花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

アツバキミガヨラン

2022-12-19 14:59:14 | 花の名前
アツバキミガヨラン
  学名:Yucca gioriosa
  科名/属名:リュウゼツラン科 グロリオサ(和名アツバキミガヨラン)
  別名:アメリカキミガヨラン  原産地:北アメリカ 
  大きさ:1~2m  開花期:5~6月~10月

  北アメリカ原産の常緑性低木で長さ50∼70㎝で剣のような形をした
  葉を茂らせます。


  葉は厚みがありピーンと真っすぐに伸びその先端は針状に尖っています。
  5~6月もしくは10月頃に花茎を長く伸ばして黄白色で鐘の様な形をした
  花を沢山咲かせます。

  日本には受粉を媒介する蛾(俗にユッカガと言われる)がいないので
  自然環境下では結実しないと言われています。

 名前の由来
  アツバキミガヨランのキミガヨランは学名の種小名
 「グロリオサ(栄光のある)と言う意味を「君が代は栄える」
     と言う風に解釈して名付けられました。
      アツバは葉っぱが厚いと言う意味です。
  日本には明治時代に渡来し庭園樹として広く利用されています。
  丈夫で生命力が強く手間のかからない樹木です。

 和名の顛末
  なぜ別種のユッカ・ヴィフォリにキミガヨランの名前が付いたのでしょうか?
  キミガヨランの名前がグロリオ(栄光ある)と言う学名から命名なら
  アツバキミガヨランの方をキミガヨランとした方が正しいそうです。

実はこれには顛末があります。
  キミガヨランの名前を付けたのは植物学者の牧野富太郎氏です。
  小石川植物園に植栽されたユッカの一種をグロリオサ種と同定して
  キミガヨランと命名しました。
  後にこの株はレクルヴィフォリア種だと判明しましたがキミガヨランの
  和名はその株から付いた名前なので変更されずに残り
  「クルヴィフォリア=キミガヨラン」となりました。
  そうするとグロリオサの和名をどうするかと言う事になり牧野富太郎氏は
  「オトコラン(男子蘭)」と命名しました。
  しかし現在アツバキミガヨランと呼ばれている所を見るとその名前は
  定着しなかったようです。
 この顛末は同氏著作「植物一日一題」の「オトコラン」に詳しく掲載されています。

              

                       植物の育て方図鑑  ヤサシイエンゲイより

       花の名前は自分のお気に入りの花や樹木を色々調べて掲載していますが
        間違いなどありましたら教えて頂けると幸いです。
コメント (2)
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オキザリス・ヒルタ

2022-12-18 14:44:49 | 花の名前
オキザリス・ヒルタ 

 オキザリス・ヒルタ 別名:キダチハナカタバミ(木立花片喰)
       学名:Oxalis hirta
                   科名/属名:カタバミ科 カタバミ属(オキザリス属)
       原産地:南アフリカ  草丈:10~20㎝ 花径:2~3㎝
       花色:桃色   花ことば:輝く心(オキザリス)
 

 オキザリス・ヒルタは秋に桃色の花を咲かせる球根植物です。
  草丈が30㎝程になる立性種でオキザリスは丸い三つの葉や四つ葉をした
  種類が多いのですがヒルタの葉は細長い小さな葉をしています。
  寒さには少し弱いですが暖地では路地植えで越冬可能です。
  しかし霜に当たると葉が痛むので鉢植えでは軒下において越冬
  させた方が良いと思います。
  5月を過ぎると地上部を枯らして休眠します。



 この花は去年2鉢買ってきましたが花が咲かないまま枯れてしまいました。
 庭の隅にほっておいたのですが春に1鉢だけですが芽が出ていたので
 鉢を変えて半日陰の所に置きました。
     今年(11月8日)可愛い花が咲き始めました(^_^)v

  
  
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散歩(花)(12/15)

2022-12-16 15:17:36 | 散歩(花)
12月16日
    厳しい寒さが続きますが今朝は晴れたので
  少し空気の冷たさは感じましたがご近所を歩いてきました。
                         南天の実
         シロヤマブキ(白山吹)が実を付けていました。
  
 ビワ(枇杷)   別名:ロキツ(蘆橘)
  バラ科 ビワ属  原産地:中国  開花期:11~2月  花色:白
  花ことば:温和 治癒  愛の記憶  密かな告白
   古代中国から渡来したとされる果樹です。
   樹高2∼5mに生長し高いものだと10m程の大きさになります。
   11~12月の冬にかけて枝先に円錐花序となり一つ一つの花は
   1∼2㎝ほどの小さな白い花が少しずつ開花し花には香りがあります。
   果実は6月頃にオレンジ色に熟します。
 名前の由来
 ビワの楕円形をした肉厚な葉にはくっきりと葉脈が浮き上がっています。
 この葉の形が琵琶に似ている事が名前の由来です。
 
センダン(栴檀)
 センダンは日本の本州(伊豆半島以西) 四国 九州 沖縄
 など比較的暖かい地域に自生します。
  葉が散り始めて実が目立ってきました。
  果実は約1∼2㎝の大きさで楕円形で10~12月頃に黄色く熟れだし
   冬が近づくにつれて葉が落ちて果実だけが枝に残ります。

 果実に多く含まれるサポニンと言う成分が人や犬などの動物には毒となり
 中毒症状を引き起こします。
 症状は軽いもので腹痛 嘔吐 ひどくなれば痙攣やショック症状が出て
 最悪死亡する事もあります。
 
ヤツデ(八つ手) ウコギ科 ヤツデ属  常緑低木
     原産地:日本  花色:白 開花期:11~12月  
     別名:テングノウチワ(天狗の団扇 )
     花ことば:分別 親しみ 健康 
晩秋に丸くまとまって咲く白い花は昆虫に蜜を供給し受粉する虫媒花である。
  葉はサポニンを含み去痰など薬効のある生薬にもなる。

 
  庭の花はマンリョウ(万両)
  ハボタン(葉牡丹)
  寒くなったので家の中に入れました。
  オリズルラン
  ハナキリンの花


 午後になって風が吹き始めました。上州名物の空っ風!です(`´)
    
からっ風とは
 山を超える際に温度、気圧ともに下がる事で空気中の水蒸気や雨や
 雪となって山に降るため山を越えて来た風は乾燥した状態になる。
 特に群馬県で冬に見られる北西風は「上州の空っ風」として有名で
「赤城おろし」とも呼ばれ群馬県の名物の一つにも数えられている
                         ウキペディアから 
かかあ天下とは
 群馬の名物を意味する「かかあ天下と空っ風」と言う言葉は
「かかあ天下」は男性が尻に敷かれると言う意味で使われる事が多いが
 明治時代に栄えた絹産業が群馬の女性に依存する部分が
 多かったことに由来するのです。
 上州の男が絹産業を支える自分の妻に感謝して「うちの妻は天下一」と
 自慢する事から生まれた言葉です。


              
  
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運動公園で見つけたマツボックリ

2022-12-15 15:25:41 | お出かけ
12月11日
  運動公園入口近く
  東武鉄道各駅停車下り(中央前橋行き)の電車が通り過ぎて行きました!
  入口にあるヒマラヤスギ
  落ちている松ぼっくりもいくつかありそうです。

 ↓高い所ですでに落ちた松ぼっくりの下の部分が幾つか見えます。
          木に残った尖った 果軸いつまでも残ります。
 
   足元に落下した種麟はヒマラヤスギの周りに大量に落ちていて
    大きいもので幅5cmになるものもあるという事です。
 一個のマツボックリを分解すると麟片の数は215枚にもなるそうです。
 麟片と雄花が重なっていてキノコみたいです(笑)
  びっくりするほど沢山落ちています。
 
シダーローズ
熟すと花から麟片が外れパラパラと散っていきます。
最後にバラの様な形の先端だけがポロッと落ちる物がシダーローズです。

ここに落ちていた松ぼっくりで直径5cm位です。
これがシダーローズかなと思い拾ってきたのですが。。。


 桐生市民体育館(桐生ガススポーツセンター)
  令和3年1月8日に新市民体育館を開館しました。
  新市民体育館ネーミングライツ契約を締結で愛称が付いた。
  と言う事で 建て替えられてから初めて来ました。 
  古い建物は無くなっていて広々とした駐車場がありました!
   しばらく来ない内に風景が変っていました(゚д゚)!

 球場の横でボランティアの方でしょうか
 大勢の人達が落ち葉拾いをしていた様で沢山のゴミ袋がありました。
  ご苦労様です(__) おかげ様で気持ちの良い散歩ができます!


 ↓こちらは球場裏の松ぼっくりです。

     足元には雄花が沢山落ちていましたが
     松ぼっくりはまだ落ちる気配はなさそうです。

 
 野球場 小倉クラッチ・スタジアム
 こちらもネーミングライツ契約を締結で愛称が付いたのでしょう。

 ナイター設備もあります。
 今日は野球の試合があるようで歓声やアナウンスの声が聞こえていました。
  
 球場廻りの紅葉が綺麗でした。
 



 ↓この奥が弓道場の建物  サザンカが綺麗でした!
 帰り際に東武鉄道の急行電車上りが通過 スカイツリー駅まで
    色々な花色のサザンカも沢山ありました♡


  
   色々な発見が?あって
   シダーローズも一個だけ拾えましたし(´∀`*)ウフフ
   
コメント (2)
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散歩(12/11)

2022-12-14 14:04:13 | 散歩(花)
12月11日 日曜日
 今日もいい天気で久しぶりに市の運動公園に行ってきました。
   公園の駐車場に車を止めて近くを散策してみました。
   まだ色々な花が咲いています。
  道の傍に草花が咲いていて  オニノゲシ?と思いましたが。。。
  棘があまり無さそうなのでノゲシ(野芥子)かと。。

 ニゲラ 
  科名/属名:キンポウゲ科 クロタネソウ属  
  原産地:地中海沿岸 西アジア  開花期:5~7月 草丈:40∼90㎝
  和名:黒種草   花ことば:戸惑い 夢で逢えたら
 草丈40∼90cm程の繊細な細い茎が伸びて枝分かれしその先に
 3~5cmの花を一輪咲かせます。
  花は細かく裂けたような柔らかい葉に覆われて
  青 紫 白色をした花びらに見える萼を包み込むように咲きます。
  花びらの様な萼が散ると花はバルーン状に膨らんで
  角の様な突起もユニークで形を楽しめる植物です。
 
     ガクが散りバルーン状に膨らんだニゲラの実は
       ドライフラワーとしても楽しめます。

   ニゲラは花姿がユニークで大好きな花ですが
      この時期に咲いているのを見たのは初めてです(?_?)


 道端に咲いていたこの花の名前が判りません?
   花は1cm弱の小さな花です。草丈は150cm程でしょうか。
 調べて見ると「ペラペラヨメナ」とか「ゲンペイコギク 」
       「エリゲロン」など色々??
  ただ花色が白から淡紅色に変わるとありますが
  ここの花は白色一色です。花期は夏から秋とありました。
  


     花の名前をご存知の方教えて頂けると幸いです。

        この後運動公園内を歩いて見ました。
        ここにもヒマラヤ杉が沢山ありました。
        すでに落ちたマツボックリもありました! 次回で
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