キューピーヘアーのたらたら日記

ガンバレ日本!!!TB&コメント大歓迎♪

父親たちの星条旗

2007-05-07 20:47:59 | た行の映画
僕は戦争には行きたくないです。

人を殺すのも、殺されるのもイヤです。

憲法9条はこのままにしておいて欲しいです。


硫黄島での米軍と日本軍との壮絶な戦闘。

キューピーも知ってる、擂鉢山の頂上に星条旗を掲げる米軍兵士の有名な写真。

硫黄島を陥落させるのがいかに大変だったかを物語っているかのような写真。

その写真にまつわる裏話がこの映画のネタ。


たまたまその写真に写っていたがために、

帰還してから英雄扱いされる3人の若き兵士、ドク、レイニー、アイラ。

帰還したのは、財務省の国債集めのキャンペーンに主役として参加するため。

スタジアムでハリボテの山に登って旗を掲げるのを再現してみたり、

成金趣味のパーティに出席したりの全国行脚。

「本当は一番に旗を掲げたのは自分たちじゃないんです。」

と言いたい所を、全ては戦争に勝利するため、

自分を押し殺して協力する。


特にネイティブアメリカンのアイラは始めから首尾一貫して

英雄扱いされることを嫌っていた。

その後の人生の予感のようなものがあったのかな。

いやいや、一番純粋だったのでしょう。


"ヒーロー"とは流行歌手のようなもの。

すぐ、人々の記憶から消え去ってしまうのだ。

本人たちだって忌まわしい戦争の記憶は思い出さずに日々を送りたいもの。

戦後の3人の人生はパッとしない。

特にアイラは、酒に酔いつぶれ納屋で変死しているのを発見される。

僕はアイラに自分自身を重ねて観てしまいました。

(ええっ!?極端な!

 それにあんたヒーローじゃないでしょ?)



戦争もショービジネスが支えていたとは、恐れ入ったね。


と、ここまで書いていったのを読み返して、

ちっとも、僕の真意を伝えていないことに気付いたのだ。


この映画は、戦争の凄惨さを伝えるのに

充分すぎるほどいい出来だったと思います。

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3 コメント

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おはようゴザイマス~♪ (ミチ)
2007-05-09 08:13:12
誰でも知っているアノ旗を掲げる写真。
あの写真で人生を狂わされた人がいたんですね~。
国威発揚のためならでっち上げでも何でもやっちゃうのが怖いですよね。
そしていったん回りだした歯車は止められない。
彼ら3人のその後の人生を思うと、「持ち上げておいて後は知らんぷり」というのが如実で気の毒でたまりません。
所詮は使い捨ての駒だったんでしょうね。
「硫黄島からの手紙」と共に昨年はイーストウッドに席巻された年でした。
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ミチさん♪ (キューピー)
2007-05-09 22:14:38
明日、放送大学の通信指導を提出したら、すぐTSUTAYAに行って、「硫黄島からの手紙」を借りてこようと思います。
楽しみだなあん。
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Unknown (Unknown)
2007-06-01 21:43:03
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。

ここが考えるスタートだと思う。
返信する

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