私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

郎子<イラツコ>の計略は・・・

2020-03-22 11:11:55 | 日記
 大兄「大山守命」が次天皇の位を狙って弟(宇遅能勢和紀郎子)を亡き者にしようと兵を集めて攻撃態勢を整えております。その噂を聞いた大雀命は日継の郎子に告げます。そこで、早速、その対策を練るのです。そ対策に、当然、建内宿祢が係わったと思うのですが、ここではその名前は出てきませんが????まあ兎も角も、古事記では、大雀命と郎子二人で作戦を立てます。
 その作戦です。
    ①自分たちの軍勢を「宇遅河<ウジガワ>」の岸辺に隠しおきます。
    ②宇遅山の山頂に絁垣<キヌカキ>(絹布でできたを垣)を張り巡らして帷幕<トバリ>を立てて、
          
       “詐以舎人為王。露坐呉床。百官恭敬往来之状 既如王子坐所而”
      <イツワリノトメリヲミコニナシテ アラワニ アグラニマセテ ツカサツカサ ヰヤビ ユキカウサマ スデニ ミコノイマス        トコロノゴトクシテ>
    (舎人を偽りの王様に変身させ配置して、その周りに多くの役人を配し、あたかも本当の御子がその場所にいるかのように思わせて)
     
 このような準備をして、大山命の軍隊の襲来を待つのです。