TUBA修理職人

素人金管楽器凹出し職人のブログ

ベルトクラングとフィンランディア

2019-08-20 11:18:11 | 日記
昭和55年頃の話。自分は北海道立小樽工業高校の高校生でした。
写真が好きだったので部活は写真部と入学前から決めていたが、
新入生歓迎会で体育館に行った時生まれて初めて生のブラスバンドの
演奏に触れ、稲妻に打たれるような衝撃を受けたのを今でも鮮明に
思い出します。バスドラの腹に響く音と局長さんのアルトサックスの
ソロのカッコ良かったこと。
でも、まさかこの時このブラバンとの出会いが一生モノになるとは
思わなかったなぁ。中学の先輩が写真部知り合いだからいつでも暗室
入れてやるからお前はブラバンはいれ。との命令に素直に従ってしまっ
だのが運のつき。今はキャノンに入社したその先輩に感謝してます。

伏線が長いですがその後何故かスーザホン担当でパレードの最後尾と、
低音の四分音符と全音符を担当する日々が続いたある日、北照高校の
音楽のビオラの先生から紹介で小樽のオケでチョット吹け。と又もや
命令が。
ミュージックエイトぐらいしか吹いたことが無い高校生がオケ発体験
でいきなり楽器がベルトクラングで、曲はフィンランディアとドボルザークの
交響曲8番。まあ吹けませんでした。
というか休みが長くて今どこ?の世界でした。

若き日の青春のほろ苦い思い出でした。