写真16.狛犬のおわす神社に「活気」あり、雨でも猫が寄ってくる
〇仮説:カナリア現象(未確認)
では、「普通の土地」の中に紛れ込んでいる不吉な「ケカレチ」を見分けるには、どうしたら良いか?
残念ながら、「活気」の有無が写るデジカメ撮影では、「普通地」と「ケカレチ」を見分けることが出来ません。どちらにも「活気」が写らないからです。
日本獣医師会の会員として、あえて発言させてもらうと、私は犬の放し飼い禁止条例に反対です。日本に狂犬病がなくなってから数10年間も無事に経過してきたんだから、もう犬たちを鎖などの束縛から解放してやって良いと思います(犬嫌いの人間は何割くらいなのだろう? 犬嫌いたちには獣医師会から犬用催涙ピストルを配ってはどうだろうか?)。
放たれた犬たちは、地域ごとに強いボス犬に支配され、上下の序列を躾けられ、人間に服従するのが当たり前になる。そのため、犬嫌いの人間を恐がらせること、たとえば、見知らぬ通行人や郵便・新聞配達員たちに近寄ったり、無闇に吠えかかったりすることもなくなろう。
犬として生来の服従姿勢を示すことにより、シーズーやポメラニアンなどの小型犬でも、大きな秋田犬やシェパードなどと一緒に群れて遊べます。みんなオオカミの子孫たちなんだから、心配無用。小型犬は子供オオカミみたいになれば良い。
また、無駄吠えするバカ犬が町の中に出てくれば、怒った通行人たちが石を投げ、棒で殴る。その結果、犬の躾けが出来ないバカ飼い主のところのバカ犬でも、痛い思いを経験することで人間を恐れて吠えなくなり、町が静かになるだろう。
犬たちが群れて走り回ることができたら、これだけでストラバイトが予防され、死語となります。ネズミを恐がるような矮小犬は自然界で生きて行けず、地球上で絶対に生存を許されない哀れな奇形です。
いっぽう、私が移住したイナカの猫たちは、ステンレスケージに閉じ込められることもなく、まだ幸いにも外出自由です。だから、好きなところに行けるわけで、猫が好んで集まる場所は絶対に「ケカレチ」じゃありません。
実際、ビチャビチャと降る雨を厭わずに、「活気」の出る拙宅の庭や、大きな雨玉の漂う神社の境内に飼い猫が寄って来ています(写真16)。
犬や猫が住むのに好適な「優良地」と、住んではイケナい「ケカレチ」を本能的に見抜くことが出来るのかどうか分かりませんが、もしかすると、半年とか1年以上、「ケカレチ」の上に拘束され続けていると、人間には分からない悪影響が出てくるのではなかろうか?
体重50Kgの飼い主さんには何でもなくても、体重5Kgの猫には10倍の強さで悪影響が及ぶのではなかろうか?
そこで、私は「坑道のカナリア」を思い出しました。ガス検知器のなかった昔、坑道に置いた籠の中のカナリアが止まり木から落鳥すると、スワ大変。坑夫たちは無臭の毒ガスを察知して一目散に地上へ避難したという。
それと同じように、「ケカレチ」の悪影響は人間よりも先に飼い犬や飼い猫に現れるのではなかろうか?
だとしたら、ストラバイトに要注意です。普通に飼っているのに、思い当たることが何もないのに、不意に愛犬・愛猫の尿にストラバイトが出てきたらたら、?(ハテナ)と考えてみましょう。
いきなり動物病院に駆け込んでストラバイトを診療する前に、「地源病」の可能性を検討すべきです。もしも、そこが不吉な曰く付きの土地であるなら、運動療法も酸性食品も電磁波回避も効果がなく、「埋炭」するだけでストラバイトが消えてくれるのかもしれない。
正直なところ、私は「ケカレチ」の実物を知りませんので、「ケカレチ」での埋炭効果を確認しておりません。しかし、拙宅や娘宅の「普通の土地」で埋炭効果があったのだから、「ケカレチ」でも埋炭効果があるはずです。
いきなり「優良地」への転換は無理としても、首を切られた刑死人の骨が埋まっている刑場跡の「ケカレチ」が、一挙に「普通の土地」に転換されるくらいの劇的な効果はあるのじゃなかろうか?
四の五の言って何も実行しないなら、何の成果も得られません。埋炭で済むなら、こんな安上がりな方法はない。「優良地」へ転居する手間や費用に比べたら、埋炭なんてタダ同然。ダメで元々、ぜひ埋炭を試してみましょう。
不吉な「ケカレチ」の上に住む犬・猫は、「坑道のカナリア」のように、健気にも我が身を犠牲にして地勢の悪影響を教えてくれているのではないか。確認しておりませんが、私はそんな気がしてなりません(続)。
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