あさねぼう

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映画『北京ヴァイオリン』

2019-06-29 09:02:08 | 日記
映画『北京ヴァイオリン』のあらすじを紹介します。
田舎町に暮らす13歳の少年チュン。
彼にはヴァイオリンの才能があり、顔も見たことの無い母親の形見の楽器を弾いていた。
そんなチュンを見ていた料理人の父親は何とか息子に音楽教育をしてやりたいと、お金を貯めて北京に行くことにする。
北京では念願のコンクールに出場することになった。
チュンは5位入賞。
音楽院に入学できるものと信じていた父は、特定の師についていないからダメだと断られる。
父の必死の努力のお陰で、教えてくれる師を探すことが出来た。
彼はチアン先生といい、実力はあるものの金で結果を買い取る音楽界に嫌気が差し変わり者として閉じ籠っていた。
チュンとチアン先生は音楽を通して心の交流をはかった。
しかし父は息子のステップアップの為、更なる師を見つけてきた。
それがユイ先生だった。
彼は本物の音楽家でありビジネスマンである。
もう一人の女の子の弟子とチュンを競わせて、自分の名前を売ろうともしていた。
しかし音楽に対する情熱は本物で、チュンのたぐいまれな才能を開化させようと奮闘してくれる。
父は息子の出生の秘密をユイ先生に話した。
それは亡き母のこと。
実は父は養父であったのだ。
やがて国際コンクールに出るためにもう特訓することになる。
父は息子の邪魔になりたくないと田舎に帰ることにすると告げる。
このことで迷いが出始めたチュン。
そんなにまでして国際コンクールに出たいのか。
コンクールの朝。
田舎に帰ろうとする父を追いかけ走り出したチュン。
自分は父といたい。
北京駅でコンクールの代わりに父へ向けて演奏した。
これが悩んでいた答えだった。
二人で夢を追いかけ北京駅に降り立ったが、またここから大事なものを守るため田舎に帰ることにしたチュン。
親子の絆は本物であった。



☆ 中国ではこの映画が上映された後、大きな議論があったそうです。チュンは、国際コンクールに出て、世界に羽ばたいて、父親の夢をかなえるべきだった、との見方です。しかし、国際コンクールだけが音楽の場ではありません。様々な音楽の場が、これからのチュンの世界には広がっています。本当の音楽の心があれば、チュンにとっては舞台は無限でしょう。(つかさ)

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