旧ラックのたね

PVL・WEST症候群があり、発達がゆっくりな娘の日常を書いています。

リハ

2008-04-12 | 日常のよもやま話
あーは週5~6回リハビリを受けてる。いつも決まった女性のPT(理学療法士)さんが部屋に来て、あーの発達を促してくれている。
このPTさんがとてもいい人で、口癖は「いかんよあーちゃん☆」笑顔で接してくれてるからリハを明るい雰囲気で受けることができている。PTさんはこちらで選べないから、出会いに感謝!!

リハビリでどんなことをやってるかというとね、、、
1.後ろで支持しながらお座りの姿勢をとらせて、首を上げ正面を向かせる。(定頚促進)
2.両脇を持って支持しながら立たせる。(尖足の防止と立位反射の促進)
3.主に左側を向かせて横向き姿勢を保持させる。(うつぶせ準備と向き癖改善)
4.うつぶせにして頭をまっすぐ持ち上げさせる。(定頚促進と全身筋肉の強化)
だいたいこのメニューを15~40分くらいかけて消化する。リハビリをはじめて気付いたが、あーは緊張性頚反射が残っていて右手の緊張が強い。また、足の指に力が入りやすいことがわかった。

1.は首がしっかりするのに伴い、前に倒れることは続いてるが後ろにグランとなることはほとんどなくなってきた。2.も力が抜けて立位がとれることが一瞬だけだがでてきた。3.は目と首が右による発作の影響でまだ難しい。4.は手の位置さえうまくとれれば(そこが問題)頭がぐっと上がりスフィンクスポーズができるように!周囲の喜びの反応を見て、本人も得意そうでカワイイ!
すごいなあ、あー。いい刺激を受けて、あなたのペースで伸びていくんやで。何よりもそれが生きがいになるわー。

今はだいぶ慣れたけど、はじめは大泣きしていたあー。痛いことは何もないはずなのに何で泣くのかわたしなりに観察しながらアセスメント。すると、身体を持ち上げられて別の姿勢をとるときに力が入るのがわかった。あーはいろんな姿勢をとるのが怖いんやね。
そこでPTさんが帰ってから、調子がいいときは二人でイチャイチャしながらリハビリのおさらい!うつ伏せにして遊んでみたり、わたしの足にまたがらせて足の裏全体を床につけて立たせたり、歌を歌いながら目の前で両手を合わせてみたり。訓練の動きをとりいれつつお互いの全身を使って遊んでる。あーもよく声を出して反応がいい。姿勢が変わるときの緊張もなくなってきた。

毎日リハビリの時間が楽しみ~♪PTさんとお話もできるもん♪(いつも話し相手に飢えている)
ただ、最近はちょっぴり困ったことが・・・
それは、あーの人見知り!!PTさんに抱かれてベソ顔になることも!
もちろん本格的なものではないが、母と他者の区別が多少ついてきたようだ。機嫌がいいときは誰でもOKだが、不機嫌や不安定になるとわたしの出番らしい。この変化がうれしくて微かにお困りで、でもうれしい。

わたしはリハビリにくわしくないが、以前から臨床動作法に興味がある。動作法は機能の強化ではなく、身体をリラックスさせて調和させ、よい方向に変えていくもの。マッサージでも整体でもない。障がいや麻痺の有無に関係なく、人の手や体のあたたかさを感じながら自分の身体をゆるめるのはとても気持ちがいいよ。脳性まひや自閉症、知的障害の人にも効果がある。
もと同僚が廊下を走るようにバタバタ歩く知的障害男性(療育B1)に2週間簡単な動作法を試したら、落ち着いて歩けるようになり、特定のスタッフとしかしゃべらなかった彼がいろんなスタッフにちょっかい混じりに声をかけるようになってビックリした。身体の改善と精神的な変化ももたらしたみたいやね。

あーはまだ小さいけれど、首の座りが確認されたらはじめようと思ってる。いつか集中プログラムにも参加してみたいな。

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