映画のヒトコマ

思い出に残る映画のヒトコマ
映画を観た人なら思い出すかも..。

イン・ザ・カット IN THE CUT

2004-12-31 | Weblog
メグ・ライアンが新境地でがんばる映画。
題名は、英語圏では、それだけで成人向き指定になりそうな英語。
英語なら、日本ではおおらか(笑)



ニューヨークの大学講師のフラニーは、過去に傷ついた経験から、世間との繋がりを絶ち、腹違いの妹とだけの静かな生活を送っていた。ある日、近隣で猟奇的な殺人事件が起きた。フラニーは犯人らしい人物を目撃したのだが、聞き込み捜査の刑事マロイには、話すことができなかった。彼女はマロイと関係を持つようになるが、2人につきまとうように不審な出来事が続き、マロイが犯人ではないかと疑うように。しかし、心の奥底にあった「性」が目覚めてしまったフラニーは、激しい感情に揺れるのだった。

ジェーン・カンピオンの4年ぶりの新作は、主演にメグ・ライアン、製作にニコール・キッドマンを迎えた、「ウーマン・パワー・ムービー」。女性の「性」を鋭く切り込んだ、女性による女性のための問題提起作品だ。

『ピアノ・レッスン』で、ホリー・ハンター、『ある貴婦人の肖像画』でニコール・キッドマンという、女優の才能を引き出すことに定評があるカンピオン。本作でも、メグ・ライアンが“ラブコメの女王”から一転、孤独な40女というリアルな役に挑み新境地を切り開いた。映像もニュージーランド出身の監督らしく明るく鮮やか。逆に作品の緊張感を盛り上げる効果にもなっている。


16.4.6
製作
ローリー・パーカー
 ニコール・キッドマン
監督・脚本
ジェーン・カンピオン
原作・脚本
スザンナ・ムーア
出演
メグ・ライアン
マーク・ラファロ
ケヴィン・ベーコン

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