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言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

言葉って?

2015-07-04 09:51:46 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

今朝も曇っています。
昨日も雨が多くて、振りは、このあたりは千葉や東京とは違って、しとしとという感じでしたが、よく降りました。

今日もどんよりした1日になりそうです。


さて、本題です。

今朝ニュースを見ていたらある言葉が聞こえてきました。
「やくざいし」
それでわたしの頭が変換したのは“やくざ医師”。
うん?

もちろん冗談の変換ミスで、本当は「薬剤師」です。


わたしが以前勤めていた会社の、高崎支部の電話番の最後の4桁が“8933”。

わたしはいつも電話番号を伝えるときに言ってました。
“やくざさん”


日本語って難しいですね。って、何を言いたいわけ?


今年の始め、わたしの娘が第一子を出産しました。

東京に住まいがあるんですが、出産はこちらでやりたいからと、前橋のある産婦人科病院に入院しました。

自分でネットを検索して、評判のいいところを選んだみたいです。

もちろん、入院に付き添いました。

そして病室に無事入ったのですが、しばらくしてからわたしは違和感を覚えました。

またしても「言葉」のことで。


その病院は産婦人科専門で、付属として小児科もありますが、基本的には出産のための病院です。

その病院という名称にも違和感があるのですが、出産のために入る部屋も、案内板には“病室”とありました。

うん、“病室”?

病室じゃないだろ、というちょっとした不満でしたね。


これから新しい命が生まれてくるための準備の部屋を、“病室”と呼ぶのはあまりにも配慮が足りないんじゃないの?

これはほぼどの病院でも、同じように無配慮にそのように呼び倣わしていませんか?

さすがに最近では新しい産婦人科専門の病院は、“病院”という名称は使わずに“マタニティ・クリニック”などとネーミングしていますが、さすがに部屋までは相変わらず
に“病室”と呼んでいませんか?

クリニックという言葉にしても、日本語に訳すと診療所であって、病院と同じようなものです。

さらにそこに入る人は“患者”とほぼ呼ばれていますね。


それらすべて、産婦人科は病気ではないはずで、それら病院言葉よりも、もっと「喜びの場所」にふさわしい言葉にかえるべきではないでしょうか。

まず最初は、出産される方を「お客様」であるという意味から考えていきましょう。

そして新しい命を迎えるのにふさわしい場所としての自覚を持つと、おのずとそれらの言葉が生まれてくるのではないでしょうか。


こういったことは、もちろん病院だけには限りません。

あなたのお店でだって、いつも呼び倣わしている商売用語も、根本的にもうい一度考えてみると、接客の際にもまた意識が変わってくるような気がします。


たとえば、お客様を単に“客”というように言うことがあると思いますが、そこに「お」と「様」をつけるだけでも、自分の意識が一歩前に進むような気がします。



さて、連載中の『ある学習塾の変身』は、今日で6回目です。

ここからどうぞ。


「ええ、今の個別学習ですか、このシステムでは生徒数が少ないからできるんであって、たくさんいれば、先生の手が回らないんじゃないのかなって。
生徒全員を前にしての授業形式なら、たとえ10人一度に増えても全然困らないでしょうが、個別学習だと、生徒一人ひとりについて、アドバイスしなければならないわけですよね」

「………そう、ですね」

「だから生徒を増やしたら、逆に個別学習では先生の手抜きになると思いませんか。
それともまだ先生に余裕はありますか。
ちょっと拝見した限りでは、いっぱいいっぱいのような気もしますが………」

「でも、生徒を増やさないとすると、経営的にむずかしくなります」

「なぜ、きちんとそういうシステムだからこれぐらいの月謝が必要なんですと、いえないのですか」

「そりゃ無理ですよ、分かるでしょ?」

「分かりません」

本田は、次に遠藤の言う言葉がどういうものか、分かっている。

確かに自分は理想像を言っているだけだとは思っているが、ここはそうした本質をついておかないと、単なる金儲けの学習塾になってしまうと思った。

「月謝を高くすると、よそに行ってしまいます。当たり前でしょ」

「よく分かります。よそと同じようにしていれば、ね。
でもそこはこの塾の肝である教育方針を、きちんと言葉を尽くして説明すべきじゃないんですか。
その代わりに生徒一人ひとりに対応した学習が可能ですので、他の学習塾よりも生徒一人ひとりの成績アップには責任を持ちます、だからその分月謝は高くなっています。それを承知していただいて、入塾していただくのが筋だと思いますが」

「さっきも言ったように、それじゃ他の塾に安くされて、みんな生徒を持っていかれますよ!」

「なんだ、スーパーの安売りと同じですね、それじゃ」

「スーパーの安売りと一緒にしないでくださいっ!」

「だってあっちがここまで値段を下げたからうちも下げなきゃ、みんな持っていかれてしまう。というのと、まったく一緒の発想ですよ。
どこか違います?」

「………!」

遠藤は、一瞬言葉に詰まった。

「頭に来ました?」

「いや、ええ、少し………」

「少しどころじゃないでしょ。結構、顔、赤くなってますよ」

遠藤の顔には今にも怒鳴り出しそうな怒気がこもっていた。

「怒ってますよっ! いったい何のためのコンサルなんだ、って!」

遠藤は溜まっていた怒りをついに吐き出した。

本田はそれでも笑顔を絶やさない。

そして言った。

「やっと本音を出してきましたね、遠藤さん。これからですよ、本当の話し合いは」


さて塾長の遠藤氏を本気で怒らせてしまった本田は、いったいこれから何をしようとしているのか。


                    つづく







それでは、また明日。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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藤田販促計画事務所
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相手は相手?

2015-07-03 09:40:37 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨夜からずっと雨が降っています。
昨日は予報では晴れ間も見えるはずだったんですけど、ほぼ曇り空で、時おり小雨も降るといった天候でした。

気温はだから低め。
夏日にも届いていません。
(と言っても25℃ちょい手前だけど)
湿気が高い(わが家の湿度計は90%以上)ので、力をこめて動くと、汗が吹きでてきます。


さて、本題です。

それは昨日のなでしことイングランドの準決勝戦の終わり方。

結果を聞いたのは車の中で、中継も聞いていなかったので詳しい状況はわからなかったのですが、相手DFのオウンゴールという、それもアディショナル・タイム3分のうちの残りあと1分という時間帯。

運命の神さまは、ひたすら耐えたなでしこにほほえんだ、ということなんでしょうね。


ただ単に運の問題ではないにしろ、一生懸命さは同じなのに、なぜ神さまはなでしこの方にほほえんだのでしょうか。

なんだか今回のワールドカップのなでしこのゲームを見ていると、想いの強さがその運命を分けているように思えてならないんです。

もちろん相手だってその想いは強いはずなんですが、小柄ななでしこに対して、自分たちの身体の優位性は誰が見てもあるわけで、それが攻撃の際の意識にも現れ、シュートが止められたびに、なんで? という想いがだんだんといらだちに変わっていき、攻撃するにしても、緻密性がだんだんとなくなっていったような気がします。


なでしこの6連勝はすべて1点差勝ちです。

それにすべてが現れているように感じます。

もちろん前回の優勝国なわけで、見くびってはいないけれど、いざ実際にピッチに立ってなでしこたちを眺めてみると、その体格差は歴然(キーパーは別にしても)で、どうしても侮ってしまう感じになってしまったような気がしてしょうがないんです。

だから躱されると、ついついいらだちが出てくるんですね。


これはビジネスだって同じことですね。

競争相手を見くびった時点で、はっきり言って負け、です。


逆に考えると、相手は相手、自分たちのことは自分たちのことと割り切り、自分たちができる最善の策を講じていれば、勝てる、ということではなくて、全然問題なく進めていけるということではないでしょうか。


(次の決勝戦は)失敗してもいいから、のびのびやらせてやりたい、というようなことを、佐々木監督も終了後のインタビューで言ってました。

本音は違うでしょうが、のびのびやって、そして勝って優勝してほしいですね。

次は月曜日の朝8時から。

早く準備して、見よう。


さて、次は連鎖中の『ある学習塾の変身』は今日で5回目ですね。

ここからどうぞ。



本田が最初にアドバイスしたのは次のようなことだった。

「遠藤さんはせっかちなタイプなんですが、ここはひとつ長い目で見てほしいんですが、できますか。
途中で成果が出ないからと言って投げ出してしまえば、出発点にもどってしまいます。
いや出発点よりさらに前にもどってしまうでしょう。
それまでやってきたことが無になってしまい、さらにはそれに費やした時間さえまったくの無為のものになってしまうのです」

「自分自身でも困ってるんですよ。家内にもよく言われますから。
この性分をとにかく少しずつでもいいから直していきたいですね。
そのために本田さんからの提案を真摯に受け止めて、何とか実行していきたいんです」

「分りました。それを一度確認しておきたかったんです」

「よろしくお願いします」


「じゃあ、最初にお聞きしますね。
遠藤さんはいったい今回の目標はどういうことなんでしょうか。
まずそれをはっきりさせましょう」

「ですから、生徒を増やしたいんです」

「あれ、先ほどは個別学習で、じっくりと生徒を育てていきたいとおっしゃってたじゃないです」

「ええ、そのために生徒を増やさなければならないでしょ?」

「どうしてですか?」

「どうしてって、増えなければ、個別指導できないじゃないですか」

「おかしいなあ。じゃあ今いる生徒さんたちへの個別学習は?」

「それはやっていますよ」

「きちんと?」

「ええ、きちんと」

「じゃあ、それでいいじゃないですか」

「え、だって本田さん、学習塾は生徒を増やさないとやっていけないんですよ。
まず増やさなければダメですよ」

「ちょっと違うような気がしますよ。
それじゃ目標は個別学習じゃないですか。逆なんじゃないでしょうか」

「逆?」


                         つづく


それでは、また明日。

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率先遂行?

2015-07-02 08:16:14 | スキルアップ

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小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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昨日は、午後まで小雨が続いていましたが、夕方になって晴れてきましたね。
気温は低めで、半袖だとちょっと肌寒く感じる時間もありました。

今朝は昨日の見事な夕焼けを裏切るようなドヨ~ンとした曇り空です。
それに蒸し暑い。


このブログを書いているのは女子ワールドカップのイングランド戦の真っ最中です。
終了前に家を出て、仕事で太田商工会議所に向かわなければなりません。

辛い。

太田に着く頃に終了です。

その頃には、いったいどうなっているやら。

録画してもいいけど、何かこういったスポーツものは録画して見るのもなんだかなあって感じです。
臨場感がやはり欲しいですからね。


さて、本題です。

わたしはどちらかというと冷え性で、クライアント先でも、お店に行っても、だいたいどこでも1回はトイレに入ります。

で、まあトイレの権威ではないんですけど、行く先々でいろいろなトイレがありますね。

面白いのは、『トイレをきれいにしましょう』という紙が貼ってあるところもクライアント先でもよくありますが、そういったところは大体トイレがあまりきれいではないですね。

同じように『挨拶をしよう』と挨拶励行を謳っている会社も多いのですが、そういった会社ほど一応挨拶することはするのですが、おざなりです。

そんなことはひと言も言っていない会社のほうが、入っていくと大きな声で挨拶してきます。

トイレを一人一人きれいにしないから、『トイレをきれいに』という貼紙が必要なんです。
挨拶しないから、しょうがなく『挨拶しよう』という紙が必要なんです。


そうじゃないでしょうか。


トイレを本当にきれいにしたのなら、率先遂行です。
まずトップからやらなくては。

トップがやってみせて、社員にもやらせなければ、いつまで経ってもその貼紙はなくなりません。



さて、連載中の『ある学習塾の変身』は今日で4回目です。

ここからどうぞ。


「よく聞きますね」

「差別化、差別化って言ってるうちに、何となくその差別化したいところと似てくるんですね。不思議なもんです」

「対抗意識がそうさせるんですね」

「そうなんです。相手なんか意識しないで、自分たちは自分たちの道を、着実に歩くことが一番大事なことなんですけど、それを忘れがちですね。
相手から離れよう、離れようと意識すればするほど、近づいていく。面白いですね」

「面白がらないでくださいよ、やってる方は真剣なんですから」

「いや、失礼、でもホントに面白いですよ。ちょっと見方を変えさえすればいいのにって。
傍目八目で、離れてみれば一目瞭然なのにね」

「う~ん、それ本田さんがこの間メルマガに書いていた、競争しながら真似をしているってことですね」

「ええ、そうです」

「嫌っている人に、なんだか少しずつ似てくることって、ありますからね」

「遠藤さんも、私から見れば、なんだかそんなようなことになっているように見受けられるんです。
まずはそういったことからの脱却を図ることから始めませんか」

「はい」


こうして、日進塾の立て直しが始まった。


                     つづく





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今年後半にできること?

2015-07-01 09:33:38 | スキルアップ

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小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

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今日は朝から、というよりも昨夜からずっと雨が降り続いています。
梅雨らしい、強くも弱くもないしとしと雨で、庭の植物たちは嬉しそう?

昨日は近所の私有地の雑草刈りが業者の手で行われまして、その後の雨です。
雑草の香りがまだ強く残っています。


昨日はその刈払機の音がうるさくて、リビングに逃げていました。

そんな中クライアントからの電話。
今から伺いますと、早速出かけてしまいました。

お互いの事務所の間をとって、その中間あたりにあるチェーンのカフェ・レストランで打ち合わせ。

その時間ですと、お客様もほとんどいなくて、代わりに数人がそれぞれひとりずつ、テーブルに資料を広げて仕事中。

カフェ・オフィス、ですね。
うん、これもありか、なんて、思いました。

気分を変えるためにはいいですね。

珈琲だって、ドリンクバーで何杯でも飲めますし。


さて、本題です。

7月1日です。

この半年で何ができるか、考えてみました。

で、思ったのは、今年いっぱいは今後の想を練るためのアイドル期にしようかなと。

長い気もしますが、それだけじっくりと考えていきたいんです。

で、それと並行して、今はまっている電子出版ですね。

今までのこのブログやメルマガなどで書きためた膨大なものを整理して、数冊、テーマごとに電子出版しようかなと。

商業出版となると1冊で200万円以上もかかりますので、なかなかハードルが高いので、電子出版しようと考えています。

今出している2冊です。
   ↓
今すぐに役立つ販促アイデア集: 繁盛店へ向かう最初の一歩

コピーライターになりたいか。


そんな中ある方がメルマガの中で言っていたのですが、企画書などもある意味電子出版できるんじゃないのかな、ということが示唆されていましたので、それもまた面白いなと考え、いくつかある企画書を電子出版してみようかなとも考えています。

そんなこんなで今年の後半が始まりました。

がんばろう。


さて、連載中の『ある学習塾の変身』は今日で3回目です。

ここからどうぞ。


「ところでそのアプローチなんですが、今まで実際にどのような宣伝方法でやられてきました?」

「ほとんどチラシですか。
春休みの進級前、進学直前コースというのから始まって、夏休み特訓コース、冬休み実践コースというように季節季節で、やはりチラシを出してきました」

「チラシだけですか」

「そうですね、だいたい」 

「今お聞きしたところでは、なんだか他の塾とは差別化して個別学習というシステムをとっているのに、生徒集めは他の塾とまったく同じようなアプローチをしていませんか」

「考えてみれば、そうですね」

「他の塾が出しているのに、自分たちの塾が出していないと、不安なんでしょう。こわいんですね、他と同じことをしていないと。
同じことをしていれば、それだけで、ちょっと安心なところもありますからね」

「その通りですね」

「これはスーパーなんかの流通でも同じことが言えます。
他店、特に競合店がチラシをバンバン出せば、こちらも負けじとバンバン出す。さらに同じような商品を同じ価格で出すんですよね。
相手がたとえば大根1本77円と出せば、こちらも77円で出すとか。
私はそこんところがいつも不思議に思うんですけど、対抗して出すなら出すでもっと下をくぐって出せばいいのにと思うんですけど、対抗のチラシだから、相手が出してきたからこちらも、その場その場でしょうがなくチラシを出すために、相手と競争しながら、真似していることになっていることが分らないようなんですよね」

「競合店に引きずられているってこと、ですか」

「そうです。そういうところに限って、上の人たちの口からよく出てくるのが、差別化、差別化って言葉ですね」


                       つづく


それでは、また明日。

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ムリムリ病、ダメダメ病を克服しよう?

2015-06-30 10:20:36 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
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曇ってる。

昨日はけっこう晴れていて、気温も高めでしたが、それほどの暑さは感じなかったですね。
気持ちのいい暑さとでも言いますか………。

今日は太陽も雲に隠れて、明日には雨も。
また梅雨に戻ります。

車で走ると、どの田んぼにも水が張られ、まだ小さな稲が秋までの時間を過ごすために、気持ち良く水の中で過ごしているよう。

その昔、子供の頃、そんな田んぼに入り込み、タガメやヤゴ、フナを追い回し、捕ったザリガニの身で、またザリガニを友釣りするという夏休みを過ごしたことが思い出され、しばし幼い頃への回想ドライブも楽しみました。

おっと、危ない!
感慨に入り込んでいると、運転も疎かになるから、気をつけよう。


昨日はひと月ぶりに桐生へ出掛けました。

ひと月じゃ何にも変わらないけど、クライアント先では少しずつ売上も向上し始めていて、やっと効果が出始めてきいるようで、それはそれでとてもありがたい。


というところで、本題です。

今日は6月30日。

今日で2015年も半分が終わります。

この半年、いつになく仕事に精を出さなかったように感じます。

何か惰性で流されたような。

昨日の桐生の帰りの車中の約1時間、そんなことに想いを寄せていました。


太田商工会議所での店舗支援にたずさわっていて感じたことです。

わたしは、特に小さな、企業とも呼べない家内工業、家内商業的な会社やお店の困りごとを、リーズナブルな価格で相談に乗り、少しずつでもいいから会社の内容を良くしていきたいと考えて起業しました。

それが大本の起業理由でした。


しかし、実際に商工会議所で支援コーディネーターとして様々なお店や会社を訪問して内容をお聞きするたびに、思いました。

ちょっとした提案でも、数万円のコストがかかるようなことは、ほとんど手が付けられない、予算の手当もできないというところが大半だということです。

ですから、商工会議所の無料相談なら受けられるけれど、たとえ1万円でも出して、売上アップや集客の相談などはできない“相談”なんだなあ、ということを痛感させられました。


何で、もうちょっとのことでできるのに、相談に来ないのかなあと歯がゆい思いで、自分の仕事の範囲も広げられないことに、落胆することの日々が多くて、無為に過ごすことの多いときもありました。


またたとえ数万円の相談費用で、その予算が出せても、なかなかお尻を上げようとしないのも、そうした小さなお店や会社のトップの意識にあります。

また現実に、コンサルタントに相談すると、“途方もない金をとられる”という思い込みもあるように感じます。

確かに名前の通っているコンサルタントに依頼すれば、年間契約で100万円以上になるというのは、あります。

しかし、冒険ではありますが、その100万円で、自分のお店や会社がその10倍以上の売上や利益が上げられればいいんだからとまでは、ほとんどの経営者の方は考えられないんですね。

その100万円という目に見える数字が惜しいとか、怖じ気づくとか、そんなことにしか意識がいかないで、ただでなんとか売上を上げることはできないものかなどの、それこそ夢のようなことしか考えないで、そうしてさらに会社、お店を寂れさせていくという悪循環に陥っているわけです。

しかし、だから売上が伸びないのだ、と簡単に言えますが、その重いお尻を上げさせるような力が、まだまだわたしのアピールの仕方ではダメなんだろうなという思いもあります。


自分で各地の商工会議所や商工会にも出向き、自分で作ったリーフレットを渡しながら、個店をもっと元気にしたいと説明しても、その担当者からして、全然乗り気じゃないのがたくさん見て取れました。

そこまで、逆に言うと、地方の商業が疲弊しているような気もします。


その最たるものが商店街の形骸化です。

たまにやるイベントでの集客に頼り切っているような、やる気のない個店もまだ多くて。

そのような個店の、「無理、無理、そんなことやっても」という言葉が、少しでもやる気のある商店主の心を蝕んでいることにも気がついていないようにも見えます。

ムリムリ病、ダメダメ病

そんな病のはびこっている地域では、いくらひとりふたりにやる気があっても、つぶされてしまいます。


本当に難しい。

そこでわたしも考えました。

確かに、零細企業やお店では年間契約のコンサルは厳しいところがあります。

だからわたしは、個々にいつでも、相談したいときだけ料金をいただくというコンサルも受けたいと思います。

年間とか半年契約で縛るのではなくて、相談したいときだけ相談に乗るとい相談事案がありましたら、いつでもメールでご依頼ください。



さて、昨日から始まった新しいノンフィクション的フィクション『ある学習塾の変身』は2回目です。

ここからどうぞ。


「はっきりとうちはこういう方針だから、それを望む親御さんに選んでもらえばいいんじゃないんですか。教育方針が打ち出されているんだから。
私だったらその方がいいですけどね。自分の子供が受験戦争の中に放り込んで揉むよりも」

「そういう親御さんたちは確かに存在していますが、やはりこういった地方の町では少数なんです。
そういったニッチな市場、そんなふうにいったら身もふたもないんですが、そういった分野ですか、それを望む人がやはり少数なんですね。
ほとんどが目の前の成績を追うことの方がいいということで、少しずつ敬遠していかれる傾向にあるんです」

「こういったじっくりと取り組む勉強法だと促成はむずかしいですよね、確かに。
じゃあもっと低学年、極端に言えば、幼稚園児から引き受けるというか、逆にそういった生徒を開拓していくと、まだこれからやれるんじゃないですか。私はそう思いますが」

「もちろん小学低学年も最近は狙って、そういう親御さんたちに絞ったチラシも出していますが、なかなか、まだその頃から塾なんかに入れなくても、と言う親御さんたちも、また多いんですよ」

「う~ん、じゃあ、まずあれですね。その頃からじっくりと受験のために勉強をやっていけば、高校生になってあわてなくてもいいんですよ、というようなアプローチでじっくりとやっていかれてはどうですか。
とにかくもっと時間を掛けなければ、こういった方法でのアプローチは実を結びません。焦ったらぜったいダメですよ。こういうことは。結果は数年以上かかりますから。
でもその結果が出れさえすれば、自然と口コミで生徒さんがやってくるはずです。それまではじっくりと生徒集めとアプローチをしなければ、むずかしいですよ」

「そうですよね。それは分ってるんです。でも私はもともとせっかちな者で、ひとつダメだったら違う何かというように、あれこれ考えて、手を出してしまうんです」


                          つづく



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営業が大の苦手?

2015-06-27 09:31:11 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
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昨日はお昼前から雨が降り始め、今朝もまだ少し降っています。
昨日は気温が少々低めでしたが、今日は昨日よりも数℃高いようで、蒸しています。

あなたの街はいかがですか?


昨日は太田に日中ずっと仕事でいまして、あるお店で、本当に生きているイカをさばくところを拝見させていただきました。

イカという魚はけっこうデリケートで、群馬のような海なし県で生きたイカを調理するところはなかなかないようなので、けっこう貴重な経験でした。
そりゃまあ港に行けば見られますけどね。

このお店については、後日太田商工会議所主催の「第9回ビジネスプレス発表会」で紹介されますので、その後にこのブログでも紹介したいと考えています。


というところで、本題です。

先日ある知り合いのブログを読んでいたら、「敏腕営業マン」の紹介がありまして。
   こちら
    ↓
もみの木ブログ 「敏腕営業マンs」


逆にこのわたしは、営業ほど苦手なものはありません。

実際に広告会社で勤務しているときにも苦労しました。
口下手でもあり、自分の考えていることが、文章を書くようには、すらすらと口から出てこないんですね。

実際クライアントにも、社内でもよく言ってましたっけ、「僕、営業、苦手なんで………

それでも地方の小さな街の広告マンでしたので、営業は必ずついて回りました。

よくそれなのに、数十年も大過なく(ミスもたくさんしましたが)こなしたなあって。
周りのみんな、クライアントの社長や担当の方、それに同僚など、今さらですが、おおきに!


口下手は今でもそうで、ひとりのときは言葉をつくして分かってもらえるように言いますが、商工会議所などでは、担当の方と一緒に出掛けるということがよくあり、そういうときはその担当の方がよく助けてくれます。

そうして「そういうことなんです、わたしが言いたいことは」などと言ってしまいます。

頼りないコーディネーターだなあ、と内心思われているんでしょうね。
(汗!)


一番の苦手は、一番最初に相談先に伺うとき、ですね。

玄関のドアに手をかけるときさえ、まだ心の臓がドキドキバクバクです。
「ああ、今帰ってしまいたい!」と思いながら、そんな心と無意味な戦いをしながら、なんとか振り絞って腕の筋肉に命令します。
「さあ戸を開けなさい」

「ごめんください!」とわざと(自分に発破をかけるように)大きな声で、中に声をかけて、さあやるぞってな具合です、いつも。


どんな仕事にも営業というものは必要なんですが、それが苦手だから逆にこういう、営業のそれほど必要のない販売促進ということを真剣に考えられるんじゃないのかなあとも思っています。


だからというわけではありませんが、なかなか自分の仕事をみなさんにアピールできないで、困っています。

相談の方には、様々な、一番叶った方法の販売促進をアドバイスしていますが、自分のこととなると、自分販売促進はやはり苦手です。

医者の不養生、紺屋の白袴………、ちょっと違いますが、営業苦手なコンサル………。

人には勧めて、自分ではできないこと。
あなたにはありませんか?


どなたかわたしの仕事の営業、助けて欲しいなあーーー。

このように書くと、必ずやってくるのが、わけの分からないところからの、そしてピント外れのそれこそ“営業”なんですね。

そういう方は初めからお断りしておきます。

ガンバッ!



それでは、また明日。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ミスは起こるもの?

2015-06-25 09:22:26 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



今現在は薄曇りという感じの空です。
しかし湿気が多くて、蒸し暑い。
今日はこのようなムシムシとする曇り空が続くみたい。
梅雨期特有の、雨のない日の天候ですね。


さて、本題です。


昨日のなでしこジャパンの勝利は、後半45分まではいい戦いでしたね。

そしてあと数分で終了というときに起こったキーパーの単純なミスは、数分のアディショナルタイム時間中でなければ、起こらなかったんじゃないかなあという気がします。

ということは、最後の最後の詰めがやはり大事だ、ということをすごくよく分からせてくれましたね。

ここをしのげばという想いが、あの単純なミスを招いたんじゃないかなあと。


油断じゃなくて、最後にきて、これが最後だという想いが、ミスを起こさせたみたいです。


ビジネスだって同じです。

油断をしていなくても、慎重になりすぎると、今まで起こらなかったミスが起こります。

ふだん通り、いつも通りにやっていれば何ということもないことが、終わりとか次のことがふっと頭をよぎった瞬間に、ミスが起こってしまいます。

怖いですね。
本当に。


集中していればいるほど、ふっと何かほんのちょっとのことで気がそらされる瞬間ーー。

どうすればそういったミスが防げるのでしょうか。


それは、人間の頭の中で起こることなので、厳密にいえば、防げません。

じゃあどうすればーーー?

どうしていても、ミスは起こるときには起こります。


だから逆に考えてみませんか?

ミスはそうしたときに起こるんだから、ミスが起きるという前提で、考えられるミスについては、起こったときには次にどのようにするということを、前もって対処しておけば、そのミスも小さなミス、それだけのミスで済んでしまうはずです。


どうしても起こるものなら、起こった後のことをあらかじめ備えておけばいいんです。

そうしておけば、ミスが起きた際にも慌てなくて済むし、またそのうちに時間をかけて考えていけば、ミスが起こらないようにできるアイデアが出てくるはずです。


さて、昨日で終わった『手もみ専門店の販売促進って?』はいかがでしたか?

我ながら最後の詰めが何か甘かったような気がします。
次にどこかで発表する機会があれば、もう少し違ったものに変えていきたいと思います。

また次の物語ですが、来週から始めます。
ご期待ください。


なお、既に何度もお知らせしていますが、わたしの小冊子をアマゾンのキンドルに上梓しています。

こちらから見てください。

今すぐに役立つ販促アイデア集: 繁盛店へ向かう最初の一歩

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ドキドキさせてよ?

2015-06-23 10:13:54 | スキルアップ

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今朝は雨空。
今朝早くから降っています。

昨日は少し晴れ間も出て、暑くはなりましたが、思っていたほどの暑さではなくてホッとしました。

昨日は月曜日でしたが、仕事が入っていなかったので、お中元を手当てしに百貨店に行ってきました。

その前には全国的に有名になっている洋菓子のお店で購入した品で、夏の挨拶に、お世話になったある方を訪問しました。

まあそこの販売員のことでちょっと感じたことはあるんですが、そのことはまた後日書くことにします。

月曜日で、まだお中元のシーズン直前ということで、会場はまだ閑散としていまして、ゆっくりと選べましたし、手続きも待たされることもなくスムーズに済みました。

ところで驚いたことに、さすがにデパートでは値引きはできないので、代わりに店内の食料品や雑貨などの割引券がつきました。

そういう時代、なんですね。

というところで、本題です。


さて、昨日は「ワクワクさせてよ」と商店街にいいまいsたが、今日は『ドキドキさせてよ』ということです。

“ワクワク”は期待感の表れですよね。

そのための仕掛け、商品を基本にした期待感を満たしてほしいと述べましたが、今日は行ってみて“ドキドキ”させてほしいということで。


面白い仕掛けをふんだんにしてほしいなということです。


ある商店街では子供の補助輪付自転車レースとか、大人の三輪車レースとか、事務椅子グランプリとか、面白いイベントを定期的に開いて、なんとかお客様を呼び戻そうとしているところもけっこうたくさん出てきました。

それはそれで結構なことで、ずっと持続させていくことが何かにつながっていきます。


もうひとつは、わたしはずっと前から、この仕事を始めるときから、商店街は商店のつらなりということから離れて、違った形で人がやってくる場所という位置づけで最初からやり直さないともうダメだということを持論にしてきました。


そうしてひとつの提案として企画書にも上げたのが、商店街“遊園地”化です。

たとえば、前橋には有名な、ちっちゃな遊園地『ルナパーク』があります。

そのルナパーク的な遊びを商店街に持ってきて、子供たちを遊ばせて上げるというところにすると面白いんじゃないのかということです。


アメリカの大きなショッピングモールにはメリーゴーラウンドなどもありますが、そのミニ版でもいいと思います。

まずは子供たちがやってくる動機づけをすることで、必ずその両親とさらに祖父母まで“もれなく”付いてくる可能性が高くなります。

そうするとそこにある商店で何かを買うことにもつながり、そこそこ個店も営業していくこともできるし、子供たちがやってくるということで、今までになかった個店も誘致できる可能性が出てきます。

何かを買ってくれる場所ではなく、遊んでもらえる場所としての新しい商店街のかたち。


たとえば、こもたちではなくて若者たちがやってくる遊びとして、常設のお化け屋敷なんかいいんじゃないの?

古い店舗をそのまんま使ってできるしね。

たとえば、ですけどね。



さて、連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』は、今日で第8回目です。

ここからどうぞ。



「――いや、そんなことは………」

「だってさっきから聞いていると、もう銭湯におびえ切っているという印象だけが目立ちますけど」

「そうですか?」

「ええ。意識し過ぎじゃないですか。
そんなものに気を取られている時間があるのなら、もっと自分たちのお店、特にお客様に対して、もっとサービスを強化するためにどうしたらいいのかって、真剣に悩まれた方がいいと思いますけど………」

「………」

「結局、新しくオープンするという銭湯を理由にしたいだけなんです、柴田さんは。
そうして売上に対して起こしている不安感の原因を自身で特定して、自分自身をなだめているだけなんです。
もっとお店のことを考えましょうよ」

「そりゃ考えてるよ」

「いや単に不安になってるだけで、それだけで怯えているだけなんです。
ですから別に銭湯が実際にオープンしても関係ないように、今からやればいいんじゃないですか?」

「…………」

「銭湯を利用するぐらいでなくちゃ」

「競争相手を利用する?って」

「そうですよ、利用しましょう。利用させてもらいましょう」

「どうやって?」

「それをこれから考えてみるんですよ」


こうして、本田は宿題を持ち帰ってしまった。

店で柴田と話していても、これ以上いいアイデアも出てこないだろうと思ったからだ。



2週間後、本田はまた柴田を訪ねた。


                       つづく




それでは、また明日。

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ルーティンの合間?

2015-06-19 09:10:15 | スキルアップ

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昨日は梅雨らしい一日でした。
今日も同じような天候になるようですね。
そして気温は昨日よりもさらに低くて、“梅雨寒”を地でいく一日になりそうだという予報。

昨日も半袖ではちょっと肌寒かったですね。
昨日は週に1回の、太田商工会議所での仕事でした。


さて、本題です。

あなたはゾウリムシをご存知ですか?

体長1mmにも満たない小さな虫で、池や沼などに生息しているそうですが、無数の繊毛を動かせて移動するそうです。
しかし、その繊毛のうち5%ぐらいは移動中でも同じ働きをしないで、てんで勝手に動いているそうですが、その5%の勝手な動きがあるために、ふいに敵に襲われても、逃げることができるそうなんですね。

そんな話を以前どこかで聞いたか、本で読んだような気がして、何となく覚えています。
うろ覚えなので、間違っているかもしれませんが。


そう思うと、人も同じなんだなあという気がします。

ほとんどの人も、日常生活では90~95%ぐらいは毎日同じルーティンワークをしています。
もちろん働いていない主婦の方でも、同じですね。
朝起きたら食事の準備をして、みんなが出ていったら掃除洗濯………と、毎日ほぼ同じことのくり返しです。

ビジネスマン、学生だって同じことです。


そんなルーティンの合間に、ちょっとした息抜きとして、ふだんとは違う行動をするわけです。

で、そのふだんと違う行動こそが、新しい何かを生み出す、考え出すために、役に立っている行動でもあると言えますね。

ルーティンは基本として欠かせない生活でありますが、それだけでは身も心もつまってしまいます。


あなたはふだんとは違う行動をどのようにしていますか?

ビジネスに従事しているあなたなら、ふだんのビジネスから離れて、まったく違うことをすることが、今のビジネスを伸ばすことになるきっかけを作ることになります。

90%のルーティンと10%の非ルーティン。

それを上手に使い分けることで、日々リフレッシュができるのではないでしょうか。

疲れたら、思い切って休んで、違うことをしてみましょう。



さて、次は連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』の、今日は第4回目です。

ここからどうぞ。


「本当に銭湯が競合店になるんですか? 何度もしつこいようですが」

「ええ、その中には岩盤浴やマッサージなどもありますからねえ」

「なるほど。でもマッサージって、こちらと競合しますか」

「そりゃしますよ。同じですから」

「同じ? 同じなんですか、こちらの手もみって、結局マッサージなんですね」

「え、いや違いますよ!」

「だって今おんなじ、だと」

「まあ言葉のあやですよ。また言うのもなんですが、素人さんにしてみたら、マッサージも、手もみも一緒でしょ?」

「そう、なんですか?」

「違い、わかりますか?」

「いや、分からないから聞いてるんです」

「詳しく言えば歴然とした差はありますが、ひとつ言えるのは、
手もみというのはーー」

「手もみ、とは?」

「手もみというのは、まあ早く言えばマッサージのことでもあるんですが、マッサージというような構えたものではないということがひとつ言えますね」

「うん?」

「ほらマッサージっていうと、まず頭に思い浮かべるのが旅先の旅館でのマッサージじゃないですか。ちょっと年をとった方なら」

「え、まあ、ね。自分は経験ないですけど」

「え、本田さん、旅先でマッサージ、呼んだことないですか?」

「ええ、ないですねえ」

「へえ、そうですか。まあそうなんですよ、一般的なイメージとしては。
その次に町のマッサージ店。このような店に行くのはだいたいお年寄りの方が多いですよね。お客さんとしては」

「うん、そうですね。これも自分では経験ないですから、何とも言えませんが」

「私たちが言うところの手もみは、どちらかというと、若い人たちを対象とした新しい感覚のマッサージなんです」

「なるほど」

「ほらマッサージというと、どうしてもお年寄りが通うところっていうイメージがあるじゃないですか」

「たしかに、ねえ?」


                         つづく


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わざわざ遠回り?

2015-06-18 08:17:46 | スキルアップ

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昨日はちょっと涼しかったですね。
風も涼しく、湿気が高くても、これぐらいだったらいいなあという範囲で収まってくれていました。

今日はまた昨日よりさらに気温は低めだそうで、昨夜から雨が降り続いています。
やっと、初めて梅雨らしい雨のようで。

まあこちらは何よりですが、相変わらず各地で大雨の被害が出ています。
うまくいかないものです。


さて、本題ですね。

あなたはどこかに出掛ける場合、途中の移動時間を考えて、それにどのぐらいの時間をプラスしますか?

誰かと会う約束がある時は、やはり遠方なら30分ぐらい前までには会う場所の傍までは行っていたいものですが、近所だと、まあ5から10分ぐらい前までには着きたいですね。


わたしはまあだいたい上記のようにして出かけます。

太田商工会議所などいつも決まった日の決まった時間に行く場合は、だいたい30分前ぐらいまでにはそこに入ろうと、そういう計算で家を出ます。

そうではなくて、講演やセミナー、また展示会などにいく場合は、時間をみて、もっと早めに着いていたいと思い、その計算で出掛けます。

そして帰りなどは、疲れていない時はできるだけ遠回りルートを選び、そのときにしか行けないこともあるので、ついでにどこかに寄れるようなスケジュールにするときもあります。


知らない街で知らない通りを歩くというのは、一種の快感ですね。

“何か”を発見できる瞬間でもあります。

だから、どこかに出掛けて道を間違った場合も、余裕がある場合はラッキーと思って、しばらく散策までするときも。


ある時のことですが、品川駅近辺で迷ってしまった時があります。

講演時間までには2時間ほどの余裕があったので、駅の近辺を歩き回ってみたんですが、いつの間にかどこにいるのか分からなくなり、方向感覚も狂ってしまい、講演会場とはまったく逆の方向に向かって歩いていることに気づきました。

そのときは慌てました。

品川駅付近は特に高架になっていない線路なので、線路の向こう側に行く通路がほとんどないんです。

歩いている人に聞くと、やはり品川駅に戻るのが一番だということで、早足で戻りました。

講演会場にはなんとかぎりぎりセーフで潜り込みましたが、自分の講演時間までの間にセレモニーやらが挟まっていたので、壇上に立ったときにはなんとか落ち着いて立つことができましたが、あのときは冷や汗ものでした。


あのときは、あまりに早く先方の近くまで着くのも考えものだなと、そのときちょっと思いましたが、基本はやはり早く行ったほうが絶対にいいですよ。


それと一緒で、新しいことをやろうとする場合も、あえて遠回りしてみるということも必要なんじゃないのかなとも思うんですね。

もちろん最初からわざわざ遠回りする必要はないんですが、少しでも手詰まり感が出てきたら、まったく思考法を変えて、違う方面からもう一度考えてみるということも、有効な手段ではないかと思います。

そうして煮詰めていけば、さらにいいものができあがる気もします。



さて、次は連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』の、今日は第3回目です。

ここからどうぞ。


「何かたいへんそうですね」

「ええ、メールにも書きましたが、今のままでしたら何とかやっていけそうなことはいけそうなんですが、なにぶんねえ、隣りにもうすぐ銭湯がオープンしますので、何かそこにお客さんをとられちゃいそうで」

「でも手もみと銭湯というのは、ちょっと違うと思いますけどねえ」

「まあ素人のあなたから見ればそうなんでしょうけど、こちらから見れば、同じリラクゼーションということで考えれば、まったくの競合店なんです」

「へえ、そんなもんですかねえ」

「ええ」

本田は、この柴田の考え方にはどうも同意しかねるところがあったが、それは今のところ口にはしないでおこうと思った。

それよりも、まず柴田の本音を聞きださなくてはならない。

どこかにもっと違う、根本的に店の運営でおかしなところとか、そうでなくても、どこかに柴田の本音が隠されているように感じている。

銭湯はなんだかその理由に利用しているだけのような、奥歯に物が挟まったような感じが気になった。


「じゃあこの店のお客さんは素人ではなく、プロ、なんですか?」

「え? 素人さんですよ」

なんでそんな馬鹿なことを聞くんだ、という顔で柴田は言った。

「へえ、私も素人ですよね、さっき柴田さんがおっしゃいましたけど」

「え、あ、そういうこと?」

「ええそういうことですよ。それが一番肝心ですよね」

「………」

「なんで素人とか、玄人とか区別をつけたがるんでしょうかねえみなさんは? 
いかにも自分はこの道のプロなんだから、お前たちには分からないんだっていうような――」

「え、いや何、怒らせちゃった、ですか?」

「いやべつに。どこに行っても聞く言葉ですからね。気にしていたら、この商売、やっていけません」

「はあ………」

                        つづく

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判断基準をしっかりと持つ?

2015-06-17 10:00:48 | スキルアップ

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薄曇りですね。
それに湿気も手伝って、気温は低めなんだけど、蒸します。

昨日浅間が噴火したというニュースが大きく報道されましたが、マスコミが騒ぐほどのことはない、小さな噴火です。

トップニュースはいいとしても、10分以上もかけて報道することもないこと。

レベル2なんだからそれなりにあるわけで、あそこまでわいわいお祭り気分のように騒ぐことではないんじゃない?

もっと淡々と語るだけでいいと思うんだけど。


さて、本題に入る前にもうひとつ。

何あれ?
もちろんサッカーアジア予選の初戦。

相手キーパーがうまかった?

違うよ!
キーパーのいるところにしかシュートしないから。
だから止められて当たり前。

いくら格下のチームのキーパーだからといって、まともにシュートがくれば、代表なんだもの、止めるよ。

ゴールラインぎりぎりのがひとつあったけど、あれだってキーパーが弾いたからああなっただけのことで。

それよりもやはりシュートのミスが大きな原因。

超ブーイング物だよね。


と鬱憤をぶつけてから、本題です。


飲食店の方は、常に新しいメニューづくりに苦心していると思います。

そしてそこから出てきたものは、素晴らしい! といえるものは少なくて、何かの亜流でしかありません。

確かに何でも亜流から始まるというのは当然なんですが、それを亜流のままお客様に出し、そして亜流である限りはすぐに飽きられてしまい、短い生涯を終わるというものが大半。


新しいメニュー(料理)といってもまずは模倣から始まります。

その模倣を、今までにないメニュー(料理)に変換させていくのは、探究心と第三者の評価。

しかしあまりあてにしない方がいいのも第三者の評価であり、あてにするのも第三者による評価。

あなたならその評価をどう考えますか?


そこには自分の判断基準をきちんと持っていることが重要です。

うまいか、まずいかというような判断ではなくて、うまいのは当たり前なんだから、目に耐えうるものか=盛りつけ、デザイン、食器などがその料理にマッチいるかどうか。

彩りはどうか。
素材のチョイスはどうか。
素材の大きさはどうか。
素材の数はどうか。
香りはどうか。


どんなにおいしい料理であっても、目を瞑り、鼻をつまんで食べてみてください。
いったい何を食べているのか、ほとんど分かりません。

よく五感に訴える、とか言われますよね。

料理に限らず、消費者に対しては、五感に訴えるものでなければこれからは歓迎されないんです、必需品以外は。

どう思いますか、あなたは?


さて、月曜日からお伝えしているアマゾンの電子出版にアップした小冊子、もう見ていただけましたでしょうか。

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こちらも、あなたの繁盛生活に役に立つことがいっぱい書かれています。

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昨日から始まったノンフィクション的フィクション『手もみ専門店の販売促進って?』は2回目です。

ここからどうぞ。



なぜこの場所なのか。

このショッピングセンターがオープンしたときには、ここのオーナーになる柴田はまだ他の店に勤めていたからだ。

その後独立し、店になるところを物色中だったところ、ここが空いたからと誘われ、ここなら最初からお客さんがたくさんいるからと、安易に考えて入居した。

確かに、オープン前には、センター内のインフォメーションや店舗の前に、オープンを知らせるPOPを貼るだけで、宣伝費もほとんどかからなかった。

もちろん以前勤めていた店の客にはDMを出した。

しかしそれは大した数ではなかった。

他に店のオープンのPRはしなかった。

店にしても5人も入ればそれでいっぱいになるスペースで、あまりたくさん一度に入られると、それはそれでお客様の方にも悪い。



さて、いざオープンしてみると、さすがに最初はご祝儀ということで、以前の店の常連客が入り、盛況だったが、それもすぐにおさまり、オープン時に大した宣伝をしなかったつけがやってきた。

それから1年、なんとかかんとか、店を続けては来られたが、今度はそのショッピングセターの隣地に、何と大型銭湯がオープンすることになってしまったのだ。

手もみ専門店ではないが、同じリラクゼーションという意味ではライバル店であり、いかにもライバルというには大きすぎる相手であった。


本田は位置関係を確かめてから、柴田の店に向かった。

柴田は、本田が訪ねても浮かない顔つきででてきた。

「はじめまして、今日は遠いところをありがとうございます。
メールを差し上げた柴田です」

「本田です。よろしくお願いします」

お互いぎこちなく挨拶を交わした。


                     つづく


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“モウドリ”って?

2015-06-11 08:28:04 | スキルアップ

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今日は朝から蒸し暑いですね。

昨日はまったく予報通り、前橋の最高気温は31℃でした。
館林でなどではもっと上がりましたが。
室内にいる限りでは、まだエアコンのお世話にならなくても過ごせましたが、一歩外に出ると暑かったですね。


さて、本題です。

昨日の夜寝る前に「ニュース・ステーション」の最後をちらっと見たら、サッカーの日本代表FW宇佐見選手の紹介Vが放送されていました。

その中で、彼が小さな頃に実践した練習が紹介されました。


それは、誰も練習相手がいないので、自分ひとりで“モウドリ”をやって鍛えたということ。

“モウドリ”というのは、妄想ドリブルのことで彼の造語です。


目の前にディフェンダーを設定しながら、ドリブルを仕掛けるというもので、そのディフェンダーはどうしても抜けない最強のディフェンダーであるという設定だそうです。

その相手に向かってドリブルを常に仕掛けるということで、実践ではその妄想の中のディフェンダー以上のテクニックを持つ選手がいないので、実践では怖いもの知らずになることができ、現在のような形でフォワードとして活躍できる素地ができたということだそうです。


この“モウドリ”って、ビジネスの世界でも応用できますね。

最後に古館キャスターも言っていましたが、彼も必ず本番前に実践を設定して、相手がこう言ってきたらこのようにする、また違うように言ってきたらこのように対処するというように、いわゆるシミュレーションを欠かさない、ということでした。

この“モウドリ”もそうした高度なシミュレーションののひとつではないでしょうか。


わたしのようななまけ者でも、セミナーに前には1ヶ月以上も前から、椅子に座ってではなくて、立ちながら原稿を時には手に取り、時には離しながら、あたかも聴衆がそこにいるかのようにシミュレーションをします。


そうでもしないと不安で不安でしょうがないわけです。


これは接客の場面でも同じです。

やはりその日その日で、接客のシーンも違うわけですが、自分でそのシーンを想定して、想定問答集を自分の頭の中で組んでおくこともある程度は必要です。

その他のビジネスシーン、たとえば営業なども必ずそうしたシミュレーションは必要ですよね。

宇佐見選手のように、相手が最強であるという想定でそれに取り組むことで、実践の場では落ち着いた自分でいられるのではないでしょうか。



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失敗しないとダメですか?

2015-06-10 09:09:17 | スキルアップ

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昨日は雨も夜明けとともに上がってしまい、その後は曇り空で、さすがにまあ梅雨空ではありましたね。

今朝は早くから晴れていて、快晴とも言える空です。

さっそく梅雨の中休み?

今日は暑くなるようです。
予報では、前橋でも31℃。
昨日は涼しくて、夏日にもならなかったというのに。

何か一昨日の涼しさで風邪を引いたみたい。
油断しちゃったね。


さて、本題です。

ビジネス書を読んでいると、失敗することの長所を縷々と述べているものによく当ります。
というよりも、失敗談の方が多く、その失敗の後にそれを糧に成功を果たした、というのがだいたいのストーリーですね。

まあこれは小説の語りとも一緒で、ドラマの作り方もほぼそうなっていますね。

途中から、もちろん最初からでもいいんですが、ハラハラさせた方がクライマックスでさらに盛り上がるからです。


で、ビジネス書でも同じような構成をとっていまして、何か失敗があたかもいいことなんだ、失敗をしないのはダメだというような風潮にも取れないこともあります。

そうじゃないですよね?

もちろん事業は失敗しないで、そのまま成功した方がコストはかからないわけです。

なので、失敗をあたかも助長しているかのようなストーリーテリングには、ちょっと引っかかるところもあるわけです。


論旨は、もちろん失敗したとしても、その失敗を糧にして、その失敗はどうしたら起きたのかを検証して、次へのチャレンジに役に立たせるものとして、失敗はいいことなんだということなんですけど、そのような本を読んで「とにかく一度失敗しないといけないんだな」と早とちりしてしまう人もいるということなんです。


失敗してもいいけど、その失敗を良い方向jに持っていこうというそのスピリットが大事なんだということなのに、失敗しないといけないのかという強迫観念にも似た読み方をしてしまうと、何のこっちゃ、ということになりかねないんですね。


そんなバカな読み方はさすがにしないよ、と言う方、あなたは偉い!

失敗しないとダメですか? じゃなくて、失敗してもいいんだよ、と。


まあ言ってみれば、人生なんて失敗の連続でもあるわけだから。

まさか、失敗なしに人生を全うする人って皆無でしょうからね。

結局「失敗してもいいよ」は言い訳?

ということで、また言いたいことがなんだか最終的に分からなくなってきそうなので、今日はこれまでで。




それでは、また明日。

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選び上手、作り上手?

2015-06-08 09:29:11 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


早朝の薄曇りから本格的に曇ってきました。

前橋あたりではいっとき晴れて、また午後になると曇りという予報で、雨にはならないようですが………。
ちょっと蒸し暑さがありますが、まだまだあの夏の蒸し暑さじゃないので、過ごしやすいというか。

昨日は、朝方は快晴に近い天候でしたが、午後になるとけっこう雲も出てきて、それにつれて、蒸し暑くなってきました。



さて、本題です。

自分のことをいきなり言うのはなんですが、わりと自分ではファッションの選択眼はあると思っています。

でも、絵というか、図形でも何でも、ちょっとした構図を書いても、自らがへたくそ!と言える腕前(?)で、情けない限りです。

その点では、イラストを上手に書く人、デザイナーの方などはうらやましくてしょうがないところです。


わたしがまだ広告制作会社に勤めていた時のことですが、もちろん社内外にデザイナーがたくさんいました。

そのデザイナーなんですが、特にわたしの上司でいたデザイナーは、わたしから見てもいいデザインをするなあ、というか、うまくまとめることができて、見やすいというか、そんなデザインをしていた人なんですが、いざ私服にとなると、いやはやダサイというか、センスのないファッションをいつもしていたんですね。

まあそれはわたしから見てのことですから、偏見も入っているとは思いますが、社長も時には苦言を呈して、自分のものを上げたりしていたこともありましたから、私の見方もあながち間違っていなかったと思うんですよ。



デザインを実際にさせるといいデザインをするのに、どうしてこの人はものを選ぶ目を持っていないのかなあと、しばしば不思議に感じることも多かったですね。

グラフィック・デザイナーにはそういう人が、けっこうわたしの周りでは多かったですね。

ちなみにわたしとその当時の社長のファッションセンスは、よく似ていましたね。


で、コピーライターとなると、ファッションを選ぶ時は、いいもの、センスのいいものを選ぶ人が多かったように感じます。


そうして思ったんですね。

ものを選ぶのと、作るのとでは脳内で使う才能の位置が違うんだな、と。

それぞれの発達の仕方で、選択と創作の発達度合いが違うのだな、と。

もちろん中にはいいセンスをしたデザイナーもいるにはいましたよ。
それも言っておかなくてはね。


わたしのことで考えると、わたしはひとかどのコピーは作れる自信がありますが、賞を取れるような人のように、まったくわたしとは違ったものの見方のできる人ではないという自覚があります。

どんなにがんばっても、同じ賞の同じテーマに取りかかっていても、賞を貰った人のコピーを見ると、「うわあ、うまいなあ!」といつも感心して、自分はこうした考え方がどうしてできないのかなあと、その度にがっかりします。

そうして自分の未熟さに落ち込むんですが………。


あなたも会社やお店を経営していて、そういったこと=自分の未熟さを自覚して、落ち込むことはありませんか?

でもいいんですよ。

そういった自分の未熟さを自覚できているうちは、自分を激励して、もっと高みを目指そうとする力もあるってことですから。


がんばらなくちゃね。


さて、今週からまた新しい物語を、と思ったのですが、申し訳ないのですが、今週は休ませてもらいます。

来週には新しい物語を掲載しますので。




それでは、また明日。

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自動音声案内?

2015-06-07 10:19:59 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨日は午後になって灰色の雲が中天から周辺に流れ、よく晴れました。
陽射しはやはりこの季節のもので暑かったのですが、湿気の少ない風が肌に当たると室外でも冷たく感じました。
梅雨直前というのに珍しい秋のような天候でした。

今朝も朝からそんな感じです。
雲は昨日の続きで中天にはなく、快晴という表現がぴったりの空です。


さて、本題です。


最近は、通販専用保険とかクレジットの問い合わせ、PCのメンテナンスコールなど、電話をすると必ず最初に出てくるのが、自動音声案内です。

そうしてほとんどのところでは、数分以上待たされます。

その間同じ文言が自動で何度も流されます。


やっとつながったと思ったら、「それではご案内します」と、また最初から本人確認やら何やらで時間がとられます。

「0120」でかけるので、こちらサイドには料金がかからないとはいうけれど、それにかかった時間のコストはこちら持ちですよね、もちろん。
(細かいこというなよって? それこそ自分都合しか考えていないですよね)


最初から「時間が○○分ほどかかりますが、よろしいでしょうか」と聞かれますが、そこで「じゃあ、いいや。他にしよう」などと言われたらどう考えるのでしょうかねえ?

もちろんほとんどの人は、しょうがないけど「ああいいよ」ということでやっとやりとりが始まります。


この方式が今がスタンダードなようですが、この自動音声案内システムを採用している企業は安心してはいないでしょうか。

待たされて何度かけてもかからないよりは、この方がいいでしょうが、というのは企業側の勝手な論理です。


顧客側の発想で、かけた方が安心できる方法、待たせないでつながる方法など、イノベーションできないのでしょうか。

このシステムが最良だと思っていないでしょうか。


今のところベターである、というだけに過ぎないということに思いを馳せると、また違ったビジネスモデル、それも顧客視点に立ったものができるのではないかとも思います。


こうしたシステムの大半は、コンピュータに合わせることから始めるために、顧客視点に立ちにくいものができあがることが多いんですね。

それはコンピュータを使いこなすことを職業としている人たちが作るから、そういうことになるんですね。


そうして、自動音声案内システムに限らず、数百万円、時には数千万円にもなるITシステムを導入しても、使うのは結局のところ素人ということで、ほぼ役立たずのものになってしまっているように感じているのは、わたしだけでしょうか。


かつてコンピュータが各企業に導入され、それに伴ってパッケージシステムが導入され始めた当初、操作する人は、そのシステムに沿って入力することが当然と思われ、主体性はあくまでもそのパッケージシステムを作った企業とコンピュータであり、お金を実際に出して購入した企業とその社員は、忠実に入力になければならないという本末転倒のようなものでしかありませんでした。

私たちがこうした方がいい、ああした方がいいというのは贅沢だと思われ、社長なども、コンピュータに合わせればいいじゃないかと平気でいう時代でした。


今はそういう時代じゃないのに、一部のソフト企業ではまだそうした悪弊がはびこっているように感じられます。


システムを作る人こそ進化しなければならないのにーーー。




それでは、また明日。

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