「食育は栄養学。道徳だけでなく科学的な視点が必要」管理栄養士・成田崇信氏インタビュー blogos.com/outline/129459/
「我が国の伝統ある食文化を継承する」といったことが書いてあるのですが、そもそも先程も指摘したように、昔はそれほどいい物を食べていません。
それな。
「昔は良かった」心理のメカニズムを考えてみよう。といっても、起こっていることは、従来のスキーマ論で語られていることで十分説明がつきそうだけど。
もちろん「昔は良かった」は不満な現代へのアンチテーゼなわけです。そして…
・一部の偏った情報(上流階級の暮らしぶりなど)に選択的に注意を向け、過度に一般化する
・都合のいい時代設定をして、都合のいい表象を構成する
・事実の誤解・曲解による誤った表象が形成される
などが起こる、とか
ひとつ疑問なのは、理想の世界としてなぜ未来ではなく過去が選ばれるのか。まぁ、過去といっても「以前は手にしていた(今は手放してしまった)」過去なので、そういう心的コミットメントの差はあるかもしれません。
あぁ、過去は「二度と取り戻せないもの」であるからこそ高く価値づけられる、という側面もありそうです。だとすると「昔は良かった」は本質的に二律背反なテーゼだということになりますね。
例えば、最近批判の的になっている「江戸しぐさ」も、歴史的根拠なんてないようなので当たり前ではあるんですが、「古き良き何かの復活」というのは単なるカモフラージュであって、新しい習俗なり心性の創造であると解釈するべきなんだろうね、と思い至るわけであります。
最近「武装している相手に向かって『話し合おう』と呼びかけるのは愚か」というような主旨のツイートを見かけたような気がするが、SNSで発言するのも大して差はないかもしれないな、とふと思ってしまった。
さっき見た白猫プロジェクトの公式プロモーションは、またグレーゾーンのきわどいとこを狙ってきた感じがする。
そういうディストピア小説は成立しそうです。 twitter.com/Hideo_Ogura/st…
Haidtの道徳基盤理論をみると、リベラルは危害原理と公正にしか関心なくて後は無視みたいな感じだけど、左側の人達も、礼節とか美徳とか持ち出す人はいるような気がして、その辺はどこに抜け落ちてしまったのーという感じ。あっ、リベラルとヒダリを一緒にしてはいけないのか?