことは意外。辛い状態の是永に心の奥まで届いてくれと願う悦子の言葉が素敵。悦子自身もそのこととエリンギの言葉が響いていると思う。
貝塚好きの私はラストの心地いいむしずが嬉しい。

11/17【ちはやふる(40) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
名人戦東西挑戦者決定戦の結果は予想通り。
対戦後の新と太一に感涙。 太一が奏ちゃんに新の袴のことでお礼を言うシーンはさらに泣けた。自分が有利になると考えても無理ないことだと思うけど、太一がかなちゃんのおかげでフェアに戦うことができて良かった。
太一をねぎらう瑞沢高校かるた部癒しの布団サプライズと、詩暢ちゃんのユーチューバーに笑った。

11/13【和菓子のアン (光文社文庫)/坂木 司】
続編文庫化きっかけで再読。 和菓子の魅力を知ることができて興味深く、アンちゃんの成長も気持ちいい。
連作短編5編のうち3話目“萩と牡丹”が特に好き。アンちゃん向学心に目覚めての接客と、おはぎについて広報部女性への対抗が爽快。
おっさん住んでる椿店長、乙女系男子の立花さん、元ヤン桜井さん、アンちゃんが言うようにびっくり箱みたいなお店の楽しさ。
初読時は登場人物に誰かをイメージすることはなかったけど、今回再読で立花さんが乙女言葉のときには朝ドラ志尊くんボクテの話し方が思い浮かんだ。

11/10【アンと青春 (光文社文庫)/坂木 司】
「和菓子のアン」の続編。2016年に単行本が出ていたことに気付いてなくて文庫化で初読。
最初の“空の春告鳥”は「和菓子のアンソロジー」で既読、ここで登場した金沢和菓子の店員さんが後々も関係してくるとは、連作短編の面白さ。
前回同様和菓子の奥深さが興味深いけど、今回は人の気持ちの難しさを感じる部分が多い。お菓子が凶器になるって話は特にゾッとしたし、アンちゃんロボット化にドキドキ。
立花さんが嫉妬したのは柏木さんの生き方に対してより「甘酒屋の荷」が大きいよねぇ。アンちゃんいつ気付くかな?

11/6【銀河食堂の夜/さだ まさし】
連作短編6篇。
四ツ木にある居酒屋「銀河食堂」、常連たちの名前がさださんのご友人たちを連想して愉快だけど、そこで語られる物語はどれも切ない。
2話「七年目のガリバー」はさださんの曲「償い」の小説版って感じ、よりドラマチックだと思う。
5話「ぴい」の千代さんの手紙に号泣。
最終話でマスターの謎が明かされ、一番気になっていたお母さんと呼ばれている女性の年齢に納得、関係性も素敵に感じた。マスターの母親はお気の毒で複雑ではあるけど。
マスターの本名に関するラストが巧い!と思った。

11/4【原之内菊子の憂鬱なインタビュー (小学館文庫キャラブン!)/大山 淳子】
(再読)文庫化(7/11初版発行)に気付くのが遅れて今月購入。
単行本作品を加筆改稿しての文庫化とのこと、どのくらい違うか気になるけど細かく覚えてない。(^^;
単行本初読時には、タイトル見た時点で単なるフルネーム入りと思っていたのが、人から本音を聞き出す能力を持つ腹の内聞く子だったことにまず笑った
設定や文章が愉快で、切ない部分も割と多いけど、登場人物みんなキャラの楽しさが大きいと思った。 今回の再読は、楽しいのはもちろんだけど、もっと深みもあるように感じた。

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<義母介護メモ>
病院:11/2(K)、11/7(Y)
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
ケアマネさん来訪:11/16
堤さん:11/4