ほんまかいな、そーかいな、南アフリカ と ちょびっと シドニー そして日本だ!

南アフリカ(2004年)と、シドニー(2005年)での生活の近況報告です。そして日本でも(2007年から)

タイマーICで容量測定

2010年07月06日 | Gadgets
電源回路がほしくて、改めて作るのもめんどーなので、ジャンク機器の電源基盤を流用しようかと思い、引っ張り出してきたらどうやらヒューズが飛んでいる様子。
新しいヒューズを入れて電源を入れたら、
”パシッ!” と、ヒューズが蒸発した。
よく見ると、なんだか基盤も汚れている。
こりゃぁ、コンデンサの液漏れかな? と思ってみてみると、1000μFのコンデンサが6本もあり、一見膨張したようなのも見当たらず、こりゃ、どれが悪いのかよくわからんばい。
まぁ、古いので全部新しいのに代えれば良いのだけど、あいにく田舎暮らしでそう簡単にパーツは手に入らない。
とりあえず、1本づつ静電容量でも調べてみるかと思い、テスターを取り出してみたら、これが、200μFまでしか計れない。 まぁ、たいていのテスターはそんなもんだと思うし、Cメータがついているだけでも立派なものだとは思うのだが・・・。
というわけで、かの有名な、NE555のタイマーICを使って、発振器を作り、その発振周波数からコンデンサの容量を調べてしまおうと、こんな回路を作ってみた。
何のひねりもない、データシートそのまま回路だ。
C の部分に測定したいコンデンサをつなぐ。
発振周波数は、f=1.44/( (Ra+2xRb)xC ) で計算される。
逆に発振周波数からコンデンサの容量は、次のように計算できる。
C=1.44/( fX(Ra+2XRb) )
回路図のようにRa=500Ω、Rb=1kΩ とすると、
C(μF) = 576 / f(Hz) となる。

当初、周波数の整数桁をとりたかったので抵抗を低く取り、Ra=10Ω、Rb=10Ωでテストしてみたら、さすがに発振してくれなかった。

で、いろいろ測定してみると。

何年か前に購入して使ってなかった100μFのコンデンサ : 6Hz → 96μF
膨張して破裂寸前の680μFのコンデンサその1 : 2.1Hz → 274μF
膨張して破裂寸前の680μFのコンデンサその2 : 7.8Hz → 74μF
今回測定対象の1000μFのコンデンサ : 0.5Hz~0.6Hz → 1152μF~960μF

と、まぁ、だいたいの目安にはなっていそうで、膨張したコンデンサの不良は一目瞭然でわかる。
と、いうわけで、今回のあやしい6個のコンデンサは、どれも容量はあるようなのでもう一度ご活躍願うこととなった。


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