映画のヒトコマ

思い出に残る映画のヒトコマ
映画を観た人なら思い出すかも..。

ドリームガールズ

2007-02-26 | Weblog
DREAMGIRLS

60年代から70年代のアメリカ音楽シーンを背景に、女性ボーカル・グループの波瀾万丈のサクセスストーリー。
主演はビヨンセ・ノウルズと「Ray」のジェイミー・フォックス、共演にエディ・マーフィと新人ジェニファー・ハドソン。

1962年、アメリカの自動車産業の中心地、デトロイト。
エフィー、ローレル、ディーナの3人は音楽での成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーのバック・コーラスに抜擢されると、パワフルなステージはデトロイトのみならず全米中の注目を集め、一躍スター街道を歩み始めるのだったが…。


やっぱり、ミュージカルなんだと(笑)再認識させられるくらい、歌、歌、歌である。
中でも、ジェニファー・ハドソンの声量が圧倒的。一応助演女優ということだが、ビヨンセ・ノウルズを圧倒的に上回っている。ジェニファー・ハドソンは、今回、アカデミー賞.助演女優賞を獲得した。

エフィーはリードボーカルが出来る力がありながら、バツクに回される、やがて解雇された。社会保障を受ける失意の日々をカーティスとの間に出来た娘と過ごすが歌は忘れない。
そして、“ドリーメッツ”の解散、サヨナラ公演で、再びリードボーカルとして復活する。
まさにドリームガールズの波乱万丈が描かれる。
最後に4人で歌う場面は感動的です。
娘の「お母さんはこんなに凄い人だったんだ」というような誇らしい表情は見ている人を幸せにする。

このドリームに重点を置いた映画にした方が、もっとスッキリした映画になったように思う。ビヨンセは気の毒に、ちょっと中途半端でした。でもさすがに美しい(笑)

たくさんの素晴らしい曲の中で、ディーナがカーティスに別れを告げるシーンで歌う「LISTEN」が心に残っています。ゆったりした歌い方は、この映画では数少ないせいもあるけれど。

“あなたに与えられた声に従ってきた私だけど、これからは自分の声を探しにいくの”

無理矢理与えれたリードボーカル。作ってもらった栄光の道。
これからは自分で生きて行く....そんな歌です。考えれば、ビヨンセもいい役でした。

エンドロールも綺麗でした。
蛍光色の文字と画面のフラッシュバック。
気が付くと、蛍光文字は、普通になっていました。
席を立たずに、最後まで見てしまった。





監督: ビル・コンドン
製作: ローレンス・マーク
製作総指揮: パトリシア・ウィッチャー
原作: トム・アイン
脚本: ビル・コンドン
撮影: トビアス・シュリッスラー
作詞: トム・アイン
音楽: ヘンリー・クリーガー
 
出演:
ジェイミー・フォックス カーティス・テイラーJr.
ビヨンセ・ノウルズ ディーナ・ジョーンズ
エディ・マーフィ ジェームス・“サンダー”・アーリー
ジェニファー・ハドソン エフィー・ホワイト
アニカ・ノニ・ローズ ローレル・ロビンソン
ダニー・グローヴァー マーティー・マディソン
キース・ロビンソン C.C.ホワイト
シャロン・リール ミシェル・モリス
ヒントン・バトル ウェイン
ジョン・リスゴー ジェリー・ハリス
ロバート・チッチーニ ニッキー・カッサーロ