NHKの歌番組で、岩崎宏美さんが「すみれ色の涙」を歌っていた。
この歌は、唐十郎作、緑魔子・柄本明・清水紘治出演の「秘密の花園」で流れた歌だ。
この歌とブラームスの弦楽六重奏、映画「恋人たち」にも使われた名曲、
これが何度も流れた芝居だった。杮落としの本多劇場が水浸しになるとは!
なつかしい。この芝居は名作である。

朝の連続小説「カムカムエヴリバディ」のストーリー・ソングは“On the Sunny Side of the Street”だ。ジャズのスタンダード・ナンバーだが、ドラマではLouisArmstrong版の歌がよく使われている。この歌は、ドラマの二代目主人公の名が「るい」、三代目が「ひなた」と呼ばれていて、どこか「陽」のイメージが強い。
それに対し、おれたち西天満一座が以前演奏させてもらっていた、やはりLouis Armstrongが歌うところの”That Lucky Old Sun“はメジャーのコード進行でありながら、人生の苦しみの味がする「陰」のイメージがある。♪~朝っぱらから仕事に出かけ、悪魔のように金儲け~♪この翻訳は京都の拾得のテリーさんが訳されたものだが、実にいい訳だ。
とまあ、どちらの歌にも「Sun」が登場するところがミソだね。
https://youtu.be/rGO9in5epHw
スナップえんどうが店頭に並び始めている。
すべて食べられて、味もいいから好きな人が多い。
写真のものは鹿児島県産だけど、
中学時代の同窓生が愛知の渥美半島でスナップえんどう農家を営んでいる。
鹿児島県がシェアトップだが、愛知県産も多い。
スナップえんどうの歴史をたどると、古代ギリシャ時代まで遡るという。
あのツタンカーメンを発掘した際にも副葬品として出土したという。
日本へも10世紀頃に入ってきたそうだが栽培されなかったようだ。
1970年代になってアメリカから品種改良されたものが入ってきた。
そして、今や一般家庭でも炒め物や天婦羅などで好まれている。
おれも豆類全般が好きなので、店に並ぶとかならず購入する。
春はこのスナップえんどう、豆ごはんなどのメニューが続く。
もっとも通年で納豆は必需品だから、どんだけ豆を食うとんねん!
落花生、カシューナッツ、くるみ、アーモンドなども大好きである。
大豆好きだから、大豆で作った肉も一度食べてみたいと思いつつ、
まだありついていない。
肉食に抵抗があるわけでも何でもなく、ただ豆類が好きなだけだ。
まめな性格やないのに。
ある銀行系カード会社の宣伝で、
自炊するよりコンビニで食事を買うことを推進しているところがあり、
違和感を抱いた。
自炊して食品ロスを出すとか、栄養のバランスは抽象的だとか、
ものを考えない者がおかす間違いを普通一般のこととして語っている。
ちゃんと物事を考えて生きることを忘れているのか、
「どうせお前らバカなんだから」と言っているのか。
いずれにしても、余りに稚拙な広告宣伝なのである。
結果として、そのカードを使えば年間いくら得する、
だからコンビニで買い物をしろ、と言っているのであるが、
コンビニの弁当類が毒だとはいわないが、
料理するということをやめてしまうのはどうなんだ?
食品ロスより、弁当などのゴミの方が気になる。
ようするに、生産物である農作物などを見ることもなく、
加工された商品を口の中に入れて生きている人間になれ、
ということなんだろうな。
日本を代表する銀行がこういう愚かな宣伝をするのに唖然である。