鈴木淳也『決済の黒船 Apple Pay』読了。NFCが海外にも普及するかどうか、それはソニーとJRという戦後日本の最良の果実が今世紀も繁栄できるかどうかの試金石。命運はアップルが握っているように見えて、実は要求ハードルの高い日本人の暮らし方が今後の世界の消費の鍵かもしれない。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 13:29
成熟した消費行動こそ、世界モデルになりうるから。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 13:30
ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』再読。六十年代というのは、この世界を支える何かが加速しながら織り直されていく時代だったようで、そこに溶け込んでいくアメリカの種々雑多な来歴が一つの像に取り結ぶ間も無く、きっと今のこの現在にまで延長されている。虚実裏表内外ない交ぜの叫びを浴びる。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 17:33
不動産王として死んだピアス・イベラリティの遺産がアメリカそのものって現実のアメリカそのもの。ディランがノーベル文学賞を取り、トランプ大統領を戴いたアメリカは、ピンチョン的ドタバタ悲喜劇ワールドそのもので、通信網と兵器と薬が世界を支配する様がこれからむき出しになっていくのかな。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 17:39
１）祖父母の代は子が同居して養ったので老後も年金だけで食べていけた、２）親の代は高度成長期に働いたので貯金もでき、持ち家も用意できているので年金が少なくても食べていけた、だけでしょ。３）低成長経済かつ核家族化の私たち世代に残された選択肢は「ずっと働く」ことだよ
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2017年2月5日 - 17:21
トマス・ピンチョン全小説はどれも装幀が素晴らしいが、中でも『競売ナンバー49の叫び』は表紙側を表にして普通に本棚に飾っておきたくなる。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 17:46
ドナルドさんは漫画っぽいけど、イバンカさんはさらにもっと漫画っぽい。大統領になったらいいのに。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 17:48
ミシェル・ウェルベック『闘争領域の拡大』読了。もののあはれ、哀しみ、切なさ。この世は生きるに値しない程どうしようもないことで溢れていて身も蓋もなく救いようもない。そう思っている人がたくさんいて、それでも気がつけば生きているから、こんな本を読んで、身につまされて、じっと手を見る。
— kc1027 (@kc1027) 2017年2月5日 - 22:28