私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

番能邇邇藝命が水穂国へ

2018-10-21 09:40:27 | 日記
       “汝将知国言依賜<ミマシ シラサムクニナリト コトヨサシタマフ>”

 と、天からのお告げを受けて、いよいよ「ニニギノミコト」に

       “故随命以可天降<ミコトノマミマニ アモリマスベク ト ノリタマヒキ>”

 天からの命令に随って、早速に、水穂国に「可天降<アモリ マスベク>」(降りて行きなさい)と命令します。 このような経緯を辿って、ニニギノミコトの「天孫降臨」が起るのです。

 しかし、考えてみると、どうして「孫」でしょうかね???アマテラスの本当の願いはその御子
          「正勝吾勝勝速日天忍穂耳命」
 のはずです。なのに、どうして生まれたばかりの孫に、その任務を、突然に、変へなくてはならないのでしょうかね。そこら辺りの理由は何も書かれてはいませんが、だれが考えても不思議な話ですよね。???

 まあ、そこらたりを推測すると、ニニギノミコトは日本開闢以来の高木神の女(むすめ)と天忍穂耳命の間に出来た子です。高天原を代表するには、その方が、血統的に見ても、より相応しいとアマテラスは考えられたのかもしれませんよね。よっぽどアマテラスが孫可愛がりだったのでしょうかね???

 でも、これはそのようなうがった考え方ではないかもしれませんが、大津皇子ではなく、持統天皇が孫「軽皇子」を文武天皇にしたことを正当化するために、古事記という正式な日本の歴史書で、孫が天皇になるという歴史的事実を、敢て、取り上げたのではないかとする学者もいるようですが、どうでしょうかね