ベルのクランツを外して、ベルの亀裂をふさいでいきますが真鍮と真鍮を接合するには一般的に
銅ロウの棒か銀ロウの棒を使うのですがベル製造は違いますよね。(たぶん)
というのはベルを作るときはトランペットは一枚の板からすべてを伸ばして製造する一枚とりベル、
2枚の板を接合してつなぎ合わせる2枚とりベルがありますがチューバの場合はフレアーの部分が
巨大なので2枚とりベルが普通であると思います。
で本題ですがこの接合部分を少し重ね合わせて糊付けのように金属を溶かして接合するのにロウ付け
するのですが銀ロウや銅ロウをしようすると圧延性がなく割れが生じて伸びません。そこで母材の融点より
わずかに低い融点を持つ真鍮のロウが必要になってきます。自分はこの真鍮ロウを様々探してきましたが
見つけることができませんでした。この度はアクセサリー製造時に使う真鍮ロウ材を使用してみました。
銅ロウの棒をホームセンターで購入してこの亀裂に載せて溶かしましたがうまくいきません。
やはり整形時にたたくと割れてしまいます。
で、今度は真鍮の板を張り付ける要領で真鍮ロウ材で(フラックス混入済み)作業してみます。
この状態から削り、整形繰り返します。うまくいくかな?