久しぶりのラーメン日記ですね。まず評価から。
・ 五行【西麻布】
『焦がし味噌ラーメン+味玉』
麺:9 / スープ:10+ / 具:8 / 総評:9+
驚愕の嵐。
今週は仕事が鬼のように忙しく、全てが午前様帰り。昨日も、前会社の肉会という楽しみが控えているとはいえ、午前中から昼飯も食えずに延々客先を回り、くだらない質問に答え続け、かなり精神的に参っていました。この時も、何十回通ったかわからない道をタクシーで同僚を走っていたら、ふいに「あれ?ここ有名ラーメン店があるところじゃん?」と。同僚は今回行く客先は初めてで、前会社に居た頃にこの辺りをブラついていたそうです。そして、夕方で腹ぺこ、癒しを求めていた俺に断る道理はありませんでした。幸いな事に、ここの仕事が済めば、今日はもう仕事は終了でしたから。
外観は、お洒落なカフェのような・・・広く落ち着いた店内。客は学生が多いようでした。17:30で、一般リーマンはまだ就業中なので当然でしょうか。カウンター席に通されて、第一の驚愕:目の前にありえない手羽先唐揚げがある。値段を見ると450円・・・尋常じゃなく美味そう。だが、後に焼き肉が控えているために今回は自重。頼んだのは、同僚曰く「ここから始めないと後悔する」という『焦がし味噌ラーメン』。メニューは他に、焦がし醤油・塩・とんこつがあるようです。ラーメンが出てきたところで、第二の驚愕:真っ黒。どこぞのマー油を使った豚骨らーめんのような黒さ。見た目はかなりこってり。そして、食したところで第三の驚愕:めっちゃ甘美味! これはレベルが違いすぎる。俺は味噌は亜流という位置付けで、あまり良い評価はありませんでした。が!ここは別格。甘い味噌が元ネタ、それを炙ることで香ばしさを出す。さらにプラスで、具に入っている炒めた玉葱の野菜の甘み。これだけ甘味が続くと、いつかの町田ラーメン「おやじ」を思い出しますが、ひと味違う。何故かサッパリしているんですね。疑問を持ちつつ、最後まで食したところで疑問が解けました。スープの底にあった一欠片のショウガ・・・これが、くどさを氷塊させた最強の刺客。最後のスープまで飲み干し、今日のイライラなど吹っ飛んでいました。
俺の中で味噌ラーメンNo.1はここに決定しました。
これから、この客先に出た時には、ここへ寄ってしまうことでしょう。