お盆に実家から持って帰りました。スチュードベーカーのラークワアゴニア、マッチボックスです。牽引しているのは馬ポーター。
1960年代のおもちゃです。それにしても、ずっと箱に入れておりましたので、きれいな個体です。
スチュードベーカーとは、昔のアメリカの自動車メーカーです。1800年後半から1966年まで自動車を生産してきたメーカーです。
この時代のミニカーにしては、この画像で感動したことがあります。お気づきでしょうか、牽引されるポーターの前後の車軸が接地しているのです。通常、このような形で販売されていませんので、ワゴンとポーターとで若干の高さの差がある(はず、そう思うとレズニー社に失礼かな)ので、ポーターの前輪は浮くかなと、思っていました。4つの車軸がすべて設置していることから、牽引フックの高さも計算されているということになります。さすがレズニー社。
このスチュードベーカーワゴニアには、フィギュアがついています。今思えば、ランナーから外さなければよかったと。
猟犬です。マチ針のような細いしっぽです。これが折れないか、保管に気を遣うところです。
猟師です。なんだか時代を感じます。このフィギュアも折れやすい細さなので、保管に気をつかいます。
このミニカーの特徴はフィギュアもですが、このリアのスライドゲートも特徴があります。
金属製のこの屋根をスライドさせると。
ワゴン独特の長いトランクルームが出てきます。
このようにワンちゃんも載せることができます。こういうギミックって、トミカではないですよね。ツボなミニカーなのです。
このハンドルも時代を感じます。
ヘッドレストがない時代です。
ワゴニア、素敵なミニカーです。
マッチボックスの初期モデルですから、このようにトミカのようにシャシのデザインはありません。
これ、初期マッチボックスのホイール。のちに転がるホイールを付けた「スーパーファスト」ブランドになります。
このリアフェンダーのデザインで、沈み気味なところが、またツボです。
マッチ箱のような箱も、きれいです。
42番です。トミカの前身でもあるマッチボックス。これがあるから、今のトミカがあるわけです。
箱の大きさはトミカより若干小さいかな。トミカ用のクリア保護ケースでOK。それにしても、フィギュア付きといい、スライド式ゲートといい、この小さな箱には当時のレズニー社の意地と頑張りが、たくさん詰まっています。