世界のバランスが崩れつつある。
異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲドことハイタカは、その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。しかしテナーと共に住んでいた少女・テルーは、心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。
「指輪物語」「ナルニア国物語」と並んで“世界三大ファンタジー”と称されるル=ググウィンの原作。
「いのちを大切にしない奴なんか 大嫌いだ!」
テルーがアレンに言う。これがこの映画の究極の一言。テーマです。
冒頭にいきなり何の説明もなく、アレンが父王を殺す。
アレンは、いつも不安で、自信がない。なのに時々自分では抑えられない位、
凶暴になってしまう。自分の中に、もう一人の自分が居てるように。
死ぬことが分かっているから命は大切なんだ!
ひとつしかない命を生きるのを怖がってはいけない。
命は自分だけのもの?
生きて、次の誰かに命を引き継ぐ
そうして命は、ずっと続いていくんだよ。
昨今命を軽々しく扱う悲惨な事件が起こっている。
映画と同じように、現代世界もバランスが崩れてきたのかも..。
現代に大きな警鐘を鳴らす、いい映画だった。
挿入歌「テルーの唄」
夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
心を何にたとえよう 鷹のようなこの心
ピッタシくる歌詞と旋律。作詞は監督の宮崎吾朗。
CARLOS NUNEZ のバグパイプ演奏もいい雰囲気です。
そして、もう一つのキーワードは、「真実-まこと-の名」。
全てのモノには「まことの名」がある。それを知ることにより相手を支配
出来るのが魔法だ。
それは主題歌にも出てくる。
空を見上げて泣いた
一人生きてる君よ 真実の名を 教えておくれ
いつの日か 死んでしまう君よ
この映画に出てくる人は みんな孤独
そんな映画でした。
監督
宮崎吾朗
異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲドことハイタカは、その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。しかしテナーと共に住んでいた少女・テルーは、心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。
「指輪物語」「ナルニア国物語」と並んで“世界三大ファンタジー”と称されるル=ググウィンの原作。
「いのちを大切にしない奴なんか 大嫌いだ!」
テルーがアレンに言う。これがこの映画の究極の一言。テーマです。
冒頭にいきなり何の説明もなく、アレンが父王を殺す。
アレンは、いつも不安で、自信がない。なのに時々自分では抑えられない位、
凶暴になってしまう。自分の中に、もう一人の自分が居てるように。
死ぬことが分かっているから命は大切なんだ!
ひとつしかない命を生きるのを怖がってはいけない。
命は自分だけのもの?
生きて、次の誰かに命を引き継ぐ
そうして命は、ずっと続いていくんだよ。
昨今命を軽々しく扱う悲惨な事件が起こっている。
映画と同じように、現代世界もバランスが崩れてきたのかも..。
現代に大きな警鐘を鳴らす、いい映画だった。
挿入歌「テルーの唄」
夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
心を何にたとえよう 鷹のようなこの心
ピッタシくる歌詞と旋律。作詞は監督の宮崎吾朗。
CARLOS NUNEZ のバグパイプ演奏もいい雰囲気です。
そして、もう一つのキーワードは、「真実-まこと-の名」。
全てのモノには「まことの名」がある。それを知ることにより相手を支配
出来るのが魔法だ。
それは主題歌にも出てくる。
空を見上げて泣いた
一人生きてる君よ 真実の名を 教えておくれ
いつの日か 死んでしまう君よ
この映画に出てくる人は みんな孤独
そんな映画でした。
監督
宮崎吾朗