goo blog サービス終了のお知らせ 

川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

学園祭のさんま 希望と失望と

2012-11-05 10:32:14 | 川越・近郊

11月4日(日)晴れ

 富士山を真正面に見ながら入間川自転車道を狭山に向かいました。市境にある西武文理大学の学園祭がお目当てです。いつもは脇を通り抜けるだけです。どういう大学か、一度は中に入ってみたかったのです。

 

テーマパークに来たような感じです。グラウンドでは大宮アルジャジージャの選手たちが小学生の質問に答えているところです。

「大学」なので多少は研究発表もあるのかと構内を一周してみましたが、オーストラリア旅行のVTRが流されているだけです。

テントの食品街を通り抜けてベンチで一休みというときに、サンマを焼いている風景に出会いました。数名が列を作って焼きあがるのを待っています。一匹200円。僕も並ぶことにしました。

    写真: 西武文理大の学園祭にきています。気仙沼 を訪ねた学生たちがサンマを売っています。[

 学生と教員とが2月と8月に気仙沼を訪ねて被災と復興の様子を学んできたといいます。テントには写真が展示されているだけですが「サービス経営学部」の発行するきれいな冊子に参加者の感想がたくさん載っています。

 僕もこの夏「気仙沼」を体験したばかりです。同じ時期に若い人たちがグアムなどではなく、気仙沼を訪ねて人々と交流してきたというのですから何とはなしに親しみを感じます。半数の人が2回目の参加だということです。祭りの裏方を手伝ったとか。若いときのこのような体験は人生の宝になる可能性があります。(大学2年生の夏に訪ねた北海道池田町大森の農家の方たちとの交流は結果として僕の人生を貫く一本の赤い糸になりました。)

 焼きあがったサンマを美味しくいただきました。二人の先生が大活躍です。まるで池商の「韓国・朝鮮を学ぶ会」のようです。

東北の復興を支援するテントがいくつかあって三陸の物産を販売しています。大槌の海苔を買いました。陸前高田のひまわりの種をもらいました。隣近所にも頒けてくださいと5袋もあります。(もらってくれる方がいるかなあ)。

東北の被災地に心を寄せる人々の活動に出会ってよかったなあと思ったものです。それでもフクシマ原発事故にかかわる取り組みが影も形もないことには、やはり失望するほかはありません。

 学園祭のテーマは「希望~LIFE IS HARD だけど HAPPY!」。