あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

中国の2025~2045年は、日本人として、私の試金石

2019-06-28 08:49:36 | 日記
“2010年に中国のGDPは日本を抜き、2025年には日本の3倍を超える。インドが中国を追いかけて2030年に日本を抜き、2045年には中国70兆ドル余り、インド36兆ドル、インドネシア7兆ドルで、いずれも日本のGDP6兆7000ドルをしのぎ、1人当たりGDPでも、中国は日本とほぼ同じになる。2050年予測で、米国のGDP38兆5000億ドルは、中国の半分、英国5兆ドルは中国の12分の1以下になっている。”

ある世界経済の予測ですが、好むと好まざるとにかかわらず、私達はその世界の中で、生きていかなくてはなりません。アジアでは中国が、強力な経済力をバックに、軍事力、政治力、また文化力を持った国として、日本の隣国として、確固として存在することになるのです。それまでには時間の余裕はありません。
さらに、このことは、嘗ては「中華帝国」として栄えていた1830年代の世界に(中国は30%の世界の経済力を持っていた時代に)、回帰することであり、本来の正常な世界秩序にもどることだ、との議論もあります。
第一次世界大戦、第2次大戦を通じて、アメリカが世界の「最強国」として台頭したこと、その前は英国が1800年代に産業革命を成し遂げ、世界の7つの海を制し、冠たる世界の覇権国となり、アジアの国々、インド、中国を属国としました。日本は2016年を明治150年として、一部のメディアは騒ぎ立てましたが、たかだか明治維新から150年です。明治時代に、「富国強兵」政策で国つくりをして、日清・日露戦争の勝利のおかげで、大正、昭和を通じて工業力で、西欧列強に並んで、1970年代には、「Japan as No.1」と、囃されました。
しかし、中国は、悠久の5000年を過ごし、世界四大文明のひとつの中国文明に端を発して、さまざまな形で世界に影響を及ぼしてきました。
私の中国は、「三国志」であり、シルクロードと三蔵法師であり、魯迅、そして毛沢東の「中国共産党」、天安門です。50歳から外資系に勤務したころから、アジアも随分回りました。その一つが、北京ですが、中国の持つ大陸に根ずく、とにかく広大な、スケールの違いに驚かされました。
私が関係をした携帯電話の世界の中国の人達は、いわゆる「一人っ子政策」で育っていた若いエンジニア達でした、今アメリカから叩かれている華為技術(Huawei)、中興通訊 (ZTE)、国営携帯企業、中国移動通信、中国聯合通信の通信事業者の技術者がいました。国、企業を代表しているはずなのでが、30代、40代前半の若者達でした。2000年の初めの中国は、当時の日本総携帯数が8000万台の頃に、毎年毎年、8000万台が中国市場で買われ、目を見張る成長でした、毎年日本の国がひとつずつ増えるイメージで拡大成長していました。人口と国土の持つ強大さは、その成長の凄まじさは、まさに肌で感じていましたね。
そんな中国とこれから、どのような付き合いをして行くのかは、まさに日本の進むべき道は、国の在り方、形、国民性が問われると思います。別に、ナショナリズムを鼓舞したり、愛国心を煽るのではなく、しっかりとした自己、アイデンティテをもって、ひとりの自立した国際人として生きていくのは、日本人としてはミニマムな要素であり、私にとっても人生の今さらですが、「生き様の試金石」になります。(つかさ)  

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