治療方法を選ぶときに、「いくらお金がかかるのか」を考えることは非常に大切です。
そこは冷静に考えるべきです。
あるがん患者さんが、細胞免疫療法をやりたいという話をしました。
ひと月に1~2回、一回に20万~30万円かかるそうです。
「経済的に継続していくことが可能なんですか?」と聞きました。
するとその人は、
そこは冷静に考えるべきです。
あるがん患者さんが、細胞免疫療法をやりたいという話をしました。
ひと月に1~2回、一回に20万~30万円かかるそうです。
「経済的に継続していくことが可能なんですか?」と聞きました。
するとその人は、
「いえ、一応、2年という区切りをつけてやることにしたいんです」 と言うのです。
「タイムリミットを2年と考えるわけですか。2年の根拠は何ですか? そこで死んでもいいんですか?」
2年やって、それでも効果がなかったらあきらめがつくという考えらしいのですが、がんはこちらの懐具合を見計らって消えてくれるわけではありません。
勝手に期限を設けてもどのくらいで消えるかという保証はないのです。
「効かなかったらやめればいいですが、もしも効いたらえらいことになります。効いているのに継続できなかったら悲劇でしかありません。
そこで悔やむことを考えると、効くというちゃんとしたデータのない治療なのですからは最初から手を出さないほうが無難です」
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