世界と議会ー瀬戸健一郎寄稿アーカイブ憲政記念館の機関誌「世界と議会」(尾崎行雄記念財団)への瀬戸健一郎の寄稿小論第5弾が2013年1月25日に2012年度冬号として発行されたことを記念して、過去の寄稿小論をすべてアー...
大阪都構想に身震いがした。橋下徹を大阪まで応援しに行きたいと思った。6期23年間の市会議員生活でこの国の大きな閉そく感を感じていた私にとって、日本を変える。そんな起爆剤となるはずの構想だった。橋下大阪改革に期待した。
セクト主義と言われる縦割り行政の中で、最も国民の税金の使い道に説明責任を果たすべき会計簿が、単式簿記現金主義会計で処理されている日本の公会計を改革することが、日本の政治を変え、民主主義を変えると信じた。石原東京改革に期待した。
国と地方の役割分担を明確化する。地方財政の自立性を確保する。道州制を実現する。実はこれを阻む最大のハードルは、この国の中央集権。そしてそれを規定する憲法だと気付いた。憲法改正は9条問題だけではない。日本維新の会に期待した。
横浜の中田改革。杉並の山田改革。そんな基礎自治体の最前線で地方からの政治改革を訴え続けてきた諸氏と志を同じうして、中央集権制度の権力の源泉たるこの国の財源構造と意思決定プロセスを変革せんと、参議院全国区で戦った。
これが私の筋であった。
しかし振り返れば、私を支援する少なからぬ人々が、私が再軍備、軍国主義の勢力と行動を共にしていると誤解した。上記の本来の主張を十分に伝えきることができぬまま、選挙戦に敗れてしまった。選挙プランナーはそんなことは選挙に勝ってから考えればいいと言ったが、私はそれは違うと今でも猛省している。
瀬戸健一郎が目指すものは何か。今一度、原点を振り返ってみよう。
地球的視野・地域的行動。
選挙プランナーのコピー「世界に向けて、日本を主張する男。」
確かに、これには私が政治家を志した初心が込められている。
「等身大の日米関係を築く!」これが私の18歳の頃の原点だ。
その原点には、当時、母子家庭という経済的に厳しい現実があった。
そんな境遇にあった私に、アメリカ留学のチャンスをくれたのがYFU日本協会だった。
現在の公益財団法人YFU日本国際交流財団だ。
すべては神様のご計画であったと感謝している。
そして今、私はそのYFUの事務局長として働く機会を得ている。
青少年交流を通じて、民間レベルで国際相互理解を推進する事業だ。
英語講師としての経験は生徒たちの指導のみならず、親たちとの交流も大切な仕事の一部だったが、高校生留学生たちの指導や、親たちとの交流は今も変わらない私の大切な仕事。
市会議員としての経験は様々な住民相談への対応だったが、今も様々なカウンセリングケースを抱えており、これが国際間の問題でもあり、正に地球的視野が求められている。
これまでの経験のすべてが役に立っている。
しかもそれが、18カ国との派遣、受入の双方向の領域へと拡がっている。
実に様々な経験をさせて頂いている。
これまで使わなかった筋肉が鍛えられ、練られ、新しい自分を創造しているような充実感だ。
ただ忙しい!(忙しいという文字は心を亡くすと書くので使いたくはなのであるが・・・)
いつかまた、政治の現場に復帰することになるだろう。
それまで、しっかりと自分の可能性を磨き続けていきたい。
今、思うこと・・・
大阪都構想は日本維新の会と橋下徹の原点である。
衆参のねじれが解消し、自公連立政権の権力基盤が盤石となった今、これを一番、歓迎しているのは中央集権体制の上に権力基盤を置いている財務省なのではないか。
The Treasury Rules...
財務省支配...
消費税増税に反対した野田政権に消費増税を行わせ、予算権限を国の中央政府から奪いかねない地方からの変革を制圧するには日本維新の会が邪魔であった。従軍慰安婦問題や領土問題は実は、中国や韓国の矛先を橋下徹、石原慎太郎両共同代表に向けさせ、日本国民の自由と民主主義を拡大するビジョンを葬り去る効果を生み出しているという側面があるのではないだろうか。
背水の陣で、今一度、日本国民に目を、中央集権から地方自治への挑戦に向けて頂くためにこそ、大阪市の出直し市長選挙に打って出た橋下徹氏であるが、本筋の議論から再び、矮小化(わいしょうか)された議論へと、この国を変えては困る勢力が働くのではないか。日本国民はまた、中央集権制度のぬるま湯から出ることを選択することはないのではないか。
これが私の今、最大の懸念である。
是非、みんなでこの国のあり様と真のデモクラシーによる本物の自由の尊さについて、全国民的な議論がしたいものである。
日本を変える。
そのために・・・、
以上。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
ところで、10月に草加市長選挙と草加市議会議員選挙が行われますが、どんな方が市長になり議員になり、街をつくっていくのでしょう。
わたしが、瀬戸さんに対して残念に思うのは2001年の市長選挙に出馬して反党行為で自民党を除名になったあたりから、自己主張だけが目立つようになりました。あのときは木下さんも芝野さんも浅井康雄さんも同じ会派で自民党籍をもった仲間でしたよね。
それから、民主党を支持したり、維新の会に行かれたりと足下がふらふらしていたように思えます。
もう少し、冷静に且つ客観的に政をみてほしいと願っております。
一草加市民さんがコメントの中で挙げられたどなたも、それぞれ自分が信じた道に身を投じられた方々であるという点で、私は今でも仲間だと思っています。
政治家は立場を失うリスクを承知の上で自己主張します。自分の信条信念がいつか人々に受け入れられることを信じて、折れない心を持ち続ける限り、立場を失おうとも、政治家は政治家でいられるのだと私は思います。
これも私の自己主張かもしれませんね。^_^
話は変わりますが、草加はこの10月に市長選挙と市議会議員選挙があります。田中市長の実績が問われるだけでなく、市議会議員も評価されるわけです。今回からは維新の会やみんなの党系の方も出馬されるでしょう。
自由民主党草加支部は相変わらず纏まれない。公明党、共産党は支持基盤が硬い。勿論、このまちの将来は然るべき人たちが然るべき方向に導くと思います。ただ、保守系が醜い争いをして纏まれないのは悲しいことだと思います。各政党は有権者にたいして政策を示すべきだし、駅頭活動されている議員さんたちもきちんとアンケートをとるべきだと思います。
やっぱり憲法改正は無理だから、解釈論でお茶を濁していくのか?いつになったら日本国は本音と建前を使い分けることで世界に言い訳をし続けてきた現状を打破し、世界の一流国家に発展していくことが出来るのだろうか。
私自身の中で、引き続き哲学しているところです。
草加市内の各駅では、10月の市議会議員選挙をにらんで朝の駅頭活動をされている議員が目立つようになりました。
自民党と保守系無所属で構成される草加新政と自由市民クラブの市議の中には、来春の統一地方選挙へ出馬を噂される方もいるかと思います。また、支持者からは大同団結を望む声も沢山あります。
一方で、引退される議員、再起を目指す元職と動き始めました。
民主党会派は、民主党の看板を捨てる姑息な手段にでました。
問題は市長選挙です。最大の争点は市役所の建て替え問題だと思います。田中市長は、確かに頑張っています。貴殿が仰っていたのと全く同じスローガンで。
はっきりいいましょう。高砂にするにしても綾瀬川左岸になるにしても説明が足りないと思います。現在地なら西庁舎を残し、本庁舎を高層化して建て替えるなりすれば、第二庁舎を建て替えるのではなくプレハブの仮庁舎ですんだのかもしれません。
また、日本総研などのシンクタンクに経済面からのビーバイシー予測をしたのでしょうか?
置き去りにされてますよね?有権者は。議員もだんまりです。
木下さんや谷古宇さんが対抗馬になるとも噂されていますが、限られた予算の中でどこに重点配置をするのか。それができる方を選ぶべきではないかと思います。