映画のヒトコマ

思い出に残る映画のヒトコマ
映画を観た人なら思い出すかも..。

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

2004-12-31 | ロ-ド.オブ.ザ.リング
THE LORD OF THE RINGSが完結した。3年間の楽しみの一つであった。計9時間20分という大作であった。
物語は、ホビットというこびとの種族のフロドが「世界を支配する力を持つ指輪-THE LORD OF THE RINGS-」を消滅させるため、さまざまな種族の仲間と旅をするというもの。
これまでの英雄物語の主人公とは少し違う。
これまでの主人公の目的は、何かを「手に入れる」ことだったが、『指輪物語』の主人公の目的は「捨てる」こと。
「指輪」が持つ力は、どんな意志の持ち主が所有しても、その所有者を腐敗させる。指輪の所有を拒否すること、指輪を捨てることが英雄的な行為になる。力の所有を拒否することこそが勇気ある行為である。
そこに寓意を求めるかどうかは人それぞれだが、ファンタジ-である。
このファンタジ-は、長々と写ったサムの幸せな姿等を見るとハッピ-エンドに終わったかに思える。
しかし、「もう以前には戻れない..」と言って、再び故郷を旅立つフロドの姿がある。
多くの余韻を残して物語は終わった。ファンタジ-というのは、「むなしく残酷なのかも」と思ってしまう。
想いでのヒトコマは、このポスタ-フロドの何とも言えない表情。
むなしい残酷。



アラゴルンやガンダルフたちの活躍でサルマン率いる1万を超える軍隊に勝利を収め人間の国ローハンの人々を救う。メリーとピピンもエント族の助けを借りてサルマンが支配するオルサンクの塔を破壊、サルマンの封じ込めに成功する。しかし、冥王サウロンは、もう一つの人間の国ゴンドールに20万もの軍を送り込む。中つ国最後の砦、ゴンドールを死守するため、旅の仲間たちはもちろん、長らく国交が途絶えていたローハンの人々も立ち上がる。一方その頃、サムと共にモルドールの滅びの山を目指して旅をしていたフロドは、指輪の魔力に押し潰されようとしていた…。


THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
監督: ピーター・ジャクソン 
製作: ピーター・ジャクソン
原作: J・R・R・トールキン
出演:
イライジャ・ウッド フロド・バギンズ
イアン・マッケラン ガンダルフ
ヴィゴー・モーテンセン  アラゴルン
ショーン・アスティン  サム
リヴ・タイラー  アルウェン
ビリー・ボイド  ピピン
ドミニク・モナハン  メリー
オーランド・ブルーム  レゴラス
ジョン・リス=デイヴィス  ギムリ
ケイト・ブランシェット  ガラドリエル

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