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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('19.8月) 

2019-09-02 23:52:00 | Book
今クールのドラマで金曜10時TBS「凪のお暇」を高橋一生さんと中村倫也さん目当て(^^;で見ているけど、同じ時間に放送のNHK「これは経費で落ちません」を録画で見たらこっちも面白い。
これ経の原作小説をお盆帰省の移動用に試しに1巻だけ買ってみたら満足、文庫本既刊6巻まで一気読みで8月は楽しめた。

’19.8月読書記録
初読(8)+再読(2)冊:10冊
読書メーターより

8/30【これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
第四話“わたしはフェアではありません”うわあぁ、凄いな。シリーズ1でマリナに言った森若さんの言葉がここにきて伏線回収?ドラマ(8/30放送分)は原作1の温泉旅館エピで麻吹さんも加わっていて、マリナから探偵ごっこってセリフ出たけど、本作ではさらにミステリというかサスペンス風。
森若さんの暗躍ぶりに驚いたけど、美月さんの幸せを願う気持ちに納得。
森若さん「落ちろ」のつぶやき、なかなか激しい。その後エピローグの真夕ちゃん、今回は特に癒された感じ
文庫本既刊はこの6巻まで、続編待ち遠しい。

8/28【これは経費で落ちません! 5 ~落としてください森若さん~ (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
5巻はスピンオフ短編集。
森若さんの登場は少ないけれど今回主役となった5人の話それぞれ面白い。
真夕ちゃんはやっぱりいい子。山崎さんはやっぱカッコいい。由香利さん明るくなって良かった。 希梨香はあまり好きではないけれどこの話では応援する。 勇さんの事情はわかったけれど..どうなるのかなぁ。
毎回エピローグは真夕ちゃんだけど今回は森若さん。ひとまず平和な経理部、次も楽しみ。

8/25【これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 4 (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
経理部新メンバーの麻吹さん、強烈だけど正しいこと言ってるわけだし、結構好きキャラ。(笑)
ドラマで演じるのは5話ラストで登場した江口のりこさん、なるほどのキャスティング。
第二話の留田さんの話泣けた。藤見さんはいい子だったのねぇ。天天石鹸使ってみたくなった。
感動のあとの衝撃、勇さん、それはないよおぉ。ショックが大き過ぎる。このことはドラマには入れて欲しくないなぁ、多分ないと思うけど。
第4話での森若さんは案外策士だと感じた。マリナさんの問題はまた続編で出てくるかな?
毎回エピローグの真夕ちゃんに癒される。

8/21【危険なビーナス (講談社文庫)/東野 圭吾】
(再読)文庫化購入。
姿を表さない明人の存在感や脇役の蔭山さんが好み。
初読時には、伯朗が中途半端に感じたし楓にもさほど魅力感じなかったけれど、再読で楓の正体がわかっているからか2人への好感持てた。
動物病院の描写が興味深く、リスについての池田院長の言葉が印象的。本筋での研究についての、人間には踏み込んではならない領域がある、に通じるような気もする。

8/15【これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 3 (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
ドラマ2話の室田千晶(真魚さん)とドラマ3話馬垣和雄(岡崎体育さん)のエピは原作3巻に入っていた。
毎回記しているけど(笑)原作とドラマどちらもそれぞれ面白い。
原作3巻3話のクリスマスエピ好きだけど、曽根崎ミレイ(原作ではメリー)の藤原紀香さんは1話のみゲストだろうし、季節的にもドラマにはこのエピはないかも?
3巻ラストで経理部に新メンバー登場、続きが楽しみ。

8/14【これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 2 (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
読了は8/14だけどこれを記している現時点では8/16放送ドラマ4話視聴済みと原作3巻既読。
女の戦いはドラマでは原作の志保ではなく3巻に登場の由香里になってて、エピの組み合わせもあるけど割と内容変わっていた、なるほど。どちらも面白い。
勇さん好きだから原作4話がちょっとショック、ドラマ5話がこの話のようでどんな形になるかドキドキ。原作3巻目に熊井のその後エピが入ってほっとするからドラマもその部分入れて欲しい。

8/13【これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 1 (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
お盆帰省の移動用に読む本を書店で探しているとき見かけて、今放送中のドラマが面白いから買ってみた。
ドラマキャストが違和感なく浮かんでより楽しく読めた。
ドラマはオリジナル部分や原作と変えてる部分等違いも割とあるけど、どちらもなるほどと感じて面白い。
続編全巻を購入しようと思う。

8/11【スケルトン・キー/道尾 秀介】
うーん、これはしんどい。(^^;先が気になってどんどん読んだけど残酷で辛い。
まさか主人公がこんなことするなんて…というのは違っていたことと、間戸村さんが思っていたより良い人だったのがほっとした。
トリックは、本作より後に出たけど先に読んでいた伊坂幸太郎「フーガはユーガ」が思い浮かぶ。
ラストの言葉が本当になりますように。

8/6【作家の人たち/倉知 淳】
出版界の内幕?あるあるネタだろうなぁ、と思うけど随分極端だと感じていたら、最後に著者のお詫びがあり“本当に、マジで、ちょっとふざけただけですんで勘弁してください。”に笑ってしまった。
私はライトノベルを読んだことないけど「らのべっ!」でャ塔ン出てくるタイトル案が凄い、確かにラノベタイトルってこんな感じ。
「文学賞選考会」の直木賞は植木賞で芥川賞を茶川賞にしてるのね、と読み始めて、途中で“植木等賞”と“茶川一郎賞”という意味合いもあるのかも?と思う設定だったのがわかって面白かった。

8/2【悪意 (講談社文庫)/東野 圭吾】
(再読)隣町の花火大会の花火が家から見えたとき花火師の証言が重要だった本作をふと思い出して読み返し。
ミステリ読んで殺人犯に嫌悪感持つこと多いけどこの犯人は特に嫌い。クリスティの「アクロイド殺し」が思い浮かぶ語り手=犯人が序盤にわかるけど、加賀さえも嘘と思わなかった猫のこと、被害者の人間性を貶める悪意が浮「。
真相を知ってる再読での告白の章の気持ち悪さ、初美さんの人間性も貶められている。
加賀が教師を辞めた理由が正直ショックだけど、このシリーズは本作4作目、最新10作目まで既読で改めて彼の成長を感じる。

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<義母介護メモ>
病院:8/2,30(K)、8/7(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:8/21
堤さん:8/14

読書記録('19.7月) 

2019-08-02 01:33:00 | Book
かなり前に剛くんの帯付き歴史本があるとの情報見て買いたかったけど、私が行く複数の書店にはその頃なくて、ネット購入だと必ず帯付きかが心配で注文しないままだった。先月我が町の書店でやっと発見、即買い。
「読むだけですっきりわかる日本史」宝島社文庫
何故帯になったのかはわからないけど「クソ野郎と美しき世界」のオフィシャルブックが宝島社だったことが関係しているのかな?

7/9は剛くんの誕生日。
歳を重ねてますます素敵。
剛くんのことを想うと幸せな気持ちになる。
剛くんのツイートが45歳を迎えて最初に“おはヨーグルト!”ではじまってて笑えた。
今後も楽しいつよぽん言葉を期待してる。(笑)


その7/9夜、ジャニーさんの訃報に驚いた。
私はジャニーズ事務所に不信感あるけれど、ジャニーさんは偉大な方だったと思う。
ご冥福をお祈りします。

’19.7月読書記録
初読(4)+再読(3)冊:7冊
読書メーターより

7/30【絶唱 (新潮文庫)/湊 かなえ】
(再読)文庫化購入での読み返し。4話の連作短篇集。
”楽園”は本作初読時より前に「Story Seller3」で既読だった。毒親にビックリだったけど裕太が頼もしい。
”約束”を読み松本先生とマリエたちの担任とのエピも知りたくなった
”太陽”は1話目でダメ親なのに何故か憎めないと感じていた杏子さんの境遇がわかる。尚美さんとの縁に感涙
”絶唱”は尚美さんへの手紙の形。著者の体験部分が多いのかもしれない。
3話と4話は特に阪神大震災に関係する物語、ラストの一行が沁みる。

7/28【そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ】
本屋大賞受賞作。楽しく読んだけどモヤモヤ感もある。(^^;
幼い優子に選ばせる形での実の父親との別れが不可解。もし優子が天涯孤独な状況になって梨花と暮らすようになったのなら、この物語の優しさをもっと素直に感じることができた気がする。
手紙隠しは酷すぎると思うのに、恨む気持ちはない優子と、梨花らしいと言ってのける森宮さん、参りました。
プロローグのシーンはこの日の朝だったのか!とわかったラストは幸福感が溢れていて良かった。

7/21【死にがいを求めて生きているの/朝井 リョウ】
ふたつの一族が対立する歴史を描いた競作企画「螺旋プロジェクト」の1冊。平成パート。
“ナンバーワンよりオンリーワン”という言葉が出てきて、確かに平成を表していると感じた。歌は出てないけどSMAPファンの私は「世界に一つだけの花」はやっぱり平成の代表曲だと思う。でもオンリーワンとして自分自身の順位付けは難しい、なるほど。
最初好青年のように感じた堀北がその後全く違う印象、どこかで変わるきっかけが描かれるのかと思ってたけど「あの人は何も変わっていない」浮ウ。
ラスト後はどうなるのか?智也の望み叶って欲しい。

7/15【スティグマータ (新潮文庫)/近藤 史恵】
サクリファイスシリーズ5作目の位置付けと思うけど、前作「キアズマ」は大学自転車部が舞台だから、白石誓登場でのプロの自転車ロードレースとしては4作目。
“チームがメンバーの誰かを勝たせるために走る”集団戦が奥深い。アシストに徹するチカはカッコいい!
世界が舞台の興味深さ“何事にも連帯責任を取らせたがる日本人と違い、フランス人はチームメイトに責任があるなどとは考えないだろう”が印象的。

7/12【([お]15-2)あずかりやさん 桐島くんの青春 (ャvラ文庫)/大山 淳子】
(再読)先月シリーズ新作が出て2作目も読み返し。
副題“桐島くんの青春”の内容となってる4話目「海を見に行く」は高校生の頃ではあるけれど店主自身の語り。辛い部分もあるけれど若者らしさを感じられる桐島くんだったことが嬉しい。
2話の直樹の暗唱のところは読むたびに必ず涙ボロボロ。
プロローグあくりゅう先生宛の手紙、1話目文机、3話目オルゴール、どれも好き。

7/6【([お]15-1)あずかりやさん (ャvラ文庫)/大山 淳子】
(再読)先月シリーズ新作が出て1作目も読み返し。
心温まるあずかりやさん。初読時から癒されたけど、オルゴールや石鹸等色々なことが続編で詳しくわかっている再読はさらにジーンとする。
このシリーズは店主が素敵なことはもちろん相沢さんの存在がほっとする。そういえば本名ではなかったと思い出したけどまた忘れそう(^^;相沢さん大好き。社長もずっと可愛い。

7/2【読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)/後藤 武士】
大ファンである草なぎ剛さんの写真入り帯が目当てで購入。
「超語りかけ体」であることや重要なことの文字強調等読みやすく、面白くわかりやすくて良かった。



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<義母介護メモ>
病院:7/5(K)、7/10、17(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
介護認定:7/8 ケアマネさん来訪:7/8
堤さん:7/14

読書記録('19.6月) 

2019-07-02 00:30:00 | Book
'19.6月読書記録
初読(4)+再読(2)冊:6冊
読書メーターより

6/29【([お]15-3)あずかりやさん 彼女の青い鳥 (ャvラ文庫)/大山 淳子】
あずかりやさんシリーズ3作目。大山先生の「ぶんぶんブログ」で“あずかりや3(さん)”という記事タイトル見てほっこり。数字と合うのは今回だけだけど4,5..と続いて欲しい。
何が語り手でも驚かないこのシリーズ、今回はさらにユニークに感じた。
どのお話もいいけど「かちかちかっちゃん」が特に好き。
いつも店主が素敵なことはもちろん、相沢さんの存在が嬉しい。

6/26【シーソーモンスター (単行本)/伊坂 幸太郎】
8組の作家による、ふたつの一族が対立する歴史を描いた競作企画「螺旋プロジェクト」の1冊。
「シーソーモンスター」は昭和後期バブル期。対立は珍しくはないと思う嫁姑摩擦だけど、北山直人の妻と母親は普通じゃなかった。宮子さんとセツさんカッコいい!2人とも直人を愛している、病院での会話「宮子さん、あなた、何で泣いてるのよ」が好き。
「スピンモンスター」は近未来。高速道路の自動走行可能になってもおこる交通事故、この対立は辛い。少し希望もありそうだけど切ないラスト。絵本「アイムマイマイ」の作者と息子登場はワクワク。

6/23【シャルロットの憂鬱/近藤史恵】
(再読)文庫化(’19.6/20初版)購入。
とにかくシャルロットが可愛い!今我が家の愛犬は小型犬ミニチュアダックスだけど、その前はジャーマンシェパード雌だったからなおさらで、懐かしさと同時にウルウル。
浩輔、真澄夫妻が素敵!動物を大切にする人たちとの会話も楽しい。
悪意ある人物が出てくる事件もあるけど、シャルロットはじめ登場動物たちに癒される。
解説中江有里さんの「エア撫で」に同感。

6/12【最後の願い (光文社文庫)/光原 百合】
(再読)久々に読み返し、光原作品の中でも特に好き。
小劇団を立ち上げるための人材集めの過程での謎解き。演出の立場(役者でもあるけど)で考える度会と、役者として自分の心の中のパーツで考える風見、彼らが真相を見抜くのは説得力あると思う。
各章の登場人物たちが最終章で全員揃うワクワク感。 劇団Øのみんなにまた会いたいと願ってる。
私はさだまさしさんのファンだけど「もう愛の歌なんて唄えない」のヒロインについて度会の解釈頷ける。天城さやかはこの歌のイメージに合うとふと思う、度会も彼女なら嫌いじゃないかも?

6/7【図書館の神様 (ちくま文庫)/瀬尾 まいこ】
清の過去がとても辛く感じて、ラストで彼女を一番力づける手紙に涙。
垣内君が素敵すぎて神の域。でもタイトルの神様は垣内君だけのことだとは感じなくて、文学の力ということかな?と思う。
清の弟拓海と体育講師の松井も好き。

6/3【強運の持ち主 (文春文庫)/瀬尾 まいこ】
占い師の仕事がアルバイト情報誌に「未経験者大歓迎、時給千二百円」って募集載ってるとは知らなかった。(笑)
私はお金を払ってまで占って欲しいとは思わないけれど“大事なのは正しく占うことではなく相手の背中を押すこと”ということに頷ける。
ルイーズ吉田こと幸子は基本人柄が良いと感じて楽しく読めた。

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<義母介護メモ>
病院:6/7(K)、6/12(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:6/10
堤さん:6/23

読書記録(令和元年5月)

2019-06-02 23:40:00 | Book
生さだ音響の住吉さんが航空自衛隊のヘリコプター体験搭乗に行かれたとのツイートを見たきっかけで「空飛ぶ広報室」を読み返した。
我が町が隣接する芦屋町には航空自衛隊芦屋基地があり、子供会のリクレーションで芦屋基地に宿泊したことがある。
東日本大震災のときのブルーインパルスのこと沁みる。
また、自衛隊のヘリコプターで思い出すこと。
私の出身南信州で昭和36年梅雨前線豪雨災害(三六災害)があったとき、災害派遣の自衛隊員さんに私の実家でお風呂を貸したら後日父がヘリコプターに乗せてもらったらしい。
父が亡くなったのが東日本大震災の年で、葬儀のときその話を姉から聞いて初めて知った。

令和元年5月読書記録
初読(4)+再読(2)冊:6冊

読書メーターより

5/29【台風家族(市井点線[市井昌秀+市井早苗]のサイン本)※完全数量限定/市井点線】
可愛いサインにほっこり。
登場人物それぞれの視点で進み、軽い文体で読みやすい。ドタバタ劇は笑ってしまった。
最初は登場人物への好感持ちにくさもあるけれど、色々明らかになってくると泣ける。
どんな理由があっても銀行強盗は悪いと思うからエピローグでの全員一致で決めたことにほっとした。
ラストの一行がとても素敵。
小説発売インタ記事での市井監督の“「両親のことを考えない時間に罪悪感を抱いた時期が続いた」ときに着想を得た”というお話に納得。鈴木家母親の〇〇〇(ネタバレ控える)描写部分は胸が締め付けられる。

5/24【空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)/有川 浩】
(再読)Twitterで航空自衛隊ヘリコプター体験搭乗のことを見て読み返したくなった。
自衛隊の広報ってピンとこない感じだったけれど実は大切なことだとこの作品を読んで思った。
鷺坂室長の送別会で終わっていても感動部分は多いけれど、東日本大震災の発生により出版が予定されていた2011年夏から1年延期され、加筆された「あの日の松島」に大きく心を揺さぶられる。
自衛官の有事に対する覚悟に頭が下がる。マスコミは公正な報道をして欲しいということも強く感じる。

5/21【東京會舘とわたし(下)新館/辻村深月】
(下)新館は第六章から第十章まで(昭和五十一年、昭和五十二年、平成二十三年、平成二十四年、平成二十七年)
時代が進んで自分が知ってる事柄や人物も出てきて興味深い。
上のプロローグで東京會舘を舞台に小説を書こうとしている人物の背景がわかり感動が大きい。
上下とも全ての物語が感動的で、歴史小説として読み応えあり、辻村作品の中でも特に好き。

5/15【東京會舘とわたし(上)旧館/辻村深月】
東京會舘の歴史が興味深く、そこにかかわった登場人物それぞれの物語が感動的。
(上)旧館は平成二十七年時点でのプロローグに、第一章から第五章まで(大正十二年、昭和十五年、昭和十九年、昭和二十四年、昭和三十九年)歴史小説として読み応えある。
東京會舘に行ったことがない私は田舎者で高級なレストランは気がひけてしまうけど、第五章に出てくる會舘のお菓子を買ってみたくなった。

5/9【戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)/瀬尾 まいこ】
京都に行くとき新幹線乗車前に買って片道でほぼ読み終えた、要するにサクサク読めた。
単純に言うのは失礼になるかもしれないけど大阪弁(関西弁?)の会話ってホント面白い。
コウスケの合唱祭の部分が楽しい。北島君カッコいい。
ヘイスケはしっかりしているのかと思えば抜けてるところも実は多くて笑える。切なさあったけど自分のホームを確認できて良かった。
岡野ちゃんのゴーストライターを立てない手紙が素敵、兄弟愛がわかった。
タイトルの100連発の意味は正直わからない。(^^;

5/7【あと少し、もう少し (新潮文庫)/瀬尾 まいこ】
瀬尾作品は今まで読んだことなくて、図書館に予約した本屋大賞受賞作の順番が回ってくる前に何か読もうかと書店でざっと見たら、解説が三浦しをん氏だったことに興味をひかれ本作を買った。
中学生駅伝に出場する6人の生徒。それぞれの苦悩、それを乗り越える友情が気持ちいい。
彼らの家族や担任の小野田先生、大人たちも素敵。頼りないかと思いきや顧問の上原先生最高!

5/4【オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)先月読んだ「フーガはユーガ」に喋る案山子のことが出てきたから読み返したくなった。
初読時には荻島の奇妙な様子に正直とまどいながら読み進んだけど、再読は「これも伏線なんだよなぁ」と思いながら最初からワクワク。残酷シーンはやっぱり浮「けど。
島に欠けているものが何かわかるときが爽快。
ラストお雅と優午の会話にジーンとする。

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<義母介護メモ>
病院:5/10(K)、5/15(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:5/17
堤さん:5/6

読書記録(平成31年4月)

2019-05-01 22:12:00 | Book

4月30日に天皇陛下が退位され「平成」が幕を閉じ、5月1日に新元号「令和」が始まった。
毎月第1日曜日に放送されてるAbemaTV「新しい別の窓」は平成最後の日に変更。
天皇陛下の退位の儀式を見守るところからはじまり、剛くんナレーションで平成最後の3人からのメッセージ、令和の幕開けに聴く「新しい詩」・・感動した。

RealSound佐藤さんの素敵な記事に感涙。
<稲垣&草なぎ&香取の出発にはいつも雨がつきものだった 令和の幕開け飾った『ななにー』を見て>

モデルプレス記事
<「平成から令和へ」稲垣・草なぎ・香取のメッセージ全文>

東京タワーのサイン、剛くんの字が上手!
Sさんのツイ画像保存させていただいた。


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平成最後に読んだのは図書館の順番がタイミングよく回ってきて「平成くん、さようなら」

平成31年4月読書記録
初読(2)+再読(4)冊:6冊
読書メーターより

4/30【平成くん、さようなら/古市 憲寿】
芥川賞落選時古市氏が本気でがっかりの様子がなんか可愛くて図書館で予約やっと順番きた。待ち日数長かったけど平成最後の日に読み終え結構感慨深い。
「とくダネ!」とか「金スマ」等のテレビ番組や田原総一朗とか中森明夫等の人物名、現実の名称多く出てるけど、安楽死が合法化された架空の世界。
延命治療選択ならともかく安楽葬とかビジネス化って酷いと思うけど、平成(ひとなり)が安楽死を望む本当の理由は理解できる。それでも生きるべきと思うけど。
彼は愛ちゃんを呼び捨てに変えた?と思ったのは違っていて、切ないラストだった。

4/27【フーガはユーガ/伊坂 幸太郎】
風変わりなタイトルだと思いながら読み始めてすぐ、名前が風我と優我という双子の不思議な入れ替わり、とわかるけど、読了時にこのタイトルがとても切なく感じる。
虐待やいじめ等残酷な描写が辛い。
でも伏線回収のなるほど感でやっぱり伊坂作品は面白いと思う。ボウリングのボールを忘れたことも重要だった。
“トイレに行った小玉と子供たち”父親と同じく双子の娘二人、ラストの会話が楽しくてほっとした。

4/24【チルドレン (講談社文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)続編の「サブマリン」文庫化きっかけで読み返し。
連作短編5話、どの話もいいけど4話チルドレンIIが特に好き。続編が家裁調査官の話中心の長篇で嬉しく思った。
1話バンクでの「ベス、カム!」シーンが素敵で、他の話でも探偵役となってる永瀬が私好みだけど、はた迷惑の陣内は別格で魅力的に感じる。
2話レトリーバーでも、浅い善意の女性から永瀬がお金をもらったことに、ずるい、何故おまえだけ特別扱いだって怒って自分も欲しがるシーンは笑いながら感動。
陣内をパンの耳に喩えた鴨居が続編ではいないことが改めて悲しい。

4/22【サブマリン (講談社文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)伊坂作品の中でも特に好きな「チルドレン」の続編、待ちわびてた文庫化。
前作は連作短編集で今回は長篇、家庭調査官である陣内の魅力をさらに感じる。
相変わらずはた迷惑(にみせている?)だけど、棚岡くんへの漫画本差し入れ、キャッチャー守くんの試合、小田山くん宅への訪問等に感涙。 若林青年も希望がみえて良かった。
永瀬の盲導犬が変わり心配したベスのことは安心したけど、鴨居がいないことが悲しい。

4/12【宝の地図をみつけたら (幻冬舎文庫)/大崎 梢】
(再読)単行本「誰にも探せない」を改題、加筆・修正しての文庫化。
埋蔵金には特に興味あるというわけではないけど隠れ里とか興味深い。でも物騒な連中が必死になるのはやっぱり札束だよなぁ。
少年時代晶良と一緒に埋蔵金に夢中になりながら疎遠になっていた伯斗の事情、田中との関連性になるほど。
登場人物の中で吉井が一番好み。

4/4【聖女の救済 (文春文庫)/東野 圭吾】
(再読)ガリレオ長篇2作目。最初の長篇“献身”と同様、真相が明らかになったときタイトルにある”救済”のなるほど感が大きい。
読み返しでわかっていても凄いトリック。
草薙が津久井潤子を探し出したことや証拠品を残していたのは、彼が綾音に惹かれていたことが大きいと思うけど、綾音を見た瞬間に心が揺さぶられたって、草薙さんてば内面わからなくても容姿だけで?と思ってしまった。(^^;

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<義母介護メモ>
病院:4/8(K)、4/10(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:4/15
堤さん:4/14