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4月20日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
信頼すれば……
人を使うコツはいろいろあるだろうが、まず大事なことは、人を信頼し、思い切って仕事をまかせることである。信頼され、まかされれば、人間は嬉しいし、それだけ責任も感じる。だから自分なりにいろいろ工夫もし、努力もしてその責任を全うしていこうとする。言ってみれば、信頼されることによって、その人の力がフルに発揮されてくるわけである。
実際には百%人を信頼することはむずかしいもので、そこに、まかせて果たして大丈夫かという不安も起こってこよう。しかし、たとえその信頼を裏切られても本望だというぐらいの気持があれば、案外に人は信頼にそむかないものである。
コラム】筆洗
2014年4月19日 東京新聞TOKYOWeb
▼新天地に切り開かれた町マコンドは、不思議な病気に襲われた。伝染性の不眠症だ▼病人は不眠に慣れるにつれ、より危険な症状にさいなまれるようになる。まず幼年時代の思い出がその脳裏から消え、次に人や物の名が消えていく
▼失(う)せゆく記憶を補うため、町中の物に名が記されるようになる。<机><壁><時計><牝牛(めうし)>…。しかしついには名を思い出せても、用途を思い出せないようになる。牝牛にこんな札がぶら下げられる。<コレハ牝牛デアル。乳ヲ出サセルタメニハ毎朝シボラナケレバナラナイ…>
▼全世界で三千万部を超えたベストセラー『百年の孤独』(鼓直(つづみただし)訳、新潮社)の一場面だ。記憶力を失ったマコンドの人々は、書かれた言葉の意味が忘れられれば消えうせてしまうような、はかない現実を生きることになる
▼言葉とは何か、記憶とは何か。深層心理まで揺さぶるような名作を生んだノーベル賞作家、ガルシア・マルケス氏が、八十七歳で逝った。作家の弟は二年前、こう明かしていた。「彼は記憶力に問題を抱えている。うちの家系は認知症にかかりやすいのだ」
▼記憶を失い、筆を執ることをやめた作家の頭の中で、どんな物語が明滅していたのか。それは知る由もないが、彼の書いた物語の数々はいつまでも読み継がれるだろう。幻の町マコンドは、人々の想像力によって、存在し続けるはずだ。
昨日のカープ
19日横浜、カープ7―1DeNA、勝ち投手久里2勝、本塁打丸4号、堂林4号 詳しくは中国新聞朝刊で
今日もカープを応援しています。
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