Cutting Edge on My Life

社会心理学者の筆者が切り取った日常[Academic Life/Social Life/IT Life]を書き溜めます.

プリンタのインクカートリッジを処分したい

2007-08-29 16:10:56 | IT Life
家で,プリンタの使用済インクカートリッジがたまってきた.捨てたいのだが,捨てるためだけに家電量販店など回収ボックスのあるところに出向くというのはもうない(一人暮らしの時ならあったかもしれません.暇つぶしにそういうところに行ったりもするだろうし).
インクカートリッジも郵送回収して,一定個数ごとに割引クーポンを配るとかすればいいのに,と思っていたら,すでにこんな取り組みが始まっていた.

インクカートリッジの回収とベルマークを結びつける

エプソンでは,使用済みカートリッジを523個で,新品サッカーボール1個と交換できる制度を実施しているそうだ.
さすがに数個のカートリッジで割引クーポンでは採算がとれないようだ.
ベルマークって,小学生の子どもはいるけどあまりピンとこないが,PTAの廃品回収などで実施すれば,意外と活用できる制度なのかもしれませんね.
記事を読むと,独自のポイント制度もアイディアとしては出たようですが,周知にかかるコストなどから断念したよう.独自のポイントでなくても家電量販店のポイントがたまったりすると,うれしいかも.
ただ,ベルマークでもどうしてもこぼれる人は出てくるし(高齢者家庭でも普通にパソコン持っている時代は後一歩のところにある),やっぱり個人で回収できるしくみが何かあったらいいと思う.郵送費用の一部をメーカーが負担するとか,郵送すると個数に応じて慈善団体などに寄付金を出すとか.まだまだ考えられることはあるんじゃないでしょうか.

「9.11」以後の世界のトランスフォーマー

2007-08-08 13:25:54 | Social Life
映画「トランスフォーマー」が,今週末より日本でも封切られるそうだ.TVCMの映像を見ただけでも,自動車や飛行機をはじめ,携帯電話のような小物までが次々とロボットに変形していくさまは,「CGってすごいねぇ」と脱帽する.

トランスフォーマーは宇宙からの侵略者であるが,身の回りの機器が襲いかかってくるさまはテロを連想させる.敵はどおってことのない存在の隣人であり,兵器は内部の奥底に潜み,覚醒の時を待つ.宇宙からの侵略者といえど「インディペンデンス・デイ」とはわけが違う.また,これまでにもテロを題材として扱った映画も多く存在するが,その多くはテロを遠い世界の出来事のように扱っていた印象がある.トランスフォーマーは,これらの作品の何よりも,今の世の中の安全や安心がいかに危ういものであるかを思い起こさせるように思う(そして,そうした世界で体験する恐怖をロマン主義的に消費させる作品でもある).「9.11」以後のわたしたちは,荒唐無稽なロボットアニメ(今回はCGですが)にリアリティを覚えるような世界に生きているのだ.

こうしたリアリティを感じる一方で,強力な力を持ち正義心あふれるヒーローが世界を救うという,あいも変わらずの「保安官モデル」が健在なところに,非常にギャップ・違和感を抱かずに入られない.現実の『テロリストvs.保安官』の戦いは,保安官に分が悪そうですが,それでもいつかは勝てるって,普通のアメリカ人は信じているのでしょうか.

多分,本編は見にいかないので,妄想めいたところがありましたら教えてください.