白と黄色のコントラストの彩を
私の庭に今年も水仙の花が咲きました。清楚なその美しい花をお見せします。コロナで騒がしい世界中の人たちに見せてあげげたいです
大兄の襲来に備えて宇遅能和紀郎子<ウヂノワキイラツコ>は謀を設えます。
「偽の皇子を高い台の上に座らせてその周りに多くの役人を配して、さも、皇子に額ずくような動作をさせて、そこにあたかも皇子がいるように思わせます。
更に、兄王が宇遅河の岸辺に来られた時のために、はではでしく飾り付けた舟を止めて、ご丁寧にその船の舵を飾り立てます。そしてその上に今度は
「サネカズラの根を臼で搗いて、その滑りやすい部分を船の中の
“箐椅<スバシ>”
(宣長は「竹などを簀<ス>に編んで、そこらあたりに敷いて船の中をあちらこちらに行きかう時に使った敷物」だとしております。)
に塗り付けておいたのです。敵が船に乗り込んできた時、何も知らずにその簀子を踏むと滑って転ぶようにしておいたのです。
このように準備をしておいて、その上で、「和紀郎子」は粗末な布衣に褌一丁といういで立ちで舟の楫の傍に立っていました。
「偽の皇子を高い台の上に座らせてその周りに多くの役人を配して、さも、皇子に額ずくような動作をさせて、そこにあたかも皇子がいるように思わせます。
更に、兄王が宇遅河の岸辺に来られた時のために、はではでしく飾り付けた舟を止めて、ご丁寧にその船の舵を飾り立てます。そしてその上に今度は
「サネカズラの根を臼で搗いて、その滑りやすい部分を船の中の
“箐椅<スバシ>”
(宣長は「竹などを簀<ス>に編んで、そこらあたりに敷いて船の中をあちらこちらに行きかう時に使った敷物」だとしております。)
に塗り付けておいたのです。敵が船に乗り込んできた時、何も知らずにその簀子を踏むと滑って転ぶようにしておいたのです。
このように準備をしておいて、その上で、「和紀郎子」は粗末な布衣に褌一丁といういで立ちで舟の楫の傍に立っていました。
大兄「大山守命」が次天皇の位を狙って弟(宇遅能勢和紀郎子)を亡き者にしようと兵を集めて攻撃態勢を整えております。その噂を聞いた大雀命は日継の郎子に告げます。そこで、早速、その対策を練るのです。そ対策に、当然、建内宿祢が係わったと思うのですが、ここではその名前は出てきませんが????まあ兎も角も、古事記では、大雀命と郎子二人で作戦を立てます。
その作戦です。
①自分たちの軍勢を「宇遅河<ウジガワ>」の岸辺に隠しおきます。
②宇遅山の山頂に絁垣<キヌカキ>(絹布でできたを垣)を張り巡らして帷幕<トバリ>を立てて、
“詐以舎人為王。露坐呉床。百官恭敬往来之状 既如王子坐所而”
<イツワリノトメリヲミコニナシテ アラワニ アグラニマセテ ツカサツカサ ヰヤビ ユキカウサマ スデニ ミコノイマス トコロノゴトクシテ>
(舎人を偽りの王様に変身させ配置して、その周りに多くの役人を配し、あたかも本当の御子がその場所にいるかのように思わせて)
このような準備をして、大山命の軍隊の襲来を待つのです。
その作戦です。
①自分たちの軍勢を「宇遅河<ウジガワ>」の岸辺に隠しおきます。
②宇遅山の山頂に絁垣<キヌカキ>(絹布でできたを垣)を張り巡らして帷幕<トバリ>を立てて、
“詐以舎人為王。露坐呉床。百官恭敬往来之状 既如王子坐所而”
<イツワリノトメリヲミコニナシテ アラワニ アグラニマセテ ツカサツカサ ヰヤビ ユキカウサマ スデニ ミコノイマス トコロノゴトクシテ>
(舎人を偽りの王様に変身させ配置して、その周りに多くの役人を配し、あたかも本当の御子がその場所にいるかのように思わせて)
このような準備をして、大山命の軍隊の襲来を待つのです。
応神天皇は
“御年壱佰参拾歳<ミトシ モモチマリ ミソジ>”
で身罷ります。130歳で崩御されます(書紀には110歳)。次なる天皇は、普通なら、オウジンが生前に決められていた、近江国の途中で見染めた
”矢河枝比売”
との間に生まれた
”宇遅能和紀郎子<ウジノワキイラツコ>”
ですが、長兄たる
“大山守命<オホヤマモリノミコト>
が、自分が次なる天皇になると考えて、邪魔になる「宇遅能和紀郎子」の後ろ盾になっていた次兄の
“大雀命<オホサザキノミコト>
を殺そうと兵隊を集めて攻撃を仕掛けようと準備していたのです。でも、その噂を耳にした大雀命は、すぐに、それを宇遅能和紀郎子に知らせます。郎子は大変驚いて対策を考えます。
“御年壱佰参拾歳<ミトシ モモチマリ ミソジ>”
で身罷ります。130歳で崩御されます(書紀には110歳)。次なる天皇は、普通なら、オウジンが生前に決められていた、近江国の途中で見染めた
”矢河枝比売”
との間に生まれた
”宇遅能和紀郎子<ウジノワキイラツコ>”
ですが、長兄たる
“大山守命<オホヤマモリノミコト>
が、自分が次なる天皇になると考えて、邪魔になる「宇遅能和紀郎子」の後ろ盾になっていた次兄の
“大雀命<オホサザキノミコト>
を殺そうと兵隊を集めて攻撃を仕掛けようと準備していたのです。でも、その噂を耳にした大雀命は、すぐに、それを宇遅能和紀郎子に知らせます。郎子は大変驚いて対策を考えます。