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Weserstadion 2012/13~降格争い、本格化

2013-05-14 18:47:25 | フースバル
寝違えた首もすっかり良くなり、先週末からいつもどおりの生活が送れるように
なりました。

いつもどおりの生活・・・まあ、サッカー、観にいくことだよね(笑)


先週の土曜日、5月11日は今シーズン最後のホーム戦でした。

今年も通い続けたWeserstadion(ヴェーザー・シュターディオン)。
ちょっと冬から振り返ってみようと思います。





毎年のことながら、1月から始まる後半戦にめっぽう弱い我らがWerder。
今日まで、連続12試合勝ちなし!
最後に勝ったのは、2月9日(VfB Stuttgart戦)!笑 ←前のこと過ぎて、
もう笑うしかない。

以前ブログにも書いた、冬の格下相手のホーム3連戦を2敗1分けと
予想通りきっちり(?)負け越し、
※当時も書いていたけど、フライブルクはもはや「格下」でないことをここにきちんと
認めておきます!!!(笑)

ついに2部降格圏内が間近・・・となってきてしまいました。


降格争いの直接対決となったFortuna Düsseldorf戦、
続けて同じく直接対決だったWolfsburg戦(当時は13位・14位対決でした)
その後シャーフ監督が自ら辞任を申し出るかのような発言をしたことから大注目となった
Leverkusen戦。

それはもう毎試合のように
「Schlüsselspiel(シュリュッセル・シュピール)」=カギとなる試合
「Schicksalspiel(シックザール・シュピール)」=運命の試合
「Wichtigstes Spiel der Saison(ヴィヒティヒステス・シュピール デア・ゼゾーン)」
 =今シーズンで最も重要な試合
という言葉が飛び交い、もういつが一番大事だったのやら・・・何が何だか状態。


・・・ちょこっと余談ですが、「カギ」というのは、ブレーメンの市の紋章にも使われており
この町では重要なアイテムの1つです。





4月6日、Schalke04戦の試合前。





ハートの中に、緑のWerderマーク(左)と赤のBremer Schlüssel(ブレーマー・シュリュッセル
=ブレーメンの鍵)が描かれ、その上下には
『Bremen, du hast den Schlüssel zu meinen Herzen
 ブレーメン、私の心の「カギ」を持つのは、あなた』
というメッセージが。

私がスタジアムでこれまで見てきた中で一番素敵だと思った、ウルトラスのパフォーマンスでした。


・・・まあ、この試合もシラッと負けたのですけどね。(苦笑)



そんなズルズル10試合勝ちなしを続けて、いよいよ下から2番目・17位のチーム
Hoffenheimとの降格争い直接対決(またもや・・・)があったのが5月4日のこと。

今までもずーーーーーーーーっと「この試合が大事」といわれ続けてきたので、
正直なところ私にはそこまで「運命の一戦」と特別に感じることはできなかったのですが
監督の辞任発言の余波は想像以上に大きく、数日前からあるアクションが提案されました。





「ALLEz GRÜN!」
アレー、グリューン!

allez というのはフランス語で、複数の相手に対して「行け!」という命令形
なんだそうです。

Grün グリューン=緑は、もちろんWerderのチームカラーであります☆

ALLEzと、「z」だけ小文字で色が違うのには、もちろん理由があります。
この「z」をなくすと、Alle アレ=みんな というドイツ語へと変わり、
「みんな、緑」という意味に・・・

つまり、試合の日にみんなで緑色の服(ユニフォームでも何でも)を着て
スタジアム中を緑で埋め尽くしてチームを後押ししよう!という趣旨のアクションで
2重の意味が込められたタイトルになっていました。





みんなで窓にWerderの旗を掲げることも提案され、わが家のご近所には
手作りの旗も登場。






試合の1時間半前、スタジアムに到着するバスを待つファン達。

いつもはそろそろ立見席の場所取りをしにスタジアム内へ入っているウルトラス達も
この日はバスに声援を送ろうと、待っていました。





あっちを見ても、





こっちを見ても、
みんな緑です。

試合の日だもん、そんなの、当然じゃない?!って思いますか?
ドイツ人ってけっこう黒い服が好きなのと、敢えて緑じゃない色のユニフォーム(アウェーやイベント用)
を買う人も多く、これまでの試合で緑だけの服で来る人って実はそこまで多くなかったのです。



スタジアムへ入ると・・・





各シートには「はりせん」が用意され、まさに「スタジアム中が」チームを応援している
雰囲気が作れるような準備も。






はちきれんばかりの声援、拍手。
今シーズンの入場時にStolli(シュトーリ、スタジアムアナウンサーのChristian Stoll)
が言う、私がとても大好きな台詞
『Unsere Stadt, unser Verein, unsere Mannschaft, SV Werder Bremen!
 私達の町、私達のクラブ、私達のチーム、SVヴェァダー・ブレーメン!』が
聞こえないくらいでした。


その声援を受け、前半で2-0と勝ち越したWerder。





1点目が入った時。みんな、いい顔してます。


後半にはウェーブも始まり、残り10分と5分には
『さあ、あと10分、みんなで最後まで応援しよう!』とStolliがアナウンスを入れる
試合なんて、初めてのことでした。





ああ、そうだった、勝つ試合ってこういう雰囲気だったなあ~

なんて考えていた85分から、トントンと追いつかれて2-2の引き分け・・・。


んーーーーー。
どうやったら、勝てるんだったっけ・・・。



そして迎えた、最後のホーム戦。
次回のエントリーに続きます。


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