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Weserstadion 2012/13 ~大監督の退任

2013-05-15 20:52:01 | フースバル
昨日からの続き、5月11日Eintracht Frankfurt戦について書く予定でしたが・・・


今朝Werderの公式ホームページで、Thomas Schaaf監督の即時退任が発表されました。

今季の残りは、たった1試合。
それでも最後の1試合にシャーフ監督がベンチに座ることはなく、それどころか
今朝すでに選手やコーチ陣にお別れの挨拶を済ませ、チームをあとにしているという
信じがたい発表でした。


実際には多くのブレーマーが、「シャーフ監督は今季限りで退任するだろう」と
降格争いに参加し出した頃から予想していて、そのことで話題は持ちきりだったけれど
14年ものあいだ監督を続けた人物が、まさか「シーズンの途中で」辞め(させられ)る
なんて考えてもみなかったのです。

ホームでのWolfsburg戦完敗のあとで、監督が
『もし問題が自分にあるのならば、自分が去るべきならば、私は喜んでそうしますよ』と
カメラの前で自ら辞任について言及したことから波紋が広がり、始まった「ALLEz GRÜN!」の
アクション。





Hoffenheim戦にて
『90Minuten Abstiegskampf Unterstützung statt Pfiffe
 90分間の降格争いに、ブーイングではなく声援を!』



先週末またもや勝てなかったものの、勝ち点1を得て1部残留決定が確実なものになったことが
「シーズン最後まで」という事よりも大きな1つの区切りだったのでしょう。

それでも、最後の1試合を残して・・・というのはやっぱり、簡単に納得はできません。。



トップチームの監督として、14年。
ユース選手時代から数えると実に40年以上もWerderに所属し続けた、ほかにも例を見ない
「チーム一筋」の人でした。

メディアはどこも、『Das Ende der Ära 一時代の終焉』という言葉と共に
シャーフ監督の退任を報じています。






Eintracht戦にて
後半でベンチに下がったオッツィ(Özkan Yildirim)に対して、労をねぎらうシャーフ監督。






試合前のウォーミングアップで、いつもファンブロックのすぐそばまで行き、声援を称え
拍手を送っていたシャーフ監督。



ありがとう、そしてお疲れさまでした。


まずは、想像を絶するプレッシャーと闘い続けた日々から解放され、ゆっくり心身ともに
休息できることを願っています。


「絶対に笑わない監督」なんて表現されることも多々あったけど、プライベートでは
ジョークもたくさん言うし、お茶目な表情もするし、ハキハキしゃべれるし(試合後のインタビューは
もごもごで聞き取れないけど!!!笑)そしてとても面倒見のいい、「良いおじさん」なのです。

そんなシャーフ監督の笑顔が、これまで以上に増えますように。



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