7.酸性・アルカリ性薬品もある
人間や犬・猫の尿を酸性にする「酸性食品」とアルカ
リ性にする「アルカリ性食品」のことを紹介させていた
だきましたが、食品だけではありません。同様の効果を
示す薬品もありますので、知っておいてください。
内科医のバイブルとされた青本『内科診療の実際』に、
「糖尿病、痛風、リウマチ、高血圧症、動脈硬化症など
アルカリ欠乏性の疾病には、アルカリ性食品を摂取させ
たり、重炭酸ソーダ、クエン酸ソーダ、沈降炭酸石灰等
のアルカリ性薬品を投与すべし」、と書いてあります。
現在、痛風患者の多くは医師に処方されたクエン酸製
剤を服用しているようですが、大正時代から知られてい
た伝統療法なのかもしれません。
同書にはまた、「腎盂炎、膀胱炎、癲癇、喘息、結核
などアルカリ過剰性の疾病には、酸性食品を摂取したり、
カルシウム塩、リモナーデ(燐酸、塩酸、クエン酸)、
塩化アンモン、燐酸アンモン等の酸性薬品を投与するよ
うに」と書いてあります。これが、ストラバイト薬とし
て、動物病院で処方される大量の粉の正体です。
―――――――――――――――――――――――――
目次 前ページsos248←sos249(2011/01/09)→次ページsos250
特許pHスティックは(株)ペーハースティック(梨本佳与)にご発注願います
最新の画像[もっと見る]
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos339 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos332 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos329 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos327 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos325 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos324 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos219 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos202(2肉食動物) 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos197[Ⅵ]猫の巻 14年前
- Dr.中島健次(獣医師)の最新知見sos119 14年前